あなたを守る傘になると決めて…㉟三河武士な人々(4)
大久保彦左衛門が、部屋を出ていった後、大久保忠隣、大久保忠常とその妻、そして俺、豊臣秀頼の四人が残り、互いにどこか気まずい雰囲気で顔を見合わせていた。
「父上!ここは一つ、父上の方から頭を下げて、大叔父殿の機嫌を直して頂くより他はございませぬ」
こう真剣なまなざしで切り出したのは、大久保忠常だ。彼は、完全にへそを曲げて自分の屋敷に帰っていってしまった大久保彦左衛門の様子がきがかりなのだろう。顔を青くして頭を下げている。
そんな彼に対して、父親である大久保忠隣は、未だに不機嫌そうに顔をそむけて答えた。
「なぜ俺が彦左衛門に頭を下げねばならんのだ!あやつが偏屈すぎるのであろう!
それにあやつが自分の屋敷に帰るのが、なぜ問題なのだ!?」
「そ…それは…」
忠常が言葉を濁して俺の方にちらりと視線を向けたのは、どうやら俺には知られたくない理由があるのかもしれない。
俺がきょとんとした不思議そうな顔をしていると、その表情を見た忠常の妻が、再びとぼけたような調子で言った。
「そう言えば、右大臣様はご存じではないのですものね!あのことを…!」
「あのこと?」
「こらっ!それは!」
と、忠常は思わず横に座っている彼女の口を抑えたのだが、ここまで言われれば「あのこと」が何を示すのか興味がわかない方がおかしいというものだ。
俺がその話しの続きを期待するような視線を忠常に送ると、忠常はその視線から目をそらして、忠隣の方へと視線を向ける。
視線を向けられた忠隣は、ますます意固地になって、
「ふんっ!俺の知ったことか!!」
と、その口を閉ざしてしまったのだった。
――しかし…えらいことに巻き込まれてしまったな…これでは、友誼を深めるとか、それ以前の問題だぞ…
しかもその騒動の種が、俺の訪問であるというのだからたまったものではない。
このまましれっと引き下がれば、それこそ悪い印象ばかりを与えたままで終わってしまうであろう。
ここは何としても、大久保彦左衛門にその機嫌を直してもらい、俺が大久保家にとって敵ではなく、むしろ強い味方であることを理解してもらわねばならない。
しかも今日は夕方からは江戸城にて俺と千姫の歓待の饗応が催されるのだ。
それまでの時間…すなわち約一刻(二時間程度)の間で、決着をつけねばならないのである。
だが、加納城の亀姫にまで協力してもらった今回の一件だ。
――なんとしても乗り越えてみせる!!
と、俺は決意を新たにして瞳に力を入れたのだった。
…が、例え俺が気合いを入れ直したところで、わずかな時間で何をどうしたらよいのだろうか…
大久保彦左衛門という男は、見た所かなり頑固で、一度決めたことは絶対に曲げない性格の持ち主であろう。
ここで俺がのこのこと隣にある彼の屋敷の門をたたいたところで、屋敷から出てこないどころか、塩をまかれて追い払われてしまうのが落ちだ。
やはり忠常の言う通りに、忠隣に頭を下げてもらって機嫌を直してもらうのが一番手っ取り早いのだろう。だが、もしそれをしてしまえば、「豊臣家の者を屋敷に入れるなど言語道断」としている彦左衛門の意見を入れることとなり、今度は俺が大久保家に近寄れなくなってしまうだろう。
言わば完全に手詰まりの状態であった…
それは俺だけではなく、忠常も同じ思いのようで、彼も「うーん」と唸りながら頭を悩ませている。
そんな中、忠隣は吐き捨てるようにして言った。
「ふん!どうせ一人じゃ飯も炊けねえ男だ。二三日もすれば音を上げて自分から頭を下げてくるであろう!」
その言葉に、忠常の妻がにこやかな顔で同調した。
「まあ、それでしたら明日にはきっと戻ってこられますよ!人は空腹には勝てませんから!ふふふ」
どうもこの忠常の妻は、何事も楽観的にとらえるような節があるようだ。
自分で言った言葉に笑顔になって、「うんうん」とうなずいている。
ただし、このくらい大らかでないと、この三河武士の象徴のような男たちと上手いことやっていくのは難しいと思われるので、ちょうど良いのかもしれない。
そして忠常も、大きなため息をついて「仕方ないから待つか」という顔になっていった。
しかしこの状況にあって、俺だけは焦っていた。
――これはまずい…このままでは大久保家内がごたごたしたまま、俺は江戸を去ることになるではないか!
