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ショートショート

ギフトと合言葉:ひらめきが常識を破壊する瞬間

掲載日:2025/12/31

異世界に召喚された主人公は、例によって“ギフト”を授かるらしい。

だがこの世界、ギフトを強化するための合言葉が存在するという。


その問いは――


「ギフト言えば?」



欲しい能力を言う?

否、否。

「最強の剣技を!」と言った者は、なぜか“剣がちょっと光るだけ”のギフトをもらった。



沈黙?

否、否。

黙っていた者は、“沈黙している間だけ鼻がムズムズする”ギフトをもらった。



では、何なのか。



ギフトイエバ……


ぎふといえば……


岐阜といえば……?


脳内で何かが弾けた。


「天下布武!」


叫んだ瞬間、体が爆発的に光り輝いた。

どうやら正解らしい。



だが次の瞬間、神の声が響く。


「おめでとうございます!あなたのギフトは――」


ごくり。


「“岐阜県の観光地を、なぜか毎朝ひとつだけ脳内に強制送信される能力”です!」



……は?



さらに神は続ける。


「ちなみに初回特典として、今日は“養老の滝の豆知識”をお送りします!」


脳内に突然、

“養老の滝は実は酒が湧いたという伝説がありまして〜”

というどうでもいい情報が流れ込んできた。


ギフトではなく岐阜とだった上に、

よりによって“観光地の豆知識強制配信”とは――。


異世界の神、悪ふざけが過ぎる。


短いお話ですが、楽しんでもらえたなら幸いです。

語感のひらめきって、たまにとんでもない方向に走りますね。

また気まぐれにショートショートを書きますので、気が向いたら覗いてください。

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