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第四話 決断

 小学生6年生のころ、1年生の子に読み聞かせをする授業があったんだけど、そこで僕は「たこ焼きマントマン」という絵本を「〇〇〇〇〇〇〇マン」という一種の替え歌チックで創作チックな感じで改変して読み聞かせしたんですが、先生にそれはもう亀もひっくり返るくらい怒られました。

 今思うと結構やばかった!!!!!!!! ごめんなさい!!!!!!!!

 決断。

 肉を切らせてケツを断つ。

 ケラケラケツ毛の魔法少女♂の俺には、けっこうお似合いの言葉じゃねーか。なあ、おまえもそう思うだろ? 外側(アウトサイド)小守受(ホーンベイビィ)さんよ。


 あん? 俺か? 俺は照焼(てりやき)っつーんだ。平良併置埜飢廼(たいらへいちのうえの)中学校で、魔法少女♂をやってるゼルシャリウスってやつの親友だ。

 ある日、俺は空飛ぶブリーフに出会ったんだ。


「君は……運命を信じるかね?」

「信じない。俺は俺だから」


 その時、俺の身体が光に包まれた。俺の体に力が沸き上がる!

 このとき、俺は直感した。

 俺もゼルシャリウスと同じように、魔法少女♂になったんだってよ。


 実はこの出会い、偶然ではなかったんだ。

 ゼルシャリウスが魔法少女をやめようとしていたとき、それを阻止しようと先輩魔法少女♂、おかま野郎の杉浦千杯(ちはい)こと熊之助がゼルシャリウスを攻撃した。


 このままではあいつの命が危ない。親友である俺はゼルシャリウスを助けるため、ブリフリーのもとに近寄った!




鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺鵺(場面わけの仕切りです)





照焼(てりやき)「ケラケラケツ毛!!!!!!!!!!!!!」


 照焼(てりやき)の体が再び光に包まれる!!!!!!!!!照焼(てりやき)あっというまに魔法少女♂になった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!サイドテール!!!!!すごい!?!!!!!!!!!!!


照焼(てりやき)「で、今に至るってわけよ!」


ゼルシャリウス「いや、ブリフリーずっと千杯(ちはい)の近くにいたし、そんなヒマなかっただろ(詳しくは、第三話『顎破』を見てね)」


照焼(てりやき)「うるせええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




 学校が燃えた!!!!??!??!??!!!??!???



 照焼(てりやき)の大声は大きくてすごい。その温度は9999999999999度を超えている。


 その大声が大きくて、だから照焼(てりやき)は大声を出すと照

焼の大声のせいで照焼(てりやき)ののどとか舌は照焼(てりやき)の99999999999999℃の大声によって焼かれる。



照焼(てりやき)「あっっちいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!! あちい!!!!! あちい!!!! あちすぎ本官!!!!!!!!! アチアチ本官!!!!!!!!!!!!!!」



 照焼(てりやき)熱すぎてゼルシャリウスに目で助け求めた!!!!!!!!


 ゼルシャリウスうなずく!!!!!!


ゼルシャリウス「うん……わかった。ここはおまえに任せる…………。本当に……すまなかった…………」



 ゼルシャリウス燃えてる学校の五階から走って飛び降りた!!!!!!!!!! その勇姿は翌日新聞でちょこっと紹介された。



照焼(てりやき)「まてえっ! 待ってくれええええっ! ひとりにしないでええっ! ひとりにしないでくれえええええええっ!!!!!!!!!!!! 五百円!!!! 五百円あげるから!!!!!!!! 馬券買っていいよお!!!!!!(快物フランチェン)!!!!!!!!!! だから助けて!!!!!! ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」




 ボロ……ボロ……


 ボロボロ…………


 照焼(てりやき)は灼熱の中、号泣していた。それは痛みによるものでもあり、熱さによるものでもあり、自分の愚かさを恥じたものでもあり、自分を見捨てた世界の非常さによるものでもあった。

 もちろんガッキーが結婚したからでもあった。



 その涙は幾千度の炎をも貫き、冷却した。




照焼(てりやき)「こ……この涙は…………」


 照焼(てりやき)は気づいていた。自分の能力、自分の真価は大声でも炎でもなく人に命を与える能力でもなく、涙。彼の属性は水だということに。



???「気づいたようだな。自分の意味に……忌みとするものに……」


照焼(てりやき)「だ

れ!?!??!?!??!!??!?!?!!?!?!?!!??!?!?!?!??!?!??!?!?!?!?!?!?!??」


???「たいやきくん」

照焼(てりやき)「照り焼きです」


 謎の人物が肘で照焼(てりやき)の襟を掴んだ!!!!!!!!!!



スカイ「僕の名前は(スカイ)。君と同じ魔法少女♂だ。法律上では僕の(ほう)が先輩ということになるのかな」


照焼(てりやき)「なんの法律だよ」


スカイ「刑法104条だよ」


 照焼(てりやき)はテリヤキ・ブックを取り出して六法全書のページを開けた!!!!!!!!


