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これって異世界転生⁉︎-お前ドコ中世や-

作者: からし

友情、勇気、そして成長をテーマにしたこの物語は、異世界での冒険と試練が織り成す感動のストーリー。新たな仲間との出会い、数々の戦いを通じて、一郎は真の勇者へと成長していく。果たして彼は、自らの力を信じ、仲間を守ることができるのか?


あなたも共にこの新しい世界を旅しませんか?

私は平凡な高校生、佐藤一郎。

ある日、学校帰りに不運にもトラックに轢かれてしまった。

目を閉じた瞬間、次に目を開けたのは、まったく知らない草原の真ん中だった。

周囲には見知らぬ言語が飛び交い、装飾的な衣装を身に纏った人々が行き交っている。


「お前、ドコ中世や!」


思わず声を上げると、その瞬間、周囲の視線が集まった。目の前には、金髪の美少女が立っていた。彼女は困惑した表情を浮かべ、私の言葉を理解している様子だった。


「異世界に召喚されたのだ。あなたが特別な力を持っている者だと聞いています。」

彼女は言った。


「特別な力って…まさか魔法とか?俺、普通の高校生だぞ!」


彼女は思わず微笑み、私の手を取った。

「あなたは選ばれた者なのです。私が導きます。まずは王国へ行きましょう。」


そのまま彼女に連れられ、私は異世界の冒険が始まると言われた王国へ向かうことになった。途中、様々な魔物と戦うことになり、少しずつ自分の力に気づいていく。


魔法の使い方、剣の扱い方、仲間との絆が生まれていく中で、私の日常が少しずつ変わっていくのを感じていた。


王国に至った私は、そこで新たな仲間たちと出会うことになる。

傭兵のアリス、賢者のルカ、弓の名手のエリナ。そして、彼らに助けられながら、悪の魔王が目覚めつつあるという噂を耳にする。


「魔王?俺は普通の高校生だから、こういうのは無理だよ…」私が尻込みすると、アリスが笑みを浮かべて言った。


「お前、今は勇者だぜ!」


その言葉に勇気をもらい、私は仲間と共に冒険を続けることを決意した。

果たして、どんな運命が待っているのか。

そして、魔王との対決は待ち受けているのか…。私の異世界での物語は始まったばかりだった。


王国での生活が少しずつ馴染んできた時、私たちの冒険は新たな局面を迎えることになる。ある晩、宿屋での食事中、村人からの話を耳にした。


「最近、周辺の村で神出鬼没な魔物が現れて、人々を襲っているらしい…。噂では、魔王が復活しようとしているって。」


アリスの眉が寄った。「それは私たちが早めに対策を講じなければならないサインだ。魔王が復活する前に、彼の手下を討たなければならない。」


「だけど、俺たちだけでそんなことできるのか?」私は不安を隠しきれなかった。


ルカが静かに言った。「君には特別な力が宿っている。それを使えば、きっと乗り越えられる。そして、私たちがいる。共に戦おう。」


「いざとなったら、俺が前に出るから、しっかりついてこいよ!」エリナも笑顔を見せる。


気がつけば、私の心に勇気がみなぎっていた。「分かった!お前達と一緒なら、なんとかなる気がする。」


私たちは準備を整え、魔物が頻繁に現れる村へ向かう。道中、いくつもの試練に直面し、時には仲間の協力で乗り越えながら進んでいく。私も魔法の使い方を習得し、少しずつ力を強化していることを実感した。


村に到着すると、恐ろしい光景が広がっていた。数体の魔物が村を荒らし、村人たちは逃げ惑っている。私たちの出番だ。


「全員、戦闘準備!」アリスが指示を飛ばす。私も力を振り絞り、周囲に魔法の盾を展開する。

「お前ら、ドコ中世や!その程度の魔物、余裕だから!」


仲間たちがそれぞれの役割を果たし、見事に連携を取る。私の魔法で魔物を束縛し、アリスが剣で斬りつけ、ルカが魔法で援護。エリナも冷静に射撃して、魔物たちを確実に倒していく。


