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伝説のバンドの前奏曲

♪~♪♪~♪~♪♪~♪~♪♪~♪~♪♪~♪~♪


さて、やって参りました異世界に!

大きな街の近くの木陰に飛ばされたようです。

「さてと、街に向かう前に能力(スキル)の確認をしてみますか」


自分の能力を表示しようと意識を向けると


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ヒメカ 16歳

職業 バンドマン Lv.1

種族 人間

EP 1000

スキル

・酒

・タバコ

・ロック

・エリサーナの加護

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これは、、、なに?」


目の前に出てきたウィンドウを見て呟いた。


「意味が分から、、、いや、なんとなく分かるかな」


名前 ヒメカ 16歳


バンドで使ってた私の名前、、、年齢が若返ってる(嬉)。


職業

バンドマン、、、レベル1、、、20年以上楽器の練習してたんだし、レベルは100くらいでも良いのに。それに女子でもバンドマンってこれいかに?せめて「ミュージシャン」とかにしてよね。


これはお酒を作るスキルらしい。打ち上げには必須だし私も大好き(酒豪)だからめっちゃ嬉しい。この世界で酒屋を始めれば生きていくのに困らないのかも、、、


タバコ

タバコを作る、、、のかな?タバコは吸わないのに。

バンドとお酒とタバコがセットっていつの時代よ?


あれ?タバコとお酒を売る店を作れば生涯安泰じゃない?

でも、それってタバコ屋のおばあちゃんじゃん!それはまだ早い!

しかも私の使命はこの異世界で布教することだった!


ロック

・楽器手配・鑑定

・収納

・音響効果


「ん~、、、楽器手配。ポチっとね♪」


すると楽器の種類別に一覧が出てきた。


「ギター、ベース、ピアノ、弦楽器、管楽器、打楽器、、、etc.etc...」


ギターを押したらエレキギター、アコースティックギター、クラシックギターなど。ピアノを押したらグランドピアノからオルガン、シンセサイザー、チェンバロまでも。某楽器通販サイトより充実してる気がする。EPを使って購入できるらしい。


(ギブ◯ンもフ◯ンダーもマー◯ャル、、、ヤ◯ハもパ◯ルも、、、バイオリンならストラディヴァリウスまであるじゃない、、、必要EPが足りないから高いのは買えないわね、、、EPって何の略だろう?)


ウィンドウをスクロールしていくと『魔楽器』というジャンルを見つけた。

確認してみると音に合わせた魔法が撃てるらしい。


「あらやだファンタジー!!」


試してみたいが現状をまだ把握しきれていないので『閉じる』ボタンを押してウィンドウを消した。


収納はドラ○もんのポケットみたいに何でも出し入れできる便利なスキル。


音響効果は音質を変化させたりエコーを掛けたり。さらには音を遠くまで届けたり、逆に範囲を絞って聞かせる人を選んだりできるらしい。


そして最後のスキル『エリサーナの加護』をチェックしてみる。

・偶像作成

・無病息災

・言語理解

・聖なる歌声


偶像作成をポチッとしたらエリサーナ様の木彫りの像が出てきた。

「クオリティ高っ!これを配って布教しろってことね」


無病息災は病や毒に強くなり災いを遠ざけるらしい。


言語理解はこの異世界の全ての言語を理解し会話することができる。


聖なる歌声は歌を聞いてる人にヒーリング効果が発生するそうだ。


「ふむふむ、お酒とタバコを売るお店を開いて安く売り、エリサーナ様の人形を渡せば布教はできそうね。でもそれじゃ私がおばあちゃんになっても1万人の合唱隊は作れそうにないわね。どうしましょ?」


魔楽器を使ってモンスターをなぎ倒す冒険者?

収納を使って運送業?

地球の知識を利用して発明家?


便利なスキルが多すぎて何をすべきか決まらない。


「よしっ!とりあえず街に行こう!」


私は問題を棚上げしてみることにした。


♪~♪♪~♪~♪♪~♪~♪♪~♪~♪♪~♪~♪

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