第二章、その二
「──あはははは。君もなかなか大変な状況にあるようだね。いやあ、うちのクラスにも噂が聞こえてきているよ。それはもう詳細にね」
リボンタイをはずし大きくはだけられた純白のブラウスの胸元を揺らしながら、その上級生の女生徒は豪快に笑い声をあげた。
放課後の二人っきりの、文芸部の部室の中で。
向かい合った机で頬杖をつきこちらへと意味あり気な笑みを浮かべながら見つめている、深遠なる黒檀の瞳。
肩口で切りそろえられた艶めく黒髪に縁取られた彫りの深く整った小顔に、出るところが出ていてメリハリがきいているものの女子にしては高い身長のお陰でスマートさを損なってはいない肢体は、常に何事にも動じないその表情とも相まって年齢以上に大人びた雰囲気をもかもし出していた。
辰巳エリカ。我が学園屈指の才媛にして、文化系部活随一の美女と誉れ高き文芸部部長。
──とは言うものの、部員は実質上僕一人だけなのであるが。
「……笑い事じゃありませんよ。こっちの身にもなってみてください。よりによってあの生粋のお嬢様生徒会長殿が、未来から来た僕の娘だなんて言い始めたんですよ⁉」
唯一の可愛い(?)部員の窮状をいかにも他人事とばかりに笑い飛ばす部長の姿に憤懣やる方なく言い募れば、むしろ更にさも愉快げに身を乗り出してくる上級生。
「いいではないか。相手はあの全校生徒のあこがれの的の御令嬢なんだろ? いやあ、女の私ですらうらやましい限りだよ」
あなたがそれを言いますか? 性格はともかく外見は会長とけして引けは取らないと密かにファンクラブすら結成されているという、我が学園の隠れアイドルのくせに!
お陰でたまたま文芸部員になった僕は更に『ハーレム王』とか『リアルギャルゲ王』とか陰口をたたかれることになったのだが、あくまでも小説家志望だからこそこのクラブに入部しただけであり他意はなく、彼女自身も初対面でちょっと話しただけでその知識に舌を巻くほどの文学通なのであり、今やこうして腹を割って相談事を持ちかけるほどに全幅の信頼を寄せていた。
それに外見はともかく言葉遣いといいさっぱりした性格といい、中身はほとんど気のいい男子生徒の先輩って感じだから、こちらもほとんど気を使わずに済むのでつき合いやすいしね。
「……しかし、山王ユカリ嬢がねえ。確か彼女は『選択肢』には含まれていなかったはずだがな」
「へ? 選択肢って」
いかにも思わずといった感じでこぼし落とした不可解な言葉に聞き返せば、珍しく取り繕うようにして慌てて言を紡いでいく部長殿。
「あ、いや。何でもないんだ。そ、それよりも、一度は誰かに聞いてみたいと思っていたのだが、実際に実現可能かどうかはともかく近い将来タイムマシンが発明されたとして、果たして我々は『未来』に時間跳躍することができると思うかね?」
うわっ、ヤバイ。本人は苦し紛れの話題転換のつもりだろうが、これって彼女の得意分野のど真ん中ストレートなんだよな。何せ僕同様にSF作家志望であられるわけだし。
つまりはまたしても、部長十八番の『蘊蓄コーナー』の始まりということかよ……。
「ええと。実際問題としてはどうなのかわかりませんが、タイムマシンが発明されたという前提に立てば、当然過去でも未来でも自由に行けるようになるんじゃないですか? だって何と言ってもそのための機械ですし」
「ブーッ! 残念、不正解です。タイムマシンが発明されたとしたら過去に時間跳躍することは絶対に不可能とは言えないけれど、未来へ行くことはけしてできないんだ。なぜならそもそも未来というものは存在しないのであって、たとえタイムマシンという反則技的な便利道具を使ったところで、ありもしない場所に到達することなんてできないというわけなのさ」
