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序章 イントロダクション
1月26日。
黒神終夜の通う学校が襲撃されたその日、『裏』でも大きな事件が起こった。『白』と『黒』の全面戦争である。
各々のリーダーである成宮清二と闇野氷河の因縁も、この事件において語られることとなるだろう。
そう、この事件――『裏』の戦争はエデンの真実の一片を覗かせるものなのである。
鍵を握るのは、赤城焔と氷川葵。
『白』に属しながらも、本来の組織の目的とは全く異なる目的を持つ2人が、惨劇渦巻く戦場を左右する。
そして、この事件が『表』と『裏』、その境界線を破壊することになる――




