女子高生の行動力
渡辺雪「たまには部員募集も!」
茨城優子「来年になったら受験あるし活動できないし。」
友部夏美「新しい風ってのも欲しいしね!」
こうして今日の活動は部員募集です。
とりあえず人を集めるには。
茨城優子「このシューティングゲームにしましょう。」
友部夏美「いやそれムズゲーのクソゲーじゃん、んなのクリアできるやついねーよ!それよりイラストの展示会にしょーよ!」
渡辺雪「いやいや、こっちの漫画読み放題!これしかない!」
ここまで意見が割れるとは・・・
渡辺雪「な、シューティングゲームはこの前やってダメダメだったじゃない!」
茨城優子「今回は前より難易度低い。それにイラストや漫画は何の部かわからなくなるし。」
友部夏美「ゲームだって一緒だって!漫画は地味だし私のイラストでババーンと!」
あーだこーだしていたら大地先生が来た。
美野原大地「そんなんアニメの上映に決まっている!」
・・・
論外!
美野原大地「いいじゃんか!アニメ上映!魔法少女☆マジカルまみむーをみんなで見よう!そして語ろう!」
・・・
帰れ!
茨城優子「そんなのよっぽどの好き者かキモオタしか来ない。」
友部夏美「つーかんなの流したら大地がいなくなるだろ。」
渡辺雪「てなわけで却下!」
美野原大地「しょぼ〜ん」
ガラガラ。
古湊楓「皆さんこんにちは、あら?美野原先生どうなさいました?」
美野原大地「楓先生〜実は・・・」
事実説明中・・・
古湊楓「はぁ・・・美野原先生はいつもこんな感じなんですか?」
渡辺雪「はい。」
古湊楓「ナンセンス・・・」
そうなりますよね・・・
渡辺雪「古湊先生〜なにかいい案ないですか?」
友部夏美「楓先生ー!新入生が入るような案を〜」
古湊楓「また下の名前で・・・まぁいいでしょう・・・」
お、珍しく食いついた。
古湊楓「あまりゲームやアニメはわかりませんが、貴方達が魅力と思う物を形にしてみたらどうです?」
渡辺雪「けど楓先生!ゲームはまだ制作中で・・・」
古湊楓「渡辺さんまで下の名前で、ま、まぁ、何もいきなりそんな大きな事をしろとはいいません、ですがもう答えはある程度出てましたよ?」
えー?答え?
友部夏美「私がイラスト展示で、雪が漫画、優子はゲームでついでに大地がアニメ?」
古湊楓「ほら、そこですよ、それに貴方達の魅力、どっかの誰かさんに延々とアニメの歌とか作画の話をされても困りますからそこは一般的にですが。」
茨城優子「はぁ、最低・・・」
そんな言い草ないだろぅ優子・・・
渡辺雪「んー?じゃあ私が漫画の原稿書いて。」
友部夏美「私が絵を描く?」
茨城優子「私、クロスワードパズルゲーム作っていいかしら?答えがこのMAGE部の地図になるようなやつ?」
友部夏美「おー!いいねそれ!面白そうじゃん!」
渡辺雪「ページは20枚ぐらいでいい?で、後ろ2ページでクロスワードとMAGE部の紹介ね!」
美野原大地「なー、俺は?俺はなにする?」
茨城優子「とりあえず飲み物をお願いします、私はあったかいお茶をお願いします。」
友部夏美「私コーラで!あと甘い物!」
渡辺雪「私はミルクティーで、それとコピーの準備よろしくお願いします。」
これは忙しいくなる!
美野原大地「って結局パシリかい、まぁいいけど・・・」
古湊楓「ふふ、私が買って来ますから美野原先生は機材室の申請お願いします。」
やっぱり高校生は行動力が速いわね、あらあら、もう漫画描き始めてる。
渡辺雪「あー!優子そのパズルはなに?そのゲームのラスボスの名前なんてわかるわけない!もっと簡単に!」
茨城優子「うっ、わかった。」
友部夏美「ちょっと雪!文字はみ出てる!って私も絵間違えた!」
美野原大地「どうです?あいつら、面白いでしょ?あんなに方向性が違うのに何だかんだでまとまるんですよ。」
古湊楓「そうですね、互いが互いに協力と理解して意見を通す、普通ならなかなか出来ないですね。」
導く先生も加えですが・・・
渡辺雪「あ、楓先生!」
古湊楓「ですから、下の名前は・・・」
渡辺雪「ありがとうございます!おかげでいい紹介本作れそうです!」
古湊楓「あ、そう、それはよかったわ。」
女子高生にそんな真っ直ぐな顔で言われると照れる、少し美野原先生が呼び捨てにされてる意味もなんとなくわかってきた、凄く近くに、けど 近すぎない距離に近づいた気がした。
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・・
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結局、夜の21時までやり晩御飯まで奢らさせられた・・・恐るべし女子高生。