プロローグ~~サキュバスの決意~~
サキュバス
淫魔の最上位種。
基本的に両性具有で、『女』の姿と『男』の姿をもつ。
基本的には夢の中で吸精する。
サキュバスの子供はみなサキュバスだが、もう片方の親の種族特性も引き継ぐ。
サキュバス同士の子は純粋なサキュバスになる。
現『色欲の魔王』はサキュバスの女王でもある。
吸血鬼
アンデットの最上位種族。
他の生物の生き血から魔力を吸収する。
また、その血には莫大な生命力が宿っており、『血』こそが吸血鬼の本体と言っても過言ではない。
太陽の光や十字架など『聖属性』に属する力が最大の弱点。
また、他にも『招待されなければ他人の家に入れない』などといった、呪いじみたデメリットが大量にある。
もう頭に来た。
いくら私でも、堪忍袋の尾が切れた。
誰が『サキュバスの癖にまともに〈誘惑〉が出来ない半端』者よ。
なにが『アスモディウス家の面汚し』よ。
しょうがないでしょ。
『吸血鬼』の血を引く私は『招待されなければ他人の家に入れない』のよ?
ていうか、文句なら吸血鬼なんかと子作りしたお母様に言いなさいよ。
……そう考えると無性に腹が立ってきたわね。主にお母様に。
『色欲の魔王』だからって、相手くらい考えてほしかった。
ていうか、産んだらそのまま育児放棄して男あさりってビッチにも程があるでしょ。
面と向かって文句も言えやしない。
せめて、産んだ子の面倒くらいみなさいよ。
他のサキュバスはちゃんと面倒みてるわよ?
……そうだ。
あいつ等を見返して、なおかつお母様に文句を言えるようになる方法が一つあった。
今、魔界で最も有名な職業。
『ダンジョンマスター』だ。




