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女の子として

白馬に乗った王子様――。

 そんな妄想は女の子なら誰しも一度は夢見たことがるともう。 

 でも、現実は甘くない。

 王子様のようにかっこい異性も、王子様のように環境に、恵まれている異性なんて探してもそうそうない物だ。

 かっこいも恵まれた環境も人それぞれ認識が違うし、求めている異性のタイプも女の子によって大きく違う。

 つまるところ、ほとんどの女の子にとって白馬に乗った王子様は心の中にいるのだ。

 だから、異性なら誰でも誰かの王子様になりえる。

 例え何かに恵まれていない異性でも、その人を好きな女の子から見れば立派な王子様。

 自分が相手が大好きなら悪い所を含めてチャームポイント。

 こう聞くとダメな異性に騙される典型敵女性に思えるかもしれないけど。

 本当に好きなると自分でも抑えが効かないのだ。

 愛する事は決して間違っていないけど。

 悪いところまでつい愛してしまうのは女性に性ともいえる事だ。

 そんな私も例にもれず王子様を求めていた。

 人間でいうところの16歳ぐらいの年齢である私だって王子様に出会いたかった。

 でも、今まで故郷の魔人界にも人間界にもいなかった。

 そして最後のご主人様――。


 魔法を使って見透かした心は――。


 恋の心で一杯だった――。


 私は嬉しくなった見透かした心は澄み渡りとても綺麗な心。


 その澄んだ心に泳ぐよう浮ぶ恋心――。


 ただ、純粋に私への好意でできた恋の心――。


 初対面の私と結婚を本気でしたい思うほどその男の子は私に恋をしていた。


 最後のご主人様は可愛らしい小動物を思わせる男の子。

 男性は顔ではないけど、私好みの顔で優し気な印象を受ける。

 私の胸に暖かい物を感じた。

 魔法がかかった目で見なくても分かる。

 最後のご主人様と同じになってしまったのだ。


 「――よろしくお願いします。私の旦那様」


 私は彼の差し出した手を取り返答を返す。

 その言葉自然と私の内から出た物で一切の作為にはない。

 私は彼に惹かれていた。

 ずるいよ。

 心が綺麗で、可愛らしくて、私に本当に恋をしている男の子なんて、気にならないわけがない。

 

 「僕は青五空、よろしくピクティアさん」


 最後のご主人様は笑顔で答えた。

 私の目にかかった魔法は彼の心の状態を見透かす。

 彼の心は喜びで溢れかえる。

 つられて私も嬉しなくった。

 初対面の私を好きになってくれた彼の気持ちが本当に嬉しい。


 「あらためてよろしくお願いします。空さん」


 私は初めての彼氏を得た。

 その時、私は王子様と出会えた気がした。

 私を純粋に好きになてくれる私だけの王子様に――。

決して悪くないと思えるのに、まだまだ良くなれるが気がする・・・

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