№008 そして時は動き出す 【回想終了】
此処からかなり『説明回』の色が濃厚になります
ので、10話目辺りまで読み飛ばして11話へ目次から入り直しても問題ないです
そのくらいネタ祭り。本編が進む気配がねぇ!
さて。
長かった回想もようやく終わり、話は冒頭、我が幼馴染がガチャで大爆死した場面へと遡る。
利き手がどちらかとかそれぞれの設置個所とか、出てくるモノに文句を言わないでほしいとか、一言二言の遣り取りも大爆死の前にワンクッション挟まりつつ。
回想途中で回想に入るとかいうイミワカンナイ事態に陥ったりもしたけれど、物語は概ね規定通りに進んでる。
その割には暴露されている情報は元居た世界のおさらい程度で、異世界に転位した実感はまだちょっと沸いて来ないけど……。
情報が足りないぞー、この国の名前くらい寄越せー。ハリーハリーはりーあっぷ。
というか話が進んでいないと思うのはボクだけか?
字数稼いでいる割には冒険にも出ていない異世界譚って気がする。どうなんだろ。
「言ってみるもんやねぇ、予想とはちょい違うモン貰ったけど」
手首に浮かぶ紋章をスマホを弄るようにスライドさせて、カイチョーが言う。
「一応弁明させてもらうと、こういう便利なモンを要求したわけでもないんよ本音は。けど、彼の人間性は測れたし、結果としては上々やな」
話を纏めてみると、カイチョーは本気で脅迫に踏み入ったわけでもなかったらしい。
むしろ突っぱねられてもおかしくない、と思っていたとか。
それだけ無茶な要求であったことも自覚していたのに、それを烏丸くんは易々と受け入れてしまった。
「実際、姫様を篭絡した辺りは悪い手段やないと個人的には思っとる。合理的には納得もできる方法や。私がそれを道理として理解するかどうかは別、という前提が働くがなー」
関西弁のようなイントネーションでカイチョーは解説する。
そもそも王様の話振りからして、姫を差し出すことに異論が無いことが見て取れて、そのうえで姫が失敗していたのだと何処かに漏らそうものなら姫自身の『価値』が国内で低迷しそうになる恐れをカイチョーにも理解できていた。
しかし、姫自身に『失敗ではなかった』という実績を自認させれば、失敗の報告が漏れる恐れはない。
烏丸くんが早急に、無理にでも身体を開いた理由はそれなのだろう、とカイチョーは言い切っていた。
その思考に至れるふたりが怖い。
あとなんか姫様が本気で可哀想になってきたのだけれど……!?
「……ん? それを把握したのなら、さっきの裁判はいったい何……?」
「ほぼノリやね」
全部ひっくるめてひっでぇ茶番だ。
しかし、その茶番こそがカイチョーの目的でもあったのだとか。
次に、彼の抱えている事情との摺り合わせ。
こちらが一方的に把握しているだけでは、情報の活用とは言えない。
こちらも知っているぞ、ということを匂わせて、相手がどのような反応を見せるかで対処は変わるのだとか。
あれ、それって結局脅迫じゃね……?
