伝説のバンドの狂詩曲
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アネットが呼んでくれた衛兵さんが盗賊団の捕縛と事情聴取が行われた。
盗賊団は奴隷落ちとなったそうだ。
そしてオルトロ君は構成員の末端で街での犯罪歴もなく大岡裁判により無罪放免
後日、オルトロ君とフリーダが揃って頭を下げにきた。
「すいませんでした!そしてありがとうございました!!!」
・・
フリーダは預けていたクラシックギターを差し出してきた。
・・・・・・・
「フリーダ、約束したよね。私の期待以上の演奏を見せてくれるって。嘘だったの?」
・
「それなら今ここで弾いてちょうだい!」
・・・
ギターを構え、奏で始める。
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鳥肌が立った。
音の一つ一つが綺麗に響いている。
フリーダは身体が大きいが手も大きいため弦を押さえる指がしっかりと立ち、不要な弦に触れないためにお手本のように音が伸びている。
(声は小っちゃいんだけどね。)
近くにいたパメラがフリーダに合わせて鍵盤ハーモニカを弾きだす。
私も仲間はずれは嫌なのでバイオリンで混ぜてもらう。
変な三重奏だけど楽しい。
このまま暫くセッションが続くと思われたが、突然フリーダのギターが止まった。
「どうしたの?」
・・・
パメラはにこりと微笑んだ
「納得できるまで弾けばいいと思うわ。だいたいギター振り回したのもヒメカとオルトロ君を守るためなんでしょ?エリサーナ様もきっと応援してくれるわよ!」
「フリーダ、パメラ、貴女たち、、、ロックね!」
私は二人に『ロックとは何ぞや』を語りながら夜は更けていった。
なお、オルトロ君は途中で帰ったらしい。
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ありがとうございました。
今回の更新はここまでです。
☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただけると執筆速度が爆上がりすると思われ、、、
よろしくお願いします。




