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英傑活動の傍らで  作者: ふぃる


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104/109

104話 追走する既視感②

「どういう事ですか、説明してください。 前線一人でなんて。」

 そう詰め寄ってきたのは、ニエトンだった。

「順を追って話すから離せ。時間が無い。」

 出撃準備しながら、言葉を続ける。


「通信で聞いたろ、標的は例の赤霧の鎧だ。

 集団での機動力で追い付くのはおそらく無理だ。今回はそれぞれ個別行動で動く。」

「でもそれじゃ、追い付いても制圧なんて──」

「それに、まだした事無いだろ、チェイス戦。」

「そりゃあ昔はやってたって聞いたけど、僕が入ってからは全然無かったし。」

「『ダーティ・ホイール』の運用形態が変わって、やらない方針になったからな。

 5人は標的を囲うよう追走、逃走しようとした時に待つ形で対応を。」


 そしてガレージへ向かう途中、背後からトゥワンの声も聞こえる。

「大丈夫だ、リーダーなら。」

「でも──」

「あえて言うなら、近くで見れないのが残念だな。最古参のライダーの走りを。」

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