表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英傑活動の傍らで  作者: ふぃる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

109/109

109話 追走する既視感⑦

 英傑支給の捕縛道具のひとつ、耐魔の縄。

 使わないだろうと思いながらも義務として持っていたそれが、今は丁度いい。

 遠隔操作の二輪車に大きく弾き飛ばされた赤霧の鎧を、立ち上がる前に縛り上げる。

 2度の追撃と牽引で、赤霧の鎧を舞台の外、隙間の路地へと引きずり下ろす。



 それでも抵抗する赤霧の鎧。けどここまで追い詰めた以上、逃す訳が無い。

 胸元を踏みつけ地に制圧しながら、問う。

「ここなら誰にも見られん。全部話せ。」

 尚も無言の抵抗を続ける赤霧の鎧。

「…聞き方を変えよう。お前のバックにいるのは誰だ?

 大方誰かの指金だろう。公認の破壊行為は楽しかったか?」



 そう、似ていた。かつて追ってた敵、エクスプローダーに。

 報道傾向も、派手さに対する実害の少なさも。

 恐らくこいつの活動も、誰かに命じられたものだろう。


 けど違う所としては、エクスプローダーの時は、「英傑」を浸透させる為の敵、それを際立たせる為のものだった。

 じゃあこいつは何だ? こいつの破壊行動やその報道には何の意味があった?

 少なくともこいつはエクスプローダーと違って、破壊を楽しむ事での利害一致には見えない。何らかの理由があって動かされている、そういう印象だ。

 そんな奴を起用してまでの報道操作…目的はこいつの報道そのものではない? 副次的な操作?

 ……鈍色仮面の印象の誤魔化し?


 そういう視点で情報を追った事は無かったから憶測の面は強い。けどその憶測を阻む要素が思い当たらない。

 あれだけ「敵」だとし続けた鈍色仮面を、急に扱いを魔逆に変えた?

 あの人数が隠れられるような場所を、英傑全体が見逃していた? 下手すりゃ昔の路地裏から失踪した10年近くも?

 そういえば魔法道具の盗難が隠蔽されてるような事もあった。無関係とは思えない。


 ……こいつもその影響下だというのなら、それは敵として詰問するよりも。

「…事情があるなら話せ。事と次第によっては、力を貸せ。」


(進行の都合で一時的にこちらは更新休止 他方の進行により再開予定)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