そんないただけない状況に拍車をかけるように、忠隣は俺をちらりと見ると、しゃがれた声で言ったのだった。
「豊臣右大臣殿…今日のところはここまでで、お城に戻っていただけないだろうか?
恥ずかしいところをお見せして、かたじけなかった」
こう切り出されてしまっては、ここにとどまり続ける理由がない。俺は内心で歯ぎしりをした。
そして、その場の全員の視線が俺に集中する中、
――もう何も言えずにうなずくより他ないのか…
そんな風に、諦めかけたその時であった…
――ピシリッ!!
いきなり襖が鋭い音を立てて開けられたのだ。
そのあまりに荒々しく開けられた襖の音に、忠隣と忠常は鋭い視線を浴びせる。
「声もかけずに襖を開けるなど!無礼者め!何者だ!!」
忠隣の雷が落ちるような怒声が響く。
すると、千姫と同じくらいの年齢と思われる一人の少年が、目にいっぱいの涙を溜めながら部屋の中へと入ってきたのだ。
その風貌は、武士の子とは言えないほどに穴だらけの衣服で、いかにも悪がきっといった風な勝気な瞳の持ち主だ。
どうみても大久保家の者ではないと思われるのだが、ではなぜこの屋敷にいるのであろうか…
そんな中、
「あら?太助じゃないの?どうしたのかしら」
明らかに怒り心頭の「太助」と呼ばれた少年に対して、忠常の妻は相変わらずののんびりした口調で問いかけた。
「どうしたの?じゃないやいっ!!どうして彦左衛門様を追い出したりしたのさ!!」
足をダンっと踏み鳴らして、小さいなりに肩をいからせて俺たちに詰め寄ってくる太助少年。
彼はずんずんと近づいてくると、ついには忠隣に顔をぐいっと近づけて睨み始めたのである。
俺が目を丸くする中、忠隣は至って冷静に少年のおでこを小突きながら、冷めた口調で答えた。
「ふん!追い出したのではない!自分から自分の屋敷に帰っていったのだ」
「彦左衛門様が自分からここを出て行くなんてするものか!!ここにはみんながいるんだぞ!」
その太助の「みんな」という言葉に俺は首をかしげて、思わず横から口を挟んだ。
「みんな?みんなとは誰のことだ?」
「みんなと言えば、みんなに決まっておる!だいたいあんたは何者だい!?