「はあ? 未来が存在してないから行くことができないって。そんなこと言い出したら過去の世界とかタイムマシンとかも同じようにあり得ない存在なのであって、最初から話にならなくなるのではないのですか?」
「いやいや。未来とタイムマシンとかでは話は別なんだよ。タイムマシンや過去の世界なんかは存在を実現したり確認できるかどうかが問題なのであって、未来のほうは存在そのものが元々あり得ないということなのだ」
……ええと。おっしゃっている意味が、いまいちわかりにくいんですけど。
「つまりだね、今を生きる我々にとっては、過去というものが確固として存在していたことを知っているだろう? だとすれば万が一時間を移動する機械──いわゆるタイムマシンが発明されたとしたら、とりあえず過去の世界に行くことはできるというわけなのだよ。しかしそれでも未来に行くことはけしてできないんだ。なぜなら未来という存在はこれから創られていくものであって、現時点では影も形もないのだからね」
「あー……何となくわかってきました。言うなれば『未来というのは流動的なものである』とかいうやつと同じようなものですね?」
「うん。まあ似たような感じかな。タイムマシンを使っても行けないという意味では、基本的に同じことだよね」
「……だったら、やはりすべては会長の妄想だか嘘だったというわけですか。精神体型タイムマシンとか未来人が過去の偉業に手を貸してきたとか、いかにももっともらしいこと言っていたんだけど」
何が僕の未来のデビュー作を読むことで、前もって人間関係を知っていただ。どうせずっと以前から僕のストーキングでもやっていて集めた知識のくせに。
「それがそうとも言い切れないのだよ。何せ未来とか過去とかいうものは、それぞれの立場でころころと変わっていくのだからね。つまり我々から見たら未来人である会長の娘さんも、あくまでも彼女にとっては未来こそが『現代』なのであり、精神体型タイムマシンによって我々の世界という『過去』に来ただけであって、先ほどの私の理論からすればけして不可能なことでも嘘を言っているわけでもなくなるのさ。更に彼女がいつの日にか元いた時代に帰るときが来たとしても、それは彼女にとっては不確定な『未来』なぞではなく厳然と存在している『現代』社会なのであって、何の不都合もなくなるって次第なのだよ。それに何よりもまして興味深いのが、精神体型タイムマシンとやらなのだ。何せこの現代においてもテレビやスマホ等に見られるように電波を使って音声や動画を瞬時に送信するという、かつては魔法みたいなことが実現できているんだ。将来人間の精神体だけを遠隔地の人間や機械等を受け皿にして転移できるようになった暁には、同じ手段を使うことによって時間旅行を実現する可能性がぐんと跳ね上がるってわけなのさ」
ようやく蘊蓄長ゼリフを終えてくれる部長さん。しかし聞いていたほうは堪ったものではなかった。
「……いや。それはいくら何でも詭弁というものじゃないでしょうか? たとえ彼女自身があくまでも自分の時代においては『現代人』であるといっても、精神体だけとはいえこうしてこの時代に来たり元いた時代に戻っていけるというのなら、やはり我々の観点からすればこの時点においても、『未来』というものはれっきとして存在しているわけではないですか」
「ふふふふふ。その疑問も至極御もっともなんだけどね。つまり厳密に言えば、彼女は我々にとっては未来ではなく、『未来みたいな世界』から来ているわけなんだよ」
「未来みたいな世界、ですって⁉」
「ああ。先ほどから言っているようにそもそも先のことは不確定なのだから未来などというものは存在し得ないのであるが、仮に未来が存在しているとするならばそれは果たして、現在や過去と同様に確定的な存在となっているわけなのだろうか? ──いや、違うね。もしも未来なるものが存在するとしたらそれは唯一絶対の確定的なものなぞではなく、不確定なままに無数に存在しているはずなのだ」
