祝!新入部員!
美野原大地「で、新入部員が1人入ったと・・・」
茨城優子「はい、一年生1人ですが入部希望です。」
渡辺雪「やっと・・・やっと新入部員だよー!」
もう6月である。
美野原大地「しっかし、いいのか?こんな部で・・・」
友部夏美「おい顧問だろあんた、ふつうに歓迎しろって。」
渡辺雪「そうだよ!せっかくの一年生だよ?新しい制服の匂いに、初々しい表情がまたいい!」
新しい制服に身を包むショートカットな少女だ。
古湊楓「ってなわけですまないが自己紹介を頼む。」
新谷芽美「は、はい!あたし、しんたにめぐみっていいます!よろしくお願いします!」
渡辺雪「ちなみにこんな字を書きます。」
久々のホワイトボードだ。
相変わらず字が上手いなー雪は。
歓迎会モードで話が進む。
茨城優子「それで、芽美ちゃんは何ヲタクなの?」
友部夏美「おぉう、いきなりブッこむね優子は・・・」
渡辺雪「まぁまぁいいじゃん、で、芽美ちゃんは何?何好きなの?」
だから質問一緒じゃん!
新谷芽美「うぇっと・・・あたしは、その・・・プレを・・・」
ん?ちょっと聞こえんかったな?
渡辺雪「え?ごめんなさい、ちょっと聞き取れなかった、もう一回いい?」
新谷芽美「ひぇ!あ、はい、コ・・レを・・・」
友部夏美「コレ?あー!今流行りのコレコレか?あのいろんなコレクターをコレクションするやつ!」
茨城優子「コレコレ好きな女子高生なんて、なかなか聞かないね。」
渡辺雪「うんうん、新しいジャンルだね!」
美野原大地「いや!系統から言うとフィギュアだから俺だろ!いやーこの部にやっとフィギュア好きが来たか!」
新谷芽美「いゃ・・・その、コス・・・」
友部夏美「そうか・・・大地と一緒か・・・短い付き合いだった・・・」
新谷芽美「ふぇぇえ!」
新入部員をそっちのけで話すMAGE部に苛立ちを覚える人が1人。
バン!
古湊楓「お前ら!勝手に相手の発言を最後まで聞かずに話をするな!それにお前ら相手の趣味を言える立場か!美野原先生まで輪に入ってなんですか!」
シーン・・・
美野原大地「す、すんませんでした・・・」
渡辺雪「そうだよね、芽美ちゃんの歓迎会なのにごめんね!」
茨城優子「そうね、ごめんなさい、私たちこう言う人種なの。」
新谷芽美「あ、ぃぇ、あたしもちゃんと言ってなくて・・・」
友部夏美「ホントごめんな!お詫びと言ってはなんだけどこれからみんなで飯食いながら続きでもどうだ?もちろん先生達の奢りで!」
美野原大地「おいおい!またかよ!」
古湊楓「はぁ、仕方ない今日ぐらいは出してあげます。」
おー!っと歓声が上がる。
古湊楓「して、新谷はなんの趣味を持っているんだ?言いにくいなら私が代わりに話そう、しかし私はあまり詳しくないから手加減してくれ。」
フフッと大人の余裕を持つ発言をする。
新谷芽美「は、はい!実は・・・」
ぼそっと新谷芽美は古湊楓に耳打ちする。
古湊楓「うっ!そ、そうか・・・では店の予約を・・・」
渡辺雪「楓せーんせー!芽美ちゃんはなーんて言ったんですか!」
古湊楓「いや、これは個人的な事だから!」
茨城優子「はい、これ約束の小説。」
新谷芽美「あ、ありがとうございます優子先輩!」
古湊楓「お前ら繋がってたのか!」
そう、新谷芽美は茨城優子の中学生時代からの後輩である。
友部夏美「先生ー?新入部員の新谷芽美ちゃんはなんて言ったんですかー?」
古湊楓「プレだ・・・」
美野原大地「はい?プレですか?」
はて?プレっなんだ?
古湊楓「だからコスプレだ!まみむーとやらの「あなたのハートをキュンキュンモード!」とやらのだ!」
おー、言い切ったよ。
新谷芽美「先生、ポーズはこうです!」
胸に手でハートを作り見せる。
古湊楓「だ、誰がやるか!それより予約した店に行きますよ!」
うわー顔真っ赤ですよ。
新谷芽美「絶対に皆さんコスプレさせます!」
新入部員の熱い入部希望を聞き古湊楓先生の予約店に行くのであった。