あんたも彦左衛門様に拾われた身かね!?その割には着ているものが、大層なものじゃねえか!」
「彦左衛門殿が拾う?どういうことだ?」
俺がなおも問いかけようとすると、
「もうよい!忠常!簡単に答えてやれ。もうこうなっては隠しておいても意味はない」
と、忠隣が忠常に指示をした。
そして、小突かれたおでこをなでながらも、鼻息の荒い太助を尻目に、忠常は驚くべき事情を語り始めたのであった。
関ヶ原の戦い以降、徳川家による全国各地の大名たちへの統治が始まったのは周知の事実であるが、その中において、やはり改易されて領地を没収されてしまう者たちも多かった。
そしてその改易を吟味するのも、もちろん老中としての大久保忠隣の大きな役割の一つであったのだ。
嫡子がない、つまり跡継ぎがいないという改易が多かっただろうが、その他にも何らかの御咎めを受けるような行為を働いた場合もその対象となる。すなわち徳川の定めた法を、正しく大名たちが守っているのか、大久保忠隣たちが厳しく取り締まっていたわけだ。
当然、改易となった者たちの間では、大久保忠隣を逆恨みをする者たちも出てきたのは言うまでもないであろう。
そんな中、一族である大久保彦左衛門が、忠隣に向けられた反感の目の矢面に立ったのである。
つまり彼は、改易となった大名、さらにはその家中の者たちが誰一人として路頭に迷う事がないように、新たな奉公先を斡旋していったのであった。
みな食い扶持が保てれば、その不満も和らぐというもので、忠隣に向けられるはずの厳しい目は、彦左衛門のおかげでだいぶ和らいでいったらしい。
しかし、それでもあぶれる者たちもいた。
それがこの屋敷に引き取られた幼子たちであった。
彼らは改易に伴って処刑されたり、自害した武士たちの言わば忘れ形見で、幼いゆえにその奉公先が見つからない者たちばかりなのだ。
幼子たちに対して
――ここで彼らを見捨てても、わしの人生には何の影響もないかもしれねえ。
しかし、幼子を見捨てたという大久保家の汚名は、末代にも残るに違いねえ!
人は一代限りだが、名は末代まで続く!
わしは例えこの身が貧しくなろうとも、この子たちが立派に奉公できるまで育てあげる!
それが大久保家の名誉を守るということだ!
そんな風に宣言した彼は、わずか二千石の旗本という、決して大きくはない碌の中にあって、多くの子供たちを養い始めた。
しかし、何らかの落ち度があって処刑された者たちの子供たちなのだ。
彼らを庇護するような行為がおおやけになれば、彦左衛門に面白くない顔を向ける徳川家中の者たちも出てくるであるうことは、想像に難くない。それに、彦左衛門の屋敷は、多くの子供たちを引き受けるには狭すぎた。
そこで忠隣は、叔父の仕事を助けるべく、自分の広い屋敷に幼子たちを、世間の目から離すように招き入れたのだった。
そこまで話しを聞いて、俺はハッとした。
「まさか…彦左衛門殿がわれをこの屋敷に入れたくなかった本当の理由は…」
「はい…この事が豊臣右大臣殿に露見してしまうのではないかと、大叔父上は懸念したからにございます…」
忠常は伏し目がちに答えたが、忠隣は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「ふん!別に悪い事をしてるわけじゃねえんだ!
正々堂々としてればよいのだ!
たとえ世間に知られても、お咎めを受けるものではなかろう!
それに…」
そこで言葉を切ると、忠隣は襖の奥にめがけて大声をかけた。
「そんなところでこそこそしてるんじゃねえ!!
言いたいことがあるなら、とっとと入ってきやがれ!」
その言葉に、ぞろぞろと子供たちが部屋に入ってきた。どうやら彼らが彦左衛門が拾った者たちなのだろう。みな一様に心配そうな顔をこちらに向けていた。
そしてそんな彼らを代表して、一番先頭にいた二十代半ばと思われる美女が忠隣に、恐る恐る話しかけたのであった。
「忠隣様…彦左衛門様がこの屋敷を出られたのであれば、わたしたちもこの屋敷から出ます」
「おりんよ、どこか行くあてはあるのか?まさかその人数で、あのぼろ屋敷に押しかけようって事は考えていないであろうな?」
「いえ…もう彦左衛門様にも、忠隣様にもご迷惑はおかけするわけには参りませんので…
今までお世話になりました」
そう気丈に言いながらも体が震えているおりん。
もちろん行くあてなどないのであろう。しかしこれも三河武士に育てられた性分であろうか。彼女の瞳からは「負けるものか」という強い意志が感じられた。
そんなおりんをちらりと見た後、その顔を忠常の妻の方へと向けた忠隣は、彼女に向けて抑揚のない声で指示した。
「がき供がこぞってどこぞに行くそうだ。
出立の準備を手伝ってやれ。
明日の朝にここを出ていくように」
「父上!!それでは…!」
それではこの子たちがのたれ死んでしまう…忠常はそんな風に言おうとしたのだろう。しかしその言葉が発せられるより前に、忠隣が一喝した。
「うるせえ!!がき供が決めた事じゃねえか!