「無数に存在するって、未来がですか⁉」
「そう。SFに限らずあまたの小説の中でよく言われているじゃないか、『未来は無限の可能性を秘めている』って。実はまさにその通りなのであって、言わば我々現代人からすれば、未来とは時代の異なる平行世界が無数に存在しているようなものなのさ」
「……未来が……無数に存在している……平行世界?」
「つまり会長の娘さんは我々にとっては無限に存在する異世界から来たお客さんみたいなものなのであり、またいつの日にかその世界へと帰っていくというだけの話なのさ。──ほら。こういった観点に話を持っていくだけで、煩わしいタイムパラドックスの話なんてすべて用無しになったようなものじゃないか。すなわち矛盾のないSF小説を書くためには、まずはSFの流儀そのものを否定することから始めるべきだということさ。何せ時間跳躍などというSF小説みたいなことは、あくまでもSF小説の中でしか起こり得ないのだからね」
──ちょっと。いきなりメタっぽい話を始めるのはやめてくださいよ。それに余計なことを言って無用な敵を作ることもお控えいただきたいものである。
この人の悪い癖は極日常的な現実の問題を話し合っていても、このようにいつの間にかSF小説談義にすり替えてしまうところなのであった。
……まあ、お互いにSF小説家志望なのだから、ある意味当然の流れとも言えるんだけど。
「あれ? どうしたんだい、不服そうな顔をして。それともやはり邪気眼とか妄想とかではなく本当にSF小説みたいに、会長が未来から来た君の娘さんであったほうがよかったのかな」
「……だったら、今までの話はいったい何だったのですか」
散々もっともらしいことを言っておいて最後の最後でぶち壊しにするなんて、たちが悪過ぎるんじゃないのか? これが小説の原稿だったら、これから先ちゃんと読んでもらえないようになるぞ。
「だから最初から言っているではないか、すべては『もし』と仮定した話だと。だいたいが未来とか過去とかタイムマシンなどと言うよりも先に、そもそも『時間』という概念こそが我々人間の頭の中だけに存在する妄想のようなものなのだ。そういう意味からも会長が本当に未来人であろうが単なる邪気眼妄想に取り憑かれているだけであろうが、本質のところでは変わりがないというわけなのさ」
これまで言いたい放題わけのわからないことを言っておいて、何最後だけきれいに締めようとしているんだよ⁉
「そりゃあ、部長にとっては同じようなものかも知れませんが、実際に妄想女にまとわりつかれている身にもなってくださいよ。確かに他人事だったらSF小説か邪気眼妄想系ラノベみたいなものに過ぎないでしょうが、僕にとってはあくまでも現実なのですからね。お陰で周りの女の子たちも対抗意識を燃やして妙に殺気立っちゃって、まさに毎日が針のむしろですよ」
「何を贅沢なことを言っているんだい。それでは今君はまさしくリアルにギャルゲの主人公になってしまったようなものじゃないか。いやあ、むしろあやかりたいくらいだよ。まあ君もせいぜい頑張って、一日でも早くのゲームクリアを目指すことだな♡」
だまれこのゲーム脳文芸部部長が。SF小説論はどこに行ったんだ⁉
「いいなあ。うらやましいなあ。私のところにも突然美少女がやって来て、『お姉様。実は私はあなたの未来の妹なのです』とか言ってこないかなあ。ねえ、今度会長の娘さんに、お友達を紹介してくれるように頼んでくれないかな?」
「……そういうことはどこか別の多元宇宙の女子校にでも行って、勝手に実現してください」
何が未来の妹だ。話の趣旨を変えるんじゃない! そんなの別にSFでなくても、ロザリオ一つあれば事足りるだろうが?