照焼(てりやき)「刑法104条……証拠隠滅罪じゃねえか」


スカイ「クッ……クク…………フハハハハハハ!!!!!!!! アハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!」


照焼(てりやき)「なんか誤魔化そうとすんな」



 スカイは半熟の卵焼きを見るような目で照焼(てりやき)を見た。


スカイ「君はケラケラケツ毛の能力を手に入れた。君の能力、その真価は涙……。幾千度もの太陽をも冷却する氷だということを忘れないでね」



照焼(てりやき)「?……忘れるもんかよんなこと。変なやつだな。おまえ。味方なのか? 敵なのか? あんたはだれなんだ」


スカイ「君の敵の敵さ。だけど共同戦線を張るつもりはない。正直に言うよ。僕はあいつに一度負けたからね。すごくビビってる」



照焼(てりやき)「ホント? がちぎれしたメイウェザーを前にしたときよりも怖い?????????」

スカイ「いや、たぶんメイウェザーの方がこわい」



 照焼(てりやき)は右手を鼻の穴に突っ込み、ちんちん丸出しでガニマタステップを踏んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!えっち!!!!!!!!!!!!!


(てり)yaki「やーい!!!!!!!ざこぉーーーー!?!!??!?!ざぁ~~~こぅおぅお~~!!!!!!!!!!!!!! メイウェザーに負けるざこおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!! やーいやーい!!!!!!!!!!」



スカイ「もう一度言う。魔法少女♂杉浦熊乃助はめっちゃつよい。多分僕が今まで見た魔法少女♂の中でも一番強い」


照焼(てりやき)「へっ、くだらねえ。そんなの俺がぶったおしてやる。ゼルシャリウスのためだ」


スカイ「どうだかね。顎破道も学んでいない君には、無理だと思うけどね。さあ、もうおしゃべりしている暇はないよ。最強さんがおりから出てくる……。僕はこの変で失礼させてもらうよ」


放送禁止用語規制(テレポーテーション)』!!!!!!!!!!



 スカイの姿が消えた!!!!!!!!!!!!!!!!!




 照焼(てりやき)の涙でちょっと炎が消えて、煙の中から千杯が出てくる。

 その姿はもう今までとは違う……魔法少女♂熊乃助だった。


 それを見て、照焼(てりやき)膝落とす!!!!!!!!!!


照焼(てりやき)「か……勝てねえ……へへ、勝てるわけねーぜ……。こ、こんなやつがこの世に存在し……したなんて……。は……はは。お……おれとは……全然……あ……顎力が違いすぎる…………」


 照焼(てりやき)の涙はすでに枯れていた。


 照焼(てりやき)ピンチ!!!!!!!!!!!!頑張って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


照焼(てりやき)「た……戦うのかよ……こいつと…………。わりい、ゼルシャリウス、篇愚院(ペングイン)自転車男都(チャリオッツ)、無理そうだ……」


熊乃助「いいえ……あなたとは戦わないわ」


照焼(てりやき)「えっ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」


熊乃助「私があなたを(なぶ)っても、何の意味もないもの」


照焼(てりやき)「えっ1?!?!?!?!??!? 男女男!?!?!?!? 嬲嬲女だんじょだんだんじょだんじょってヤツ!?!?!?!?!??!? ありえねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」


 この時照焼(てりやき)に芽生えた感情は、とても奇妙なものであった。どれぐらい奇妙かっていうと、世にも奇妙な物語くらい奇妙。絶妙に奇妙。微妙にキムチ。


照焼(てりやき)「キムチはためると味覚がおかしくなるのでおススメできない。だって味覚が壊れるから。個人的にはあまり好きではないけれど、ほっともっとの()()()()()()弁当に入ってるから()()()()()()食べてる。しょうが焼きだけど、しょうがなく」


熊乃助「う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっわ!!!!!!!!!!

 さっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっむ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 空気が寒くなってしまった。しかしこれは、実はただの寒いおやじギャグではない。なんと、照焼(てりやき)の戦略なのだ!!!!!!!!!!!


照焼(てりやき)「こおれええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」


ビギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!チュドーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!


 照焼(てりやき)の涙がめっちゃ冷たくて熊乃助の体が、凍ったァッ!!!!!!!!!!


照焼(てりやき)「いけええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!

!!!!」


 めっちゃ凍るぞ!!!!!!まだまだ凍るぞ!!!!!



ナレーター(↓だれ!?!?!)「説明しよう!!!!! 照焼(てりやき)の能力は涙。涙で炎の空間を寒くして、熊乃助を凍らせる作戦だったのだ!!!!!!!! おやじギャグはそれを気づかれないための策!!!!!! 照焼(てりやき)すごい!!!!!!!!!!!!!!」


熊乃助「う

 わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン(凍った)


熊乃助「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 熊乃助の体凍ってしまった!!!!!熊乃助ピンチ!!!!!!!!

