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35話 襲撃前前夜

「ハッハッハ!よくぞ来てくれたな。今宵は我らの偉大なる計画のための集会だ!」


「それで襲撃の日程は決まったんですか?」


「まぁ待ちたまえよアルさん。そのことについて私から2点伝えたくてですね」


時は早いものであれから2日が経ち作戦会議の日となった。俺はまたエルーナの地下に行きギャングの皆と世間話をしていたところ、予定時刻になったので作戦会議が始まった。


「じゃあアルさん、悪い報告と普通の報告どっちが聞きたいですか?」


「ミリア様、良い報告が無いんですけど?…じゃあ普通の報告から聞きます」


「まず襲撃の日程だけど、明後日になりそうだな」


「明後日か…」


意外と早いんだな。いや襲撃の日程が決まったから呼び出された訳だから早いのが普通か。


「それともう1つの悪い報告なんですけど…襲撃先が銀行じゃなくて、やっぱり研究所になりそうです」


「………ふむ」


なるほど。それは確かに悪い報告なのかもしれない。


王国において三大難関襲撃スポットと言われているのが、カジノ、国立銀行、国際研究所の3つだ。そしてそれぞれに襲撃の特色がある。

その中でも特に異色を放っているのが国際研究所だろう。カジノと国立銀行が金銭をメインに強奪するのに比べて、国際研究所は金銭がそもそもあまり置いてない。だから代わりに貰って行くのが研究物だ。


国際研究所というのは色々なことを研究する。それが本当に色々と研究するので、研究所には呪具やら魔宝具やら、危険生物、魔道具に絵画にその他諸々、そして宝石が置かれている。

研究所の襲撃において一番の狙いはこの宝石だ。呪具とか絵画とかは値段としてはいいんだが、希少性があって売る段階でバレかねない。それにこの世界の宝石は観賞用以外ににも使い道があるので、研究所に置かれている数も多い。


「それでなんで予定変更したんですか?」


「それが聞いてくれよ!ミリア様ってばよぉ、あの怪盗プロダクションの団長直々に襲撃先変えろって脅されて、ビビって帰ってきちまったみたいで」


「び、びびってないわ!エルドは冗談が下手になったんじゃないか?」


「ミリア様が話し合いしてた時の映像を撮ってるが、ここで流すか?」


「え?アアル?なんでそんなの撮ってるの?」


怪盗プロダクション、それは王国で第2の襲撃ギルドだ。だが怪盗なんて名前とは全く似合わず襲撃方法はただの力尽くだ。それでいいのだろうか。


「まぁ襲撃先が変わるのは別にいいですよ。元々三難関に挑むから今更変わったところで支障はないはずですから」


「ですよね!いやーやっぱアルさんは分かってる。襲撃先なんてどうでもいいですよね!」


「まぁ銀行狙った方がいいのに変わらないけど」


「裏切らないで下さいよ…」


「まぁまぁミリアちゃんならどんな場所でもドカンって襲撃成功させちゃうんだからー」


「セルナさん、ドカンってちょっとおかしくないですか?」


「アアルはいちいち突っ込むから面倒臭いって言われるんだよ」


「リムさんは毎回後ろから切りつけないでくださいよ」

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