83話 動乱へ③
端末も確認、表示は正常。
しかしこの近辺以外は妙な表示になっている。妨害魔力の干渉がそういう表示になってる?
正常に表示されてる中に、他の端末の表示は無い。他の装置の所にも向かう必要あり、か。
狙撃も結構撃たせたりで、かなり派手な動きになってしまった。既に存在は気付かれていると見るべき。
これで通じるはずだ、と通信機に向けて確かめる。
「ニエトン、聞こえるか?」
「姐さん! 通信復旧したんですね!」
「多分部分的にだがな。
手短に。掴んだ情報はあるか?」
「情報庫より2点。
この数日間に制圧した拠点の数箇所から、不審な魔法道具が押収され、調査に回したと。
別途、上位権限の情報庫より、開発所にて魔法道具の盗難があったと。」
「なんだそれ、つまり鈍色仮面が盗んだ、と?」
「おそらく。調査側の回答は出てないけど、窃盗情報では領域兵器という記述が。」
「その話もっと早く見つけれなかった!?」
「仕方ないでしょう、直近でそんな事なってるなんて思いも!
それにこれ、見れば明らかなのに別の場所に情報が置かれてて、関連付けもされてない。不始末の誤魔化しが入ってるかと。」
「…交戦に入る。」
追及したいのは山々だが、広域に広げていた探知に何かが触れる。
通信を切り、青紋刃の武器であるレッグアーマーに魔力を走らせる。