 ちなみに、熊乃助の魔法少女♂のイメージカラーは黄色だ。



照焼(てりやき)「勝った…………おれ、かったよぉ………………うう……うう……」


 照焼(てりやき)泣いているぞ!!!悲しいのか!!!!?!?!??

 いや、違う。これは純粋な悲しみではない。彼の精神は今、ひもじいのだ。そりゃそうじゃ(オーキド博士)


 多分こういう語りは三人称小説ではなく一人称小説でやった方がいいと思うので、ここに架空の主人公「阿部野タルカス」(普通の高校生、意外とモテるが自分は気づいていない。体重150kg)を召喚します。



花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花花



 焼けただれ、黒ずんだ校舎内に、ひとりの男の叫びがこだまする。

 僕はそれを、ただ黙って、聞いていることしかできない。

 大切な親友二人を失い、その仇を殺した彼は、いったいどのような世界を見ているのだろう。誰を憎み、何を想っているのだろう。姫宮にはもちろん、人殺しの僕にすら想像もつかないことだった。

 人殺しの、経験はあっても。

 仇打ちを、したことはないのだから。

 ましてや照焼(てりやき)は、たった昨日まで、死とよばれる摂理とは無縁だった人生なのだ。たったの、十三歳の少年なのだ。僕も今でこそこのような状況には多少慣れているところがあるけれど、九年前、はじめて人を殺した時には、恐ろしく身が震えた。

 あの時、姫宮の助けがなければ、死んでしまうのではないかと恐怖したくらい。

「それでも、私はたっくんのことが大好きだよ」

 それでも。

 それでも、彼女は僕に優しく接してくれた。その、愛情以外の感情を知らない、無垢な表情が。

 僕が何をしてもすべてを受け入れてくれるであろう、彼女の愛情そのものが。

 たまらなく怖かった。

 照焼(てりやき)に伸ばしかけていた手を、すんでのところで引っ込める。

 だからこそ。

 だからこそ、僕は。

 彼に、何もしてやることはできないのだ。




???「うるせえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


照焼(てりやき)「だれどす!?!?!?!?!??!?!??!(Oh!!! Japanese Geisha!!!! Akushu shite!!!!!)」


 突然学校の天井が崩れた!!!!!!

 照焼(てりやき)はなぜか壁に画鋲で貼りつけられていたぶりフリーをもって逃げる!!!!!!!


 どぉーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!(9回目)


 照焼(てりやき)が外に出た時には、すでに学校は崩壊していた。

 杉浦熊乃助――千杯(ちはい)の、氷漬けとなった肉体もろとも。


照焼(てりやき)「う…………」


 うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


 照焼(てりやき)が千杯に抱いていた尊敬の心も!!!!!!

 愛情も!!!!!

 憎しみも!!!!!!

 肉じゃがも!!!!!!!!


 すべて潰れた!!!!!!!!!!!(肉じゃがは1階の家庭科室だけど)


照焼(てりやき)()(はい)せんぱああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 余談だが、照焼(てりやき)は作中で一度も千杯(ちはい)の名を呼んだことはない。


 がれきが洪水みたいになって山から崩れていく!!!!!

 照焼(てりやき)急いで逃げたあああああ!!!


 がんばれ、てりやきいいいいいいいいいいい!!!!!!


阿部野タルカス「えっ、ちょっと待って、おいてかないでーーーーーー!! いやだよ死にたくナーーーーーい!!! 誰か助けてーーーーーー!!!!」


 それが彼の最後の言葉であった。



 照焼(てりやき)はグラウンドの端っこに逃げ、空を見上げる。

 夜の星空、そこに、巨大なシルエットが佇んでいた。



 それを遠くからゼルシャリウスが見ていた!!!!!!!

「あ、あれは!?!?!?!?!?!?!? まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



 照焼(てりやき)は右手のぶりフリーを見た。


ぶりフリー「間違いない、カプセル怪獣『殺すぞ』だ。見た目はゴジラのようだが、その強さは、もはやウルトラマン級といってもいい」


照焼(てりやき)「いいの? 悪いの? それ」


ぶりフリー「自分で考えろ!!!!!!!!」



 熊乃助は言っていた。照焼(てりやき)と戦うつもりはないと。


 それは、あの時すでに外にはこのカプセル怪獣がいたからだったんだ!!!!!!

 どうする!?!?!?!?!?!??!?みんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 願うことは、ほんの些細な幸せ――――


 自分の罪を償いながら、カプセル怪獣と戦う親友。

 氷の中を彷徨い、いつか目覚めることを信じて戦う師匠。

 闇の上で地上を見下ろし、自分のルールに従い傍観する青年。

 死んでいった仲間たちの思いが、胸の中で騒ぐ。


 さて、それであなたは、どうするのですか?



 生きること、息絶えること、笑うこと


 次回『運命を信じられますか』




 命、燃やすぜ!!!!!!!!!!!!!

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