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100話 そして触れる第三勢力①
資料を自室に持ち込み、赤霧の鎧の情報を洗う。
情報源は連日刊行されていた報道誌の束、そして状況が落ち着いてやっと公式に届いた資料。
それらを複合させて、時系列の頭から。
改めて、事の始まりの時。
鈍色仮面の襲撃に乗じるような形で初の目撃情報。
その日は南門地区の塔に向かい、最高位騎士の一角であるミツキを打ち倒し、そこで行方をくらました。
その移動の過程で、建物に多大なる傷跡を残す。
次は2日後、東門地区。
同様に建物に傷跡を多く残しながら移動、現地の英傑の追走を撒いてまたも姿をくらます。
以降は細かい違いこそあれど、一貫して同様の行動。直近は昨日で8回目、南西地区での出没。
ダーティ・ホイールの分隊のサティ隊も1度その出動要請を受けたが、現着した時には既に去った後だったという。
場所は転々と…いや、逆に見れば地区単位で被らず。中央地区を除く8地区全てで記録がある。
素直に考えるなら、次はこの中央地区、現れるのは明日もしくは明後日。
…今からでも、多少の備えならできるか…?




