Prologue
擬人化注意
星が泡のようだ。
ベランダの手すりに座っていると
空一面に、泡が広がって、
きらり、きらりと光っているように見える。
「今日は仕事サボっちゃお」
仕事押し付けてくるあいつ…まじで嫌なんだよ…
そう思いながら、あくびをする。
「…あ、いた。」
後ろから声が聞こえた。
「…北兄かぁ…なにぃ?」
「『なにぃ?』じゃない。会議さぼってどういうつもりだ。」
「…だって、話長いじゃん、めんどくさーい」
「めんどくさくても話は聞くもんだ。」
「…はぁ…わかったよ、聞けばいいんでしょ…」
そう言いながら、ベランダの手すりの上から降りた。
「とりあえず、会議行くぞ」
「…はーい、」
北兄に連れられて、会議室にもどる。
扉を開けると、そこにはたくさんの魚たちが集まっていた。
「遅い!!!」
うげ、行灯いる、苦手だな、
「すまん、水が逃げ出してた。」
「逃げてないし!?」
「はいはい、座って~」
鰹の烏帽子さんが、手を叩いた
「うん!それじゃあ会議始めまーすっ!」
「…今回はちゃんとやれよ…?」
北兄がじろりと睨む
「もちろん!今日は大事な議題があります」
烏帽子さんが、妙に真剣な顔をした。
「なに?」
「海底に…お菓子屋さんを作りたい!!!」
「帰ってもいい?」
「帰りまーす」
「ひっど…」
烏帽子さんは、机に突っ伏した。
「せっかくいい案だしたのに…」
「会議で急にお菓子屋さん作りたいって言う人が悪いよ…?」
「水海月…夢がないなぁ…かなしぃ…」
「…きたに、これ止めて、」
「俺に言われても知らん。」
「えぇー!いいじゃん!お菓子屋さん!」
近くにいた海月が声を上げた。
「でしょ!?」
烏帽子さんも、勢いよく顔を上げた。
「名前もう決めてるよ!」
「…はっや、」
「『ぷかぷかスイーツ』」
「………」
「………」
「ダサくない…?」
「水海月ぇぇ!?!?」
「北兄も。何か言ってよ」
「俺は悪くは無いと思うぞ」
「…きたにぃ…?」
「じゃあ決定!!!」
「決定するな!!!」
会議室に水海月の声が響いた。
「…よし!店の場所を決めよう!!!」
「このまま進めるんですね…」
「もちろーん」
烏帽子さんは、海底の地図を広げた。
「ここ!」
「そこ魚たちの通り道じゃん」
「じゃあここ!」
「そこ深すぎない?」
「じゃあここ!!!」
「そこ北兄の家の前」
「……やめろ、」
「じゃあ北水海月!店番よろ!」
「なんでだよ。」
「ひまそうだから」
「暇じゃない。」
「じゃあ何してるの?」
「寝てる。」
「暇じゃん」
「寝るのも仕事」
「どんな仕事!?」
烏帽子さんが思わずツッコんだ。
すると、周りの海月たちまで地図を覗き込み始めた。
「店員誰にする?」
「水海月」
「却下」
「北水海月」
「もっと却下。」
「烏帽子さんがやれば?」
「いやいや、私店長」
「最初から店員やる気ないじゃん…」
「だって私偉いもん。」
「自分で言うんすか…」
海底会議は、いつの間にかお菓子屋さんの話だけで大盛り上がりしていた。
そして本来の議題は、誰も覚えていなかった。
初
ビジュもいつか載せたい




