Section22
Sierra
最近はどうも調子が悪い。
なんか気分が乗らないというか……
マリエルには無理をするなと言われてから、あまり大それたことはしていない。
……だけど、ここにきてどうも疲れが出てきたような感じがする。
また来週には会議があるし……それに戦況やこの前の話はどうなったんだろう。
(――考えてたらまたくらくらして来た……)
なんだろう、頭ーっとするような感じだ。
というより――頭が痛い。
もともと昨日具合悪かったけど、それが長引いたいみたい。
「お嬢様、起きていらっしゃいますか?」
と、そんなことを考えてたらマリエルが来た。
なんだかぼーっとしてるのもあってかすぐに受け答えできない。
寝起きだし、髪もぼさぼさだし……
――でもマリエルには迷惑かけたくないと思ってしまう。
頼っていいと言われたけれど、マリエルに余計な負担は増やしたくないのも事実だしね。
「うん、起きてるよ」
「それでは、失礼しますね」
私の部屋にいつものように入ってくるマリエル。
できるだけいつも通りに振舞って……具合が悪いのを隠さないと。
「お嬢様、今朝の朝食はお嬢様の大好きな……」
あ、やばい。
……いつになく頭がくらくらする。
「お嬢様?」
「……マリエル、何?」
「どうかなされましたか?」
気づかれないように、なんとか平静を保つ。
さすがにこれ以上マリエルに心配はかけられない。
なんか少し笑ってるのは気にかけてくれてるのかな……
「ううん、なんともないけど……?」
「寝起きだからちょっと、ぼーっとしてるみたい」
「そうですか、それでは朝食の用意はできているので食堂まで来てくださいね」
「……う、うん。できるだけ早くいくね」
とりあえず、だけど……
なんとか一通り話をつけることができた。
話が終わるとマリエルはすぐに部屋を出て行ってしまったけど、今はそっちのほうが都合が良かった。
(――何とか気づかれなかったかな……?)
頭はくらくらだけど……
――まぁ、マリエルには隠しちゃったけど、ちゃんと一通りの仕事をしたら今日はちゃんと休まないとね。
どうも自分が思っているより容態はよくないみたいだし。
(――いろいろと仕事があるのに寝てないといけないのはつらいけど、ここで帰って悪化させてもしょうがないよね……)
冷静に考えてみれば分かることなんだけど。
……とりあえず私は朝食を済ませることにして、それから予定を考えることにした。




