prologue:seventh miracle
*Dear my best lover*
ねぇショウゴ、不思議だよね。
なんか、惹かれたの。
なんだか、無性に。
うまく言えないけど、出逢った瞬間から心の奥がウズウズウズウズ、あなたを追ってて。
気が付いたら、出逢ったばかりのあなたの手、
ぎゅって、してた。
あなたとわたし、特別接点があるわけでも趣味が合うわけでもなかったのに。
ねぇショウゴ。
あなたの腕のなかが、だいすき。
初めての其処は、未知の世界だったよ。
心地良さとあたたかさとやすらぎと、やさしさもいっぱい溢れてて…
夢みたいな場所。
ずっと探していたのは此処なのかも…って、思うくらいに。
ねぇショウゴ。
あなたはいつも、頑張っているね。きらきら輝いているね。
横顔が眩しくて、愛しくて…
長めの前髪が揺れるたび、見え隠れする眼差しにどきどきする。
あなたと居るとね。
あなたと触れ合っているとね。
それまで悩んでたり、不安だったり、むかついたりしてたこと、
もうどうでもよくなるの。
それらの原因がたとえあなたでもね。
…そう、憎めないってヤツ(笑)
あなたの笑顔、無敵の笑顔。
心の写真立てに入れてみたよ。
スワロフスキーで囲んでみたよ。
すべてを受け入れてくれているかのような、包容力。
あぁわたし、ひとりじゃないんだぁって。
解き放ってくれる、えがお。
すごいよね。
ねぇショウゴ。
あれから二年も一緒に居るんだね。
きっと、ずっと、すき。
あなたのこと、知れば知るほど、
まだまだどんどんすきになっていきそう。
どうしようね。
あなたの左手、わたしの右手。
あの日からつなぎ続けてきたぬくもり。
天を仰いで星空の遠くにまで、ふたりの永遠を願うよ。
わたしは、守り抜く。
あなたとわたしの時間が許す限り。
嗚呼わたしの“白い恋人”
笑顔、見せて…
そのよく通るすてきな声で
もっと…
もっともっと…
すきって、言って…
長い人生、快楽は刹那。
深く、わたしの奥深くに刻んで。
今宵、あなたの愛の証を…
*rima*