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八雲くんと夏目くんと、たまに誰かさん。その9。

八雲くんと夏目くんと、たまに誰かさん。その9。



あっこちゃん「ふふ♪」


八雲    「あっこちゃん、ごきげんだね」


あっこちゃん「この間のコミケで頒布した小説が完売したのよ~」


八雲    「へ、へぇ、すごいね。えーと、それはやっぱりB……L本だよね?」


あっこちゃん「そうよ。ってかあたしそれしか書けないもの」


八雲    「……俺も小説書いてるけど、あっこちゃんとはお話できない気がする」


あっこちゃん「え? 八雲ちゃんも小説書いてるの!? どんなの?」


八雲    「ファンタジーや推理ものやホラーや。でもいっつも夏目がつまらないって言うんだ!」


あっこちゃん「あ~。ナッくんは辛口そうだよね~。でも、あたしもファンタジーや推理ものやホラー書くよ!!」


八雲    「そうなの!? そっかー!」


夏目くん  「全部BLだろ」


あっこちゃん「そうだよ。それしか書けないって言ったじゃない」


八雲    「…………そっかー」


あっこちゃん「八雲ちゃん、どうしたの。悲しそうな顔して。あっ、でもあたし、ゲームは乙女ゲーが好きよ」


八雲    「BLじゃないんだ!」


あっこちゃん「うん。小説や漫画やアニメやドラマCDはBLが好きだけどね。ゲームは乙女ゲー」


八雲    「俺もギャルゲー好きだよ! 乙女ゲーかぁ~。やっぱり女の子だね!」


あっこちゃん「乙女ゲーのシチュエーションが創作で使えるのが多いのよ。勉強になるわ」


夏目くん  「BLのな」


八雲    「あー……」


八雲くんはまだ少しBLに対して複雑なようです。そして夏目くんは今回BLしか言ってない……。


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