ほとほとあきれ果てて、おもむろに席を立つ平部員の少年。
それと同時に居残り生徒に下校を促すチャイムが、いつもの能天気な音色を文化系部室棟中に響き渡らせていった。
このたびは『時間SF=ギャルゲ⁉』をキャッチフレーズとする、これぞタイムトラベル物の革命作にしてアンチSF小説の急先鋒、『僕の可愛い娘たち』第二章第二話をお読みいただき、誠にありがとうございます。
……ここでいきなり大変申し訳ないのですが最初にお断りしておきますけど、少々話は長くなりますがいい機会ですのでここら辺でちょっと今回のエピソード──というか、本作全体に関する打ち明け話をしておこうかと思います。
それと申しますのも、今回の『蘊蓄コーナー』において初登場の美人文芸部長殿が長々と述べられていた、本編全体の根幹にも関わるいわゆる『時間SF』そのものに対する論理的見解についてですが、何と現在の作者自身の考えとは大きく異なっていたりもするのです。
詳しくは『夢見る蝶は目覚めない』等の私の他の著作を参照していただきたいのですが、ごく簡単に言ってしまえば、世界というものは『現在目の前にあるこの現実世界』ただ一つしか存在しておらず、過去の世界や未来の世界や並行世界や異世界などといったものは、(少なくともこの現実世界と同時に並行しては)けして存在し得ない、という考え方に立脚しているわけなのです。
「それじゃ俺たちが書いている異世界転生モノや異世界転移モノの作品が、すべてでたらめとでも言うつもりか⁉」と、大多数のいわゆる『なろう系』の作家様方と大げんかになってしまうところですが、あくまでも私の考えでは、ある朝目覚めると突然過去の世界や未来の世界や異世界にいたりすることは(可能性の上とはいえ)あり得ると見なしており、別に異世界転生モノや異世界転移モノを全否定しているわけではございません。
ただし当事者にとっては今やその異世界こそが『現在目の前にある唯一絶対の現実世界』ということになっていて、もはや21世紀の日本にいたことは文字通り前の世界の記憶であるいわゆる『前世の記憶』のようなもの──もっとぶっちゃけて言えば、『夢の記憶』のようなものに過ぎなくなってしまうのです。
これだったらあくまでも世界がただ一つしかなくても、タイムトラベル等の世界間転移──特に(トラックにはねられた後でふと気がついたら、いきなりどこぞの地方貴族の八男坊とかスライムとか蜘蛛とかになっていた等の)異世界転生の類いが実現できることになって、『なろう系』作家の皆様も一安心といったところでしょう♡
実はこれはちゃんと量子論や集合的無意識論に則った、物理学的にもユング心理学的にも非常に正しい考え方だったりもするのですが、これについて詳しくは私の著作である、前出の『夢見る蝶は目覚めない』や『最も不幸な少女の、最も幸福な物語』のほうを参照なさってください。
そういったわけで現在の私としましては、今回の本文中に書かれていたような、「過去は存在し得るからタイムトラベルできるが、未来のほうは存在自体が確定していないからタイムトラベルすることはできない」などといった論説に対しては否定的立場にあって、むしろ未来はもちろん過去の世界や異世界などといったこの現実世界とは別の世界には、肉体丸ごとの転移は言うに及ばずたとえ精神体のみであろうと転移することなぞあり得ないと思っており、一時は本作の大幅な改稿か最悪の場合は『お蔵入り』さえも考えたのですが、今回久方ぶりに本作を読み返したところ、小説にとって何よりも肝心な『面白さ』に関しては現在の考え方の変わった私自身にも否定できず、しかも『時間SF』に対する蘊蓄においても現時点の目から見ても注目に値する箇所も少なからずございましたので、結局はまったく手をつけずに今回『小説家になろう』様に投稿することにいたしました次第なのです。
その中でも、特に着目していただきたいのが、
「仮に未来が存在しているとするならばそれは果たして、現在や過去と同様に確定的な存在となっているわけなのだろうか? ──いや、違うね。もしも未来なるものが存在するとしたらそれは唯一絶対の確定的なものなぞではなく、不確定なままに無数に存在しているはずなのだ」
