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緑の草原にて遭遇する

勢いで書いた。

あとで直すかもだぜ

 目を覚ますと、そこは緑の世界だった。

 森の中・・ではない。ありがたいことだ。

 森は怖い。熊も出てくれば、鹿もイノシシもでる。

 しかも、自称神様によればここは異世界だ。

 魔物もいるだろう。魔王がいるんだから、そりゃ魔物も魔族もいるわな。

 とりあえず、いまいる場所は草原。

 見渡す限りのだだっ広い草原。

 時折吹きぬける風が、一面に生える草花を揺らしていく。

 実にほのぼのとした、癒される光景だ。

 そして、そんな場所に俺は立っていた。

 身体を見ると、衣服が替わっている。

 先ほどまで身に着けていた漆黒のジャージ、レオポルドⅢ世(俺、命名)ではなく、硬い皮でできた肩当と胸当てとひざ当て。そして、大事な大事な股関部分(腰部分含め)を守るパーツ。

 どっからどう見ても、初心者冒険者のいでたち。

 俺はさっそくその装備にレオポルドⅣ世と命名すると、腰についている武器に目をやった。

 土産屋に売っている木刀よりも若干長い、反り返った剣。

 剣というよりも、まんま刀だな。

 その刀が、シンプルな、だが光沢をもった黒い鞘に収められて俺の腰にささっていた。

 俺の腰に刺さっている・・・うむ、なんとなく卑猥である。


 「卑猥だと思うのはご主人様だけですよ、この変態親父」


 俺の思考を読んだかのような答えがすぐ隣から返ってきた。

 視線を右に向けると、声はすれども姿が無い。

 うむ、なんだ?半透明な別の世界のお友達か?

 ここは異世界だが、そういう友達との付き合いは前世界で心得ている。

 なぁに、世界は違えども、対応は同じだろう。

 つまり、ラブアンドピース。人類みな兄弟だ。

 そんな風にひとりごちると、その透明なお友達(仮名)は俺に向かって再び暴言を吐きやがった。


 「変態な上に、アホなんですか?なんというご主人様についてしまったのでしょうか・・私は世の儚さと残酷さをかみ締めております」

 

 聞こえはするが、姿は無い。

 不思議なこともあるものだ。

 腕を組んで首をかしげていると、さっきよりも大きな声が聞こえた。

 

 「いい加減にしてください。下ですよ、下。あなたの目は節穴ですか?」


 失礼だな。千里眼のシゲさんと呼ばれた俺に対してなんという物言いだ。

 あれは、中学のとき。隣の席に座っている知世ちゃんが泣きそうな顔で何かを探していたときに・・・。


 「下です」


 思考を中断する声にしたがい、下を見ると・・・いた。

 ちっこい女が。

 外見は小学校高学年くらいか。

 ちっこい。

 ちょっと大人びたおませさんな雰囲気をかもしだしてはいるが・・・ちっこい。

 ・・・・・身長が。

 俺の腰くらいの伸長の女の子が、俺の目線に入ろうとするかのようにぴょんぴょんはねながら怒っていた。

 

 「もう、いいかげんにしてください。神様に押し付けられた職務をしようとしているのに、こんなボケたおっさんの相手をしなければいけないなんて。わが身の不幸を嘆きながら、ご主人様に尽くそうとしてる私の苦労もって、きゃああああああ」


