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Entwined complexity  作者: emiru
現在編(第一章)
9/109

Section7

Teana

なんとかジルの目から離れることができた!

いっつもジルは私のことについてとやかく言うんだもん。

でもやっとこうしてクレアちゃんと観光できるわけだし、いいかな?

「クレアちゃん、早速だけどどこ行くー?」

「……うーん、ジルから観光案内の冊子とか渡されたのはいいんだけど、どこから回ればいいんだか見当つかないんだよね」

「じゃあスイーツのお店行こう!」

「あ、それいいかも!」

やったー、クレアちゃんが賛成してくれた!

どこから回ればいいのかな?ちょっと冊子を見せてもらおうかな?

「……それとティアナ」

「クレアちゃん、なに?」

「ちゃん付けしないで……」

なんか、初日からこれずっと言われてる気がする……

私もやめようと思ってるんだけど、なんかちゃんって付けちゃうんだよね。

「……ごめんね。付けるのやめようって思ってるんだけど、なんかやめられなくて、ええとええと、それで……」

「あーまあ意識してくれればいいよ、ちょっとづつでいいから」

「うん!ありがとうクレアちゃん!」

……う。

また言ってしまった。

ちょっと楽しくなると駄目なんだよね。

あ、そういえば冊子見たい!

「ええと、あのクレアちゃ……クレア!」

あぶないあぶない。

「あはは……あんまり無理しなくてもいいけどね。それで、どうしたの?」

「あの、ジルからもらった冊子ちょっと見たいなって思って」

「ああ、これね。はい、どうぞ」

(――ええと、今ここなんだよね……こことかよさそう!)

……このクレープ屋さんはなんか有名らしい!

値段もほかのところより安そうだし、なんか名前がいいなー。

「ここなんかどうかな?クレープ屋さんなんだけど、安いしおいしそうだよ」

「いいかもね、ここ。じゃあここに行ってみる?」

「うん!じゃあクレアついて来てー!」

「……え、ティアナ道分かるの?」

もう、クレアちゃん馬鹿にしないでよー。

私だってもう大学生なんだし道くらい分かるんだから!

ちゃんといろいろできるところをクレアちゃんに見せてあげよう。

「分かるよ!!クレアちゃんついて来てね!」

……よし、頑張ろう。

クレープ屋さんにれっつごー!

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