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22話 現実世界


7月ということもあって朝の8時前なのに暑い。少し前は2020年から地球温暖化と世間から叫ばれて気温が上昇していったそうだが、2035年からは少しずつ気温も下がり始め落ち着きを見せている。

テストが近いこともあるがここら辺の内容は割と身近な内容なので覚えやすい。


俺の通う学校は家から20分ほど歩けば着く。遅刻判定されるのは8時25分からなので8時前に家を出た俺は走らなくて済むわけだ。

遅刻が3回溜まると放課後掃除をさせられるが、俺は夏はあまり遅刻をしないのでまだ2回しか掃除はしていない。

俺は朝が苦手だ。最初は莉朱に起こしてもらっていたが、最近生徒会に入ったらしく朝早くに登校している。もちろんそんな時間に起こされても二度寝をするしか選択は無いだろう。つまり自力で起きてまだ2回しか掃除をしていないのは立派なことなのだ。


校門が見える頃には俺以外にもたくさんの生徒が登校してきている。校門前には挨拶運動をさせられている生徒が気だるそうに挨拶をしている。


「おはよう。はいおはよう。おはよう。ん?おー!翔か!珍しく今日は早いじゃないか」


「堂前せんせー、おはようございます。優等生の俺からしたら10分前までには校門をくぐってますよ」


「そんな優等生のお前には先週溜まった掃除を今日やってもらうからな」


「うぐっ。簡単なところでお願いします」


先週の遅刻は仕方ないことだった。寝惚けて鞄を家に忘れてしまっていたからな。取りに帰ったらもうとっくに25分なんてすぎるに決まっていたので優雅に2限目登校を決めのだ。





「それでは次回までに配布しておく課題を終わらせて提出しておくように。来週からは入門が終わるので新しいテキストに目を通して下さい」


「きりーつ。礼。」


時間は過ぎて昼休みだ。友達の神田と豊橋と席に集まり飯を食う準備をする。


「翔、今日は遅刻ギリギリじゃなかったな」


「起きるのが早かったからな。豊橋は遅刻してたみたいだけど」


「まじ?走りながら翔のこと探してたけど見つかんなかった訳だわ」


神田はいつも早めに来ているが俺と豊橋は遅刻ギリギリ常習犯だ。ちなみに神田と豊橋の下の名前が同じなので俺は苗字呼びをしている。


「そういやもうすぐ林間学校始まるけど班っていつ出るの?神田知ってる?」


「今週の水曜。明後日」


「まじ?俺やっぱ高峯さんとか緋雅さんとか、あとはやっぱ宝条さんと組てー」


「カッコつけて空回りするのがオチだからやめとけ」


「なんだと。そんなこと言ってる翔だって組めたら嬉しいだろ?」


「俺はそんなことより料理できる人が居ればいい。俺は美味い飯が食いたい」


「僕は雨宮さんと組めたらなー」


今話題に出た緋雅さんと高峯さんはこのクラスでも人気の女子だ。莉朱も2人と並ぶかそれ以上の人気の女子だが俺と幼馴染ってのは知られてない。あんまり学校じゃ話す機会もないしな。

ちなみに雨宮さんは神田が中学の時から好きな女子だ。中1の後半くらいから恋してるらしい。


林間学校は来週から行われる3泊4日の行事だが、晩御飯や日中の活動は決められた班で行う。その班は先生が決めるらしいが豊橋が気になって仕方ないらしい。だが俺はさっきも言ったように料理ができるメンバーが欲しい。不味い飯なんて食いたくないし焦げたご飯なんてごめんだ。


「そういや豊橋、最近新天地ってどうなんだ?この前お前のとこの貴族が争ってたよな?」


「聞いてくれよ。あのハゲがこんな時にメイドに手出して奥さんがブチ切れてんだよ」


「うわぁー。もうそんなとこ出てけよ」


「言われなくてもそうするぜ?もう準備完了目前だわ」


「神田は妖精界でなんかあった?」


「これといって何も。今は平和そのものだね」


2人ともエグスタをプレイしているが開始した国が違うので余りゲーム内では会ったことがない。豊橋は現在は新天地にいるが最初は戦国にいたが1番近い新天地に今は腰を下ろしている。

神田も豊橋もそこそこ長くエグスタをやっているのでゲーム内でも3回ほどは会ったことがある。

神田は妖精族のアバターで妖精界にいるが今は何も起きてないらしい。ただ妖精界と妖精王国は近々いざこざを起こしそうと言われているのでヘルプが必要な時はいつでも言ってくれと伝えている。


この後も他愛のない話をして昼休みも終わり、そのまま6限まで授業を受けて今日の授業が終わった。部活に所属していない俺は早く家に帰ってエグスタをしようと思っていたが無事堂前先生に捕まって掃除に連行された。

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