ダジャレ系
一番簡単そうにみえるダジャレですが、ただ乱発するよりも効果的なフレーズをポイントでぶつけていった方がいいと思います。全編ダジャレの小説も、ありかもしれませんが、わりと読みづらいのではないかと思われます(まだ読んだことはないのですが)。
「鮭が酒を飲んだ」レベルでも、クオリティを重視しなければ、かまいませんが。もう少し言葉を選んで、まったく発音が同じ単語より、ギリギリ似てる言葉の方が面白いと思います。発音の違いによる無理矢理感が、笑いを誘うと感じられます。例を挙げると「クリケット」と「髪セット」、使い方は。
「クリケットしようぜ」
「じゃあムースとスケルトンブラシも必要だね」
「それは髪セット!」
似てる言葉でも「鬼ごっこ」だと明らかに別物だと思います。ここら辺はセンスの差で違ってくると思います。
ほかの手法では、とにかく単語の読み方、区切り方を変えてみることで、別の意味が浮上します。
元ネタはたぶん、『バカはサイレンで泣く』で発表されたと思います。
例を挙げると
「ス/ピーチってどんな桃?」
「ス/タイルって硬いの?」
「パワース/ポットってどんな水差し?」
外来語の音節の区切りを変えていくことで発見できます。
普通の日本語では「かしこまりました」→「菓子困りました」
というのを今日見つけました。
日本語を見たら、「別の意味があるのでは」と最初に疑ってかかるのがいいかもしれません。
類似物で「誤変換」というのも、この系統に入ると思われます。
私の拙作『日本史勉強してなかった俺が戦国時代にタイムスリップ』は、ほぼ誤変換ギャグで構成されています。
私の主観ですが、ダジャレはギャグの本流にはなりづらいので、ギャグをたくさん入れていく中のアクセントとして少し付け足す程度でいいと思います。