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ただ次の居場所探して、フラフラしとっただけなんだが

あぁ、図書室はダメだなぁ。

部室はババァ先生から鍵借りなきゃならんから……飼育園いくべ。

ん、部活で撮るのん決めよ。

コケコケコッコ家御一統様とかな。

階段降りる。

図書室は最上階さ、降りでがあるある。

下駄箱で靴履いてたら、ハッシーと会った。

「なんでいるん?」

「図書室が満杯で居らんなかった。ハッシーは?」

「職員室に落とし物届けに来た。そっか図書室だめか」

モバイル出して何かしながらハッシー。

「んで、どこ行くんよ。靴なんか履いて」

「飼育園に、今日部活で撮るコッコ家の選定にねぇ」

「俺もいくは。皆にグループで今日は飼育園て送っといたい」

靴に履き替えてハッシーも一緒に昇降口から外。

「わんわ見てかねぇ?」

返事するより先に、ハッシーが旧校舎のほうへズルペタズルペタ歩いてく。

「あ、わんわも動物だわな」

僕も追っかけた。

わんわは、学校で飼ってる犬なんだ。

種類は柴犬。

黒い毛で、耳が立って、尻尾かクリンと上を向いてる。

情操教育がなんだかんだで、じぃさん先生が保健所やら動物病院やら巡って学校で飼えるようんなった犬。

いつも旧校舎の向こう、物置と裏門の近くに、長くなる伸縮自在のリードでつながれてる。

最大行動半径は8から9mくらいかな。

あれ10mだったかな?

犬小屋前でベターと長く成って、わんわは日向ぼっこ中の御様子。

エサ皿や水の皿んとこに、カラスが水飲みに来てても知らん顔。

これはいつもの事。

もう、カラスが水飲みに来ようが、三毛子さんエサをちょろまかしに来ようが無関心。

それで裏門守る番犬ですかい?

「おぉ、わんわ撮るべかなぁ」

ハッシーが、長くなってるわんわにまたがるようにしゃがんで、頭をぐしゃぐしゃに撫でる。

迷惑そうに閉じていた目を開けるけど、変化それだけ。

あ、変化、水飲みに来てたカラスが舞い上がったな。

ハッシーが近づいたからな。

少し上を羽ばたきながらカーカー鳴いとる。

で、で急降下。

あ、僕もされたことある。

「ハッシー!」

カラスの脚爪クロー攻撃だ。

ハッシーが急に頭を上げちゃった。

逆交換。

カラスがハッシーに体当りしちゃった。

えェー!

何だよまたぁ!

今度はハッシーの頭が、ハッシーの頭が、サイズそのままで、カラスの頭になっちゃってる!?

おまけにわんわが巨大化して馬みたくハッシーのっけてグルグル唸ってんですが!

その上ハッシーの右手に嫌な感じの輝く物が。

クリーチャースレイ・ビートの装備まんまな刃のソード!

気がつくと周り暗いし、見上げると、何か写真雑誌で見た、井戸の底から撮った写真見たくポッちり青空が見えるんだが。

今、メファシェハおらんし!

どうするどうする!

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