ともかく、情報を摺り合わせてみれば為人の輪郭くらいは捉えられる。
決め手として、最期の脅迫にてどんな対処をするか、を踏み切った。
最初に彼が王様へしたように、やや理不尽ながらも正論と独善で返す程度までは覚悟していたらしい。
いや、そこまで覚悟するのは、ちょっと人生投げ過ぎじゃないかな……。
実際のところは其処までの反応は特にも無く、こうして過剰なぐらいのサービスが返ってきたわけだけど。
以上のことから、烏丸くんは彼なりに、ボクらとの相互理解を求めていたのではないか、というのがカイチョー側の意見。
無くとも良い、程度の思考は抱いていそうではあったが、丁度いい『落としどころ』をこちらが提示したのでホイホイ乗ってきた感じもあるそうだ。
「異論もあるわけないわな。カナエくんはアレな結果やけど、こちとら異世界トリップなのにチート能力も与えられんかった身やで。自衛の手段もナシに冒険の旅に出発させられそうになるとか、アリアハンでもやらへんよ」
「それにはボクも同感ですけどね」
ともあれ、やっぱりカイチョーに任せて良かったと思う。
頭の良い人同士が腹の見せ合い探り合いで落とし込んだのに上々な結果が出て来たのだから、それに肖れる身としては文句なんて言えそうにもないし。
あと少しは伏字にする気概を見せてください。
「しっかし予想以上に便利なモノ寄越してくれたな。魔術ってやつやろ? 前に見たのも、これも」
「あ、日本人は魔術師にはなれないそうですよ」
「え、そうなん? 九州だか長野だかの魔王様って魔術師とちゃうんか?」
なんか、カイチョーもボクと同じ勘違いをしていたっぽい。
ボクたち現代日本人はオカルトの実存を把握している身とはいえ、何かしら突き出た超常技能の使い手は全部【魔術師】ではないのか、と認識してしまうのだから、もうこれは人種が罹ってる不治の病ではないのかな(言い訳。
あと長野のはたぶんフィクションです。麻雀って、楽しいよね!
「これなんて令呪にしか見えへんし、てっきりそれ系かと思ぅとった」
「だから伏字にしましょうって」
ボクも同じ感想抱いていたけど!
だいたい、不治の病で「あっ(察し」って、間違いなくドクシャはイコールでアレを思い浮かべたと思うよ!
そう、中学生を筆頭に罹る、【例のアレ】をね……っ!
著作権ギリギリな発言を繰り返すカイチョーを他所に、リセマラできません課金してください、とユーザーの意見を一切聞く耳持たない運営のようにカナちゃんへ返し続けていた烏丸くんがこちらへと向き直る。
正しくは、注目を要請した感じだ。
「――さて、」
まずは睥睨するように視線をこちらへと傾けて、それにボクとカイチョーが気付くと言葉を切り出してきた。
その口元は何処か、嗤うように弧を描いている。
「そろそろ噺を進めようかと思うので、此処らで一新、自己紹介としておきましょうかね」
先ほどまで裁判で追い詰められていたひとと同一人物とは思えない、妙に堂に入った姿勢で彼は佇む。
その口元は、変わらず歪んでいた。
「【魔導学士】烏丸そらです。どうぞ、今後ともよろしく?」
はい、前哨此処まで。
◇ ◆ ◇ ◆
「それは、魔法使いとは違うんか?」
ぶっちゃけ違いが判らない、一般人からの質問です。
どうにもカッコつけたように芳ばしい、それこそオサレに魔術師と名乗っても可笑しくない物言いであったが、言葉の上では別物にカテゴライズさせたがっている節もまた伺える。
しかしその辺りの違いなんてわっかんねえよ。
カイチョーの質問は普通に全員同意のモノだと思ってほしい。
あとやっぱり偽名を使って名乗られていた辺り、そこまで嫌いか本名が、と彼の徹底ぶりには改めて思いを倒置法で馳せさせられる。
そんな烏丸くんはボクらを代表したカイチョーの質問に、違うんですよ、と前置いて応えていた。
「いや、まあ外側から見たら同じものにしか見えないのでしょうけれど、そういう細かい部分を区分けしている専門家の言い分も是非とも聞いておいてほしいです。 あと職種として名乗っちゃっているので支払っている税金分はきちんと腑分けして欲しいのもあります」
