表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/350

生徒会長の時だけは完璧超人の姉がいるのだが

湿布はってから、先生とグランドに戻るとサッカーは無法状態と化していた。

ボール3つ使用。

両軍キーパー無し。

一部ラグビールール採用。。

すげぇ楽しげ。

手前でボールジャージん中に抱えて走ってんのコマッちゃんだ。

あ、向こうで豪ちゃんがシュートした、ボール2つ一緒に。

「おまえらぁ〜」

体育の先生が怒鳴って乱入。

みんな逃亡、鬼ごっこ。

うん、そうなるね。

「タカッちゃんもう平気なん?」

僕の横にはアッくんが立っていた。

「これで、マッチし!」

僕は湿布を指さした。

アッくんが笑ってくれた。

その後、芝生の上に体育座りさせられて、体育教師の説教がチャイムが鳴るまで続いた。

体育終わったら、可及的速やかに制服ズボンに着替える。

ベルト必須。

更衣室で、あまり長時間下をジャージのままでいると、僕等背の順表彰台独占トリオくらいになると、解剖の危険がおとずれる可能性が増大するのだ。

危機を脱っし2年3組に戻ると、完璧超人姉がいた。

「太賀…氏くん、心配したよ、大丈夫?」

と姉ちゃんは僕の、おでこの湿布を指でなぞった。

「大丈夫だから」

「じゃ、お姉ちゃんいくからね。みんな太賀氏くをお願いね」

小さく手を振り、颯爽と退場。

クラスの一軍女子から、一軍イケメンに、どんよりおたく&腐女子、更に持てないさんやら持てないくんたちまで、ため息をもらす。

だまされてっぞお前ら。

あれは生徒会長っていう擬態だから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