「無数に存在するって、未来がですか⁉」
「そう。SFに限らずあまたの小説の中でよく言われているじゃないか、『未来は無限の可能性を秘めている』って。実はまさにその通りなのであって、言わば我々現代人からすれば、未来とは時代の異なる平行世界が無数に存在しているようなものなのさ」
「……未来が……無数に存在している……平行世界?」
「つまり会長の娘さんは我々にとっては無限に存在する異世界から来たお客さんみたいなものなのであり、またいつの日にかその世界へと帰っていくというだけの話なのさ。──ほら。こういった観点に話を持っていくだけで、煩わしいタイムパラドックスの話なんてすべて用無しになったようなものじゃないか。すなわち矛盾のないSF小説を書くためには、まずはSFの流儀そのものを否定することから始めるべきだということさ。何せ時間跳躍などというSF小説みたいなことは、あくまでもSF小説の中でしか起こり得ないのだからね」
──の箇所でして、実はこれらの文章こそ、この作品を執筆中には存在自体を知らなかった量子論──特にその中でも多世界解釈の本質を突いており、更にSF小説的イベントを自作において登場させる際には、是非とも肝に銘じておかなければならない大原則ともなっているものと自負いたしております。
……まあ、あれこれと何だか偉そうなことばかり述べてしまいましたが、何度も申しますが何よりも肝心なのは『面白さ』なのであり、これについても他のどんな作品にもけして引けを取らないものと自信があるからこそ、こうして皆様のお目に触れさせていただいているといった次第なのであります。
──さて、ここら辺でいい加減閑話休題ということで、後書きとして最も大切な次話投稿について述べることといたしましょう。
とは申しますものの、何分この作品は『第六回ネット小説大賞』応募記念新作長編三シリーズ日替わり連続投稿企画の第二弾作品でありますゆえに、次話投稿の前に他の二シリーズ──第一弾の『ツンデレお嬢様とヤンデレ巫女様と犬の僕』と第三弾の『最も不幸な少女の、最も幸福な物語』のそれぞれの最新話の投稿が間に挟まれることになるので、次回第二章第三話の投稿は三日後の2月7日20時ということになります。
少々間は空きますが、お待ちになられてけしてご損はさせませんので、どうぞご期待ください。
なお、ご閲覧をお忘れにならないように、ブックマーク等の設定をお勧めいたします。
もしくは皆様のご要望が多ければ、この作品単独での『毎日投稿』も考慮いたしますので、そのようなご意見やご感想等がおありでしたら、ふるってお寄せください。
次話の内容のほうにちらっと触れておきますと、「『未来の娘』を自称する美人生徒会長と幼なじみっ娘による熱きSF談義の末にもたらされた、絶望的な未来の予言とはいったい⁉」──といった感じになっておりまして、相変わらず基本的にはコメディ路線でありながらも、徐々に881374ならではのどこか不穏で思わせぶりなムードを醸し出し始めております。
ちなみに明日2月5日20時にはもはやおなじみの、量子論と集合的無意識論とで『後期クイーン問題』を解き明かす、まったく新しいSF的ミステリィ小説『最も不幸な少女の、最も幸福な物語』の第二章第一話を投稿する予定でおりますが、これまた具体的な内容に少々触れておきますと、「なぜかいきなり作中作『最も不幸な少女の、最も幸福な物語』の世界へと舞台を移し、ヒロインが『不幸な未来の予知能力』を駆使して賭け将棋の世界で成り上がっていくといった、某美少女JS将棋ラノベもどきの展開を迎えたりして⁉」──てな感じになっております。
……作者自身、「本当にこんな展開でいいのだろうか?」と、思わずうなり声を上げそうになっておりますが……大丈夫です! これはこれで『ラノベ(風味)』としては間違っておらず、絶対に期待は裏切りませんので、こちらのほうもどうぞよろしくお願いいたします!