それにてめえが口を挟むんじゃねえ!!」
「ぐっ…それでは…」
忠常もまた三河武士だ。父に雷を落とされてもなおその姿勢を崩そうとはしなかった。
そんな中、おりんが太助の側までやってくると、なおも顔を真っ赤にして肩を震わせている彼の背中にそっと手を添えた。
「太助…もう行きましょう。さあ、忠隣様にご挨拶なさい」
しかしその太助は、
「うるせいやいっ!!明日までなんて待ってられるかっ!今すぐ出ていってやらあ!!」
と叫ぶと、そのまま部屋を飛び出してしまった。
「太助!!」
思わずおりんがその背中に大きな声をかけるが、風のような太助が立ち止るはずもない。彼はそのまま屋敷の玄関の方へと駆けていってしまった。
そして、おりんたちと忠常の妻も出立の支度をする為に部屋から出ていったのだった。
再び部屋はもとの三人だけとなる。にわかに熱気を帯びた部屋の中の空気は、人が少なくなるとともに一気に冷めていった。
そんな中、焦った様子で忠隣に詰め寄ったのは忠常であった。
「父上!太助を追いかけなくてよろしいのでしょうか?」
「捨ておけ、捨ておけ。どうせ隣の彦左衛門の屋敷にでも駆け込むつもりであろう。明日になれば彦左衛門とともに、頭を下げて戻ってくるわい」
「ただでさえ二三日で戻ってくるであろうと思っていたところだ。そんな中に、おりんたちがぼろ屋敷に彦左衛門を頼ってやって来たとなれば、追い返すわけにもいかなければ、かと言って招き入れることもかなわん。
そうすれば彦左衛門にとっても、『おりんたちに不憫な思いをさせないため』という、この屋敷に戻ってくる名分が出来るであろう」
その忠隣の言葉に忠常がハッとした表情となった。
「まさか…父上は、大叔父上がこの屋敷に戻ってくる名分を作る為に、おりんたちがこの屋敷を出ていくことを許したと…」
「ふん!それ以上は言わせるな!」
照れ隠しだろうか…忠隣はぷいっとそっぽを向いてしまった。
俺はその様子を見て、忠隣の機転の良さに驚くとともに、彼が江戸幕府の中で重宝されていた理由が分かったような気がしていた。
――一途で頑固、しかし人情に篤い…これが三河武士の真骨頂といったところなのだろうな…
そしてこうなってしまえば、俺がしゃしゃり出る幕などなさそうだ。
非常に残念ではあるが、今日はこのまま屋敷を出て、また別の日に友誼を深めるきっかけを作るより他ないと判断したのであった。
「われが引き金となってこのような騒動を起こしてしまい、誠に申し訳なかった。
この償いは必ずや施そう。それまでどうか堪忍しておくれ」
と俺が頭を下げると、忠隣は優しい目を俺に向けて言った。
「いや、こちらの方こそ見苦しいところをお見せしてしまい、かたじけなかった。
それに、豊臣右大臣殿が大久保家や上様に害をなすお方ではないことは、今までの振舞いで良く分かった。
変に疑いをかけて申し訳なかった」
「いえ、ではこたびはこれで失礼いたします」
「ええ、またお会いする時があれば、その時はゆっくりと時勢の事でも語らいましょうや」
そう別れの挨拶を交わすと、俺は来た時と同じように、忠常を伴って屋敷を後にすることにしたのだった。
こうして大久保屋敷を出た俺と大久保忠常の二人であったが、その門をくぐった瞬間に二人とも目を丸くしてしまった。
なんと大久保彦左衛門その人と、ばったり鉢合わせになったのである。
その手には酒が入っているであろう土瓶が握られており、どうやら大久保屋敷を出た後に、その足で町まで買いに行ったようだ。