宗教法人と同じようにどんな職業にも支払いの義務が課せられ始めましたからねぇ、と。
妙に生臭いというか世知辛いというか、詰問に困る言い分でざっくばらんな説明を続ける烏丸くん。
あれとかこれとか、とその手付きは何やら虚空を指して語られるので、こういうのを身振り手振りと読むのだろう。
「先輩方が問う『魔法』というモノは、何やら超常現象を介して科学的とは言い難い結果を引き出してくれる代物かと認識して居そうですが、」
「まあ、おおまかには、そやね。キミの言うなんちゃらと魔術とかと、何やら違うもんでもあるんかいな?」
「結果がそれっぽく見えるのならまあそれでも良いんですけど、【魔法】って奴は基本的に解析し切れないのが本領ですからねぇ。 というよりも実際のところ、俺の知る【魔法使い】の面子は自身を削って結果を引き出しますから、それと一緒くたにされるのは少々認識上嬉しくない。 我が身を犠牲にとか勘弁して、が俺の言い分です」
云い捨てるように舌を出す。
わぁほんとにざっくばらん。
結局なんだかんだ言いつつ、みんなのために自分が働くとか嫌なんだからね! とツンデレっぽいという認識だけど。ボクの中では。
要するに彼は此れまで知った彼としての在り方と変わらずに、自己犠牲否定派であるという主張なのだろう。
てか、そうなると此処の世界の『魔法使い』とやらも何処か彼の言ってるモノとは違う感じがする。
そこのところ詳しく知っておきたいが、烏丸くんはまた別のことを語り出す。
「魔術は、正確には【現代魔術】と言いますが、これは『影響力の増幅化』になります。 個人の有する存在周波数を増幅し音叉のように共振させて現象に換えることが魔術と言う技術の一端ですが、日本人がそれをやるには遺伝的な部分で不備が挟まっておりまして。 詳しいことは大学の魔術学専攻でも説明するかと」
その辺りは以前にも聞いた。
術式阻害、だとか言っていたような気はする。
というか、遺伝子的に日本人オンリーってどういう理屈なんだ? 今更だが。
「そして此処からが本題。俺が皆さんに施したモノを【魔導刻印】と言いまして、そちらは大きな犠牲も特別な資格も別段必要ないように、と誂えたモノなのでご心配なく」
なんか今【エーヴィヒカイトゲフェングニス!】みたいなルビがさらっと見えたぞ!?
技名を叫んで殴るラジオみたいだ……。
「喩えて言えば『魔法アプリ』とでも説明するべきですか。 実際のアプリみたいにスマホやパソコンに入れるわけでもないし、相性の問題が解決していないので次々仕入れられるわけではないのですが、使い手を増設するにはこれが安全で手っ取り早いんですよ」
何処かで見たような見ていないような、やや漫画っぽい表現で『それ』を語る。
大丈夫? 著作権というよりは、あまりにも使い古されすぎて手垢付きまくりの設定を用意されると見向きもされなくなるんじゃないかとか、そんな心配がボクの中に思わず浮かぶのだけど? 要らん世話だろうけれどさ。
「漫画や小説みたいに能力開発とか個性の発現とか、そっちに踏み込む気はないん?」
「改造しても良いんですかね?」
「できない、とは言わないのか……」
カイチョー、烏丸くん、カナちゃんの順で言葉を交わす。
烏丸くんのわきわきとした手付きに、やや戦慄したように距離を取るカナちゃんが印象深い。
あと烏丸くん、カイチョーの言ってるのは開発であって改造ではないよ。
どちらも間違っていなくはなさそうだけれど。
「でもどうなの? 魔法とかと似たようなモノを、あたしたちみたいな素人高校生が使えるものなの?」
「使えますし、使えるために開発したものですからね」
桃園s間違えたパッションピンクが初めて会話に入ってきた。
ファンタジーなんて知ったこっちゃないしぃ、とクソギャルっぽい娘だからそれこそこんなモノに興味なんて持たなさそうだと思っていたのだけど、使うかどうかに関しては無関心ではいられないようだ。
