Time:1 ハーティッヒ家の朝
初めまして、Floweyと言います!
今回初めて作品を公開しようと思い、なろうを始めることにしました♪
まだ文が拙いものですが、楽しんでいただければ幸いです。
このお話は、長く続けようと思っているので、次のお話も是非読んで貰えたら嬉しいです!
チクタク、チクタク、チクタク………
時計の音が響く夜の町で今日も彼らは動き始める
「おはよう、皆。今日もまた雪が降ってるわ!早く支度をして遊びましょうよ!」
小さな金髪の少女が椅子でくるくると回って遊びながらそう言った。
「こら、ジェシィ、椅子で遊ぶな。壊れるだろ」
となりの部屋から黒髪の青年が顔を覗かせ少女- ジェシィという名らしい -を叱る。
ジェシィは気にする素振りすらなく、外套と帽子をいそいそと着ようとしている。
が、どうも外套のボタンに手こずっているらしく、暫くボタンを止めようと躍起になっていた。
「アルシュお兄様、ボタン止めてくれるかしら。なかなか止められないの…」
ずっと青年- こちらはアルシュと言うようだ -を無視していたジェシィはとうとう堪えきれずアルシュに手を借りようとする。
「生憎今はご飯の支度をしている。後でだ。」
キッチンで慌ただしくアルシュは動き回っている。
ジェシィはそれを見て拗ねたように小声で呟く。
「アルシュお兄様の、意地悪…」
そう呟いてからちょっぴり調子に乗っちゃったな…とジェシィは小さく笑った。
それにしても今日は家が静かだ…
ふとジェシィは、アルシュお兄様以外の皆は何処だろう?と思った。
自分の姉兄達は何故こんなに賑やかにしていても出てこないのかしら…とも。
to be continue…
楽しんで頂けたでしょうか?
このように短いものを少しずつ出す予定なので、次が読みたいと思って頂けたなら、催促してくださっても全然OKなので、急かして貰えれば先もどんどん出していきます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!