 ぷんぷん怒っとる少女を無視して、ついつい抱き上げてしまった。

 ものすごくじたばたされるが、俺の抱き上げ方がいい感じなのか、全然微動だにしない。

 もう、あるべきところにあるべきものがあるべきようにあるべきべき。

 そんな感じで、もろにフィットしておる。

 うむ、いつもながら変態である。

 我ながら、ちょっと頭おかしいと思いながら、俺は抱き上げることをやめない。

 幼女愛好家ロリコンってよりも、ワンコ的なかわいさを愛でていると、彼女が怒った。


 「い・い・か・げ・ん・に・・はなせえええええ」


 鋭い前蹴り。

 ひょいっと避ける俺。

 そのままの反動でぶらんぶらん揺れる少女を地面に降ろすと、俺は少し距離をとって、彼女に視線があうように屈みこんだ。


 「君は、誰かな?」


 「私は、神様の使いのミレージュ・ファルムントです。天使ですよ。天使なんですよ?それなのに、こんな失礼なことを・・・」


 かなり怒っているようだが、なんか和む。

 かわいい。わんこ的な感じで。


 「それは失礼した、ほんとうにごめんなさい」


 真摯に謝るが、右手は彼女の頭をなでる。

 うむ、素敵な撫で心地だぜ、まいすうぃーとはにー。

 アホな思考をしていると、彼女はジト目で睨んだ。


 「一応言っときますが、読もうと思えばあなたの思考を読むことが出来ます。あまり変なことを考えると排除しなければいけなくなりますよ?」


 俺のお目付け役らしい。

 なにかこの世界に対して不利益なことをしたら、ごーとぅーへるな感じなのかね?


 「だいたいそういうことであっています」


 あらま・・まぁ、別にいいか。変なことしようとは考えてないし。

 いや、へんなことは考えるがね。主に、あだるてぃな方向で。

 そう、あだるてぃな方向で!!


 「そういうことは、いいです。それよりも、説明させていただいてもよろしいですか?」

 「あ、はい、よろしくお願いします」


 俺はちゃんと正座して彼女・・・ミレージュ・・・の話を聞いた。

 曰く、この世界は中世ヨーロッパ(あくまでも、俺の世界で想像されたファンタジーな感じの)の世界観に近く、王によって国が治められ、貴族や大臣、騎士が政治をつかさどっているとのこと。

 絶対君主制に近いが、議会にもある程度の力はあるらしい。

 また、街は基本的に領主によって治められている。

 人々の暮らしは平和だが、たまに魔物の襲撃がある。

 本当に、ごくたまーにのようだが。


 そして、肝心の魔王なのだが。


 恐怖の絶対王者で絶対君臨者・・・というわけではないようだ。

 この世界の誰よりも強いらしいが、理知的でいて魔物たちを統治しており、他の国の王とたいして違いはないらしい。

 世界の脅威ではない・・ということか。

 なら、俺は何のために・・・?

 いや、まぁ、神様が言うには、俺が闘わないでもいいという話だからな。そういうこともあるんだろう、きっと。

 思考を切り替えて、彼女を見つめる。

 得意げに説明を続ける少女をみていると、すごくほのぼのしてくる。

 小学校高学年なのに俺の腰くらいの身長ってどないやねん?ってつっこみがあるかもしれないが、180cmの俺の腰くらいの背丈しか彼女は無い。

 だが、それぞれのバランスというか、手足や顔立ちの成長し具合は小学校高学年くらいかなという感じだ。

 めっちゃ背が低い大人びた少女って感じか・・・?言っててよくわからんが。

 まぁ、文章で伝えるのはこれが限界だ。

 書いてるやつがアホだから、その辺は許してくれ。


 なんだかんだ考えてたら、説明が終わっていた。

 あまりきいてなかったが、わからなかったらその時々で訊くことにしよう。

 後悔しても仕方ない。

 一人で納得していると、彼女は何か言いたげに俺を見つめていた。

 そんな純粋な瞳で俺を見ないでくれ、はにー、俺に惚れるとやけどするぜと考えてたら俺の思考を読んだのか、ものすごく呆れた顔をしながらミレージュは言った。

 

 「ご主人様の自己紹介をきいてないのですが」


 そうですね、俺、まだなにも紹介してないですね、物語的にも本当にごめんなさい。




 名前:佐藤茂治

 あだ名:しげさん

 装備:とりあえず、名前の無い剣  皮鎧(レオポルドⅣ世)

 職業:元・スーパー店員(肉屋) 現・異世界トリッパー

 スキル:不明 

 

 名前:ミレージュ・ファルムント

 装備:いい感じの服(旅人的な?)

 職業:天使

 スキル:不明




 

 

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