明らかにこちらを見て嫌そうな顔をした彦左衛門であったが、忠常の方は喜び勇んで彼に話しかけた。
「ややっ!大叔父上ではございませんか!みな心配しておりますぞ!早く屋敷に戻ってきてくださいな」
「うるせえ!忠隣自ら頭に下げにこないなら、わしがお主らの屋敷に戻る義理はなかろう!」
「そんな意固地にならないでくださいな。おりんなどは、大叔父上が屋敷を出られたなら自分たちも出ていくと言ってきかないのです。
明日になればおりんたちは行くあてもなく屋敷から出ていくことになっております。
それも大叔父上が戻られれば丸く収まることでしょう。
どうかここは一つ、おりんたちの事も考えて、大叔父上の方から折れてはもらえないでしょうか…」
「おりんが…」
そう呟いた中年の彦左衛門の顔が、ほのかに紅く染まった。赤の他人の俺から見ても、その様子から彦左衛門がおりんを気にかけている事がすぐに分かる。
しかし彦左衛門は、そんな彼女への想いを絶ち切るように首をぶるぶると振ると、そのまま自分の屋敷の方へと立ち去ろうとした。
「大叔父上!!」
「うるせえ!おりんたちが自分から屋敷を出るというなら、それを止めることはあるまい!
お主らとこれ以上話しをしたくないのだ!」
なんと頑固なのだろうか…
自分の気持ちよりも意地やら誇りを守り抜くその姿に、俺は感心すると同時に少し呆れてしまっていた。
そしてこうなってしまっては、ここで忠常がいくら引き止めても無駄であることは明白だ。
俺は彼に目配せをすると彼もそれに同意して、その場を後にしようとしたのである。
…と、その時だった…
「あれ?彦左衛門殿?太助と一緒じゃなかったのですかい?」
と、大久保屋敷の門番が、彦左衛門に声をかけたのである。
「むむっ?どういうことじゃ?」
「いえ、先ほど大久保屋敷を飛び出していった太助が、彦左衛門殿が留守にされている事を知って、町の方へと彦左衛門殿を追って走っていったのですよ」
「なにぃ?太助になど、会わなかったぞ…」
彦左衛門が思わず眉をしかめると、はたから見ていた俺の心の中にも、何やら怪しいざわめきが沸き上がってきた。
――単に迷子になっただけ、ということであれば良いのだが…
そう考えを巡らそうとした俺だが、彦左衛門は頭で考えるよりも、心で感じたことをすぐに実行に移す型の人のようだ。
「あの馬鹿野郎!おいっ!これを持っておけ!」
「えっ!?はい!大叔父上!?」
と、彦左衛門は手にしていた酒を忠常に預けると、次の瞬間には町の方へと消えていったのであった。
あまりの彦左衛門の剣幕に、あっけにとられていた俺と忠常は、少しの間その場に立ちつくしていた。しかし、俺はすぐに我に返ると忠常に言った。
「忠常殿!われらも町の方へ行って太助を探しにいこう!」
「えっ…は、はい!」
しかし、この時誰が想像出来たであろうか…
太助と彦左衛門の身に降りかかる不幸のことなど…
江戸を覆った分厚い雲は、完全に日の光を遮断し、昼間だというのにさながら夕闇のように暗い影を落としていたのであった。
大久保彦左衛門は史実においても、浪人たちの奉公先の斡旋を積極的に行っていたそうです。
孤児たちの世話をしていたというのは私の創作ではありますが、困っている人々を見れば、つい手を差し伸べてしまう性格だったのだろうなぁと、想像しております。
さて、次回は消えてしまった太助の運命は!?そして、それに絡む黒い陰謀とは!?
そして意外な人物が再登場いたします…
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。




