プロローグ
恋とはなんだろう?
僕、青五空は考える。
恋心とはなんだろう?
僕は同じく考える。
恋と言えば、男と女または同性同士が、相手を好きなる状態。
その恋の症状として有名なのは心のドキドキ。
恋心はその延長線上にある物で、胸の一時のドキドキが相手を思いやり大事にする心に変わると言われている。
想い人の事を考えると特有の幸福感で満たされると経験者は語るけど。
僕は最初にこの話を聞いた時半信半疑で――。
いい過ぎな例えだといつも感じていた――。
確かに恋をしている人は生き生きとしているように見えるけど――。
そこまで生き生き出るのかが理解できなかった――。
だからこそ、僕は考えていた恋とは何だろう?
恋心とは何だろう?
恋した人を生き生きさせる幸福感とはどんな物なんだろう?
そしてそんな僕に芽生えた胸の病気かと思えるほどの高鳴りと暖かさ。
それは凄い突飛で誰が見てもあり得ない出会いで。
その出会いに僕は胸に心地よい異変を覚えた。
それは胸の高鳴り。
ドキドキとしか形容できない胸のドキドキは胸の芯から熱せられるように熱いのにとても心地よい。
僕はこれまで恋なんてしたことがないから。
僕の心を満たすこの気持ちが恋心かなんで分からないはずだけど。
何故か、これが胸の暖かい物が恋心だと確信してしまった。
分からないはずなのに何故かそう思えた。
もし仮に気づかなければ、ただの胸の異常と間違えてしまうほど。
僕と縁遠かった胸に芽生えたこの暖かい想いという異常。
僕が抱き続けた恋のかんする二つの疑問の回答。
僕はその場で――してしまった。
完全に胸の異常が引き起こした若気のいたりだと言える。
まだ若い部類に入る僕が言うセリフじゃないけど。
もっと僕が年を取っていたらもっと遠回しにいえたと思う。
今考えると、初対面の女性にいうセリフにしては少し重かったけど。
でも、彼女――ピクティアは笑って了解してくれた。
これが僕の初恋。
彼女は魅力的だけど文字道理不思議な女性だった。
そこが彼女の数えきれない魅力の一つ。
これは僕と彼女の物語――。
二人の愛の物語とこっぱずかしい事は言えないけど――。
僕は彼女と出会い恋人になった――。
僕たち二人の物語はそこから始まった――。
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