戦闘が終息したとき、村人たちが私たちに感謝の言葉をかけてきた。

「ありがとう、あなたたちのおかげで助かった!」


その言葉に心が温かくなった。

やがて、私たちの戦いがただの冒険でなく、この世界の人々を守る重要な役割であることを自覚していく。


村を救った後、私たちは情報を集め続けた。魔物の襲撃は続いており、どうやらその背後に魔王の意志があることが分かってきた。ある晩、キャンプでのことだった。


「このままだと、魔王が復活するのも時間の問題だな…」私は考え込んでいた。


「なぜそう思うの?」ルカが私を見つめる。


「俺たちが何もできずにいると、どんどん被害者が増える…」


アリスが私の言葉をフォローした。

「だから、私たちは動かなければならない。今こそ魔王の本拠地に向かうチャンスだ。」


私の心の中に決意が生まれた。

「分かった。行こう、俺たちならできる。」こうして、私たちは魔王の本拠地を目指すことに決めた。


壮大な城が視界に入った瞬間、緊張と興奮が同時に胸を駆け抜けた。ここが魔王が待つ場所だ。私たちは最後の確認をする。


「皆、ここからが本当の戦いだ。気を引き締めていこう。」


「安心しなさい。どんな危険が待ち受けていても、私たちが一緒なら怖くないわ。」

アリスが微笑み、勇気を与えてくれた。


全員が頷き、魔王の城へ一歩を踏み出した。運命は、今まさに動き出そうとしていた。


私たちが魔王の城の壮大な門をくぐった瞬間、静寂が辺りを包み込んだ。

どこからともなく、邪悪な気配が漂ってくる。心臓が高鳴り、緊張感が漂う中、私たちは一歩ずつ奥へ進んでいった。


「この城は異様な雰囲気だ…気をつけろ。」アリスが警戒を呼びかける。


城の廊下は長く、壁には奇妙な絵画が描かれていて、まるで過去の戦いの記録が残されているようだった。私の心の中には、不安と決意が交錯していた。


「これが魔王の力か…。圧倒的な悪の気が感じられる。」ルカが呟く。


時折、何かが動く気配を感じ、私たちは更に神経を尖らせた。進むごとに怖気づく者もいたが、エリナが言った。「恐怖を感じることは当然だ。でも、私たちがこのために集まったんだから、一緒に頑張ろう!」


その言葉に皆の心が鼓舞され、私たちは前進することができた。廊下の終わりには大きな扉が待ち受けていて、そこから微かに冷たい風が流れ込んでいた。


「ここが魔王の玉座の間だ。」

アリスが小声で言った。

「準備はいいか?」


私は小さく頷いた。

「やるしかないんだ。」


扉を開けると、そこには黒いオーラをまとった魔王が座っていた。

彼は不敵な笑みを浮かべ、その目が私たちを捉えた。


「ふむ、勇者たちか。ついに来たな。お前たちが私を倒すために集まったのか?」


その声は低いが、どこか不気味で、身体に震えをもたらした。

「お前、ドコ中世や。俺たちを舐めてんじゃねぇ!」


私が叫ぶと、魔王は笑い声をあげる。

「面白い。だが、勇者とは名ばかりだ。お前たちの力は、私には到底及ばない。」


私たちの意志は揺るがなかった。

仲間たちが一斉に攻撃の準備をする。


「みんな、行こう!」アリスが叫び、まずは前に出ていった。魔王の前に立ちふさがり、剣を振り下ろす。しかし、その刃は簡単に魔王のオーラに弾かれた。


「無駄だ、無駄。」魔王の声が響く。


次に、ルカが魔法を唱えた。

「火の矢よ、彼に直撃せよ!」炎の矢が魔王に向かって飛ぶ。

しかし、魔王は手を一振りして矢を消し去った。

「甘いな。」


一瞬の動きで魔王のオーラが私たちを包み込み、圧倒的な力が襲いかかってきた。

「があああ!」私たちは地面に叩きつけられた。


「耐えろ、みんな!」エリナが叫ぶ。

立ち上がろうとするが、魔王の力は強大だった。私は自分の内に宿る力を感じた。


「俺には、必ずできる!」と思い、目を閉じて内なる魔法の力を呼び起こす。

「自分を信じて、全てを受け入れろ!」


光が私の手のひらから立ち昇り、大きな魔法の球体が形成された。その瞬間、私の意識は仲間とつながり、彼らの力を感じ取った。


「みんなの力を借りる!一緒に、全力で魔王を倒す!」


私の魔法が頂点を迎え、みんなの力が一つにまとまった。その時、周囲に光が溢れ出し、魔王は驚愕の表情を浮かべた。

「なんだ、この力は!」


「行くぞ!」アリスが剣を高く掲げ、みんなが私の周りで士気を取り戻す。

「今こそ、私たちの友情と力を証明する時だ!」


私たちは息を合わせ、力を合わせて魔王に向かって突進した。

「全員、力を貸してくれ!」私が叫ぶと、仲間たちは応えた。

「うおおお!」


その瞬間、私たちの魔法と技が一体となって、巨大な光の渦が魔王に向かって放たれた。魔王のオーラが砕け、その力が覆いかぶさった。


「これが…お前たちの力か!だが、簡単には負けぬぞ!」


しかし、その声は次第に弱くなり、ついに魔王は地面に倒れ込んだ。

「ううう、なぜ…?」


魔王が消え去り、静寂が広がった。

私たちは信じられない思いで互いに顔を見合わせ、徐々に笑顔が広がった。

「やったぞ、みんな!」私が声を上げると、仲間たちも嬉しそうに笑い合った。


「勝てた…本当に勝てたんだ!」ルカが興奮の声をあげる。

「これで王国も救われる!」


アリスは私に近づき、感謝の言葉を贈った。「お前が勇気を出してくれたおかげで、私たちは勝利できた。ありがとう、一郎。」


「いや、みんなのおかげだ。」私は照れくさそうに言った。「仲間がいたから、ここまで来れたんだ。」


しかし、その喜びも束の間、王国の人々のためにはまだやるべきことが残っていた。

魔王が倒れたことで、彼の配下たちが勝手に行動を始める恐れがある。


「私たちにはまだ、この異世界を守る使命がある。」皆は、決意を新たに言った。

「これからも、共に冒険し、この世界をもっと良い場所にしていこう!」エリナが笑顔で叫ぶ。


「お前らドコ中世や!」


こうして、私たちの異世界での冒険は新たな始まりを迎えるのだった。


読んで頂きありがとうございます

一気に書いてしまった為、雑な部分等があると思います。もう少しゆっくり書けばよかったなぁ

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