ひょっとしたら自分だけ仲間外れにされることを良しとしていないだけかもしれないが。
「アプリ、と先に銘打った以上、『誰にでも使える』が売りです。 ライトノベルで良く扱う『演算能力』とか『魔力の量』などを筆頭にした個人の技能に左右されず、一定以上の結果を必ず齎すような出来栄えを約束しますよ。 いや、個人の資質を否定する気は無いのですが」
「あー、魔法っつったらよく耳にするなぁ。アレやろ? 物理法則に干渉するために数学的見地で臨む必要があるとかなんとか」
「……実際に、魔法もそうやって解析できれば良かったのでしょうけどねぇ。 本物の魔法って、正直『あるがまま』の宇宙法則に無理やり別方向の法則を差し込む法則侵食なので、人間に理解できるように数字を並べたモノの見方で捉えられる範疇を凌駕してるんですよ……。 数学は人類共通の言語に過ぎませんからね、人間の為『だけにあるわけではない【魔法】』は扱おうとして扱えるモノでは無いんですよね……」
妙に斜に傾いて、どんよりとした空気で応える烏丸くん。
云い方としては、夢もキボーもありゃしない、という感じではあるが、聴くだけに留めると『人間以外が存在するのん?』と少々wktkが止まらない。
というか、魔術の説明時にも思ったが、彼の言葉にはやや専門用語っぽいモノが混じっている。
ニュアンスは伝わるのだが、その辺りの詳細をいつか教えていただくことは可能だろうか。
「とまれ、今俺が差し出せるのはその辺りが無難でしょう。システムアプリとしてある大枠を除くと、カナエ先輩以外はもう当ててるでしょう?」
云われて、手の甲に浮かぶ紋章をスライドさせて【Storage】をタップ。
ずらっと並ぶ十一個の項目の中に、確かに【Crest・雷汞】の文字が。コレかぁ。
どうでもいいけど、みんなが施してもらった場所がカイチョーは左手首だったりカナちゃんが右の手のひらだったりとそれぞれ違っていたりするのだが……いや、統一しようよ。
絶対この先、訳の分からないことになって混乱すると思うよ……?
同じように確認したカイチョーが手を挙げた。
「てか、今更なんやけどコレ、キミが作ったんか?」
「作った、というよりは開発した、と言った方が明確ですね」
「いや、それでもおかしいやろ……」
なんとなく、カイチョーの言いたいこともわかる。
パソコンアプリ程度なら、それ専門に学ぶ学生もいるから同年代が造っていると聞くことも度々あるけど、これは一般には出回っていない知識の集合体だ。
魔法や魔術と散々並びたてられているが、それが実存していると知ってはいても実践できる人間が一般にもいることは、誰もがキチンと把握できていないのが現状なのだ。
ボクたちの目の届かない場所で『在る』というのならそれでも構わないが、正直魔法や魔術単体が知れるような事件が耳に触れない、というのが最もそれらを胡乱に変える点であるともいえる。
オカルト事件そのものは時折聞くのだが、それこそ解決に赴いているのは民間とは別の領分であると発表されるし……。
……あれ? そうすると、烏丸くんがこれらを把握しているのって、ひょっとして、
「もうわかったと思いますが、俺は【学士】を名乗っている通り『使い手』とは言い難いです」
気付いた時には、彼は説明を再開していた。
「【魔導刻印】に関する研究者であり開発者、が本分で本領なので、不意打ち以外で戦闘行為はぶっちゃけノーセンキュー。そーいうのを扱うのは部署が違います。 なので、今回は此処まで搦め手を扱わせていただきました」
「烏丸くん、キミまさか、」
言葉の途中を手で遮られる。
自分で言うつもりなのだろうが、此処まで彼の独断なのはドクシャの見ごたえ的にはどうだろうか(要らぬ世話。
「キンジョーちゃん先輩のお察しの通り、俺は国側から仕事を請け負う立場の人間です。 ただし、民間に降りているので直接給与を与えられているわけでも、命令を下されているわけでもありませんので、そこは出来るだけフランクに」
人差し指を自身の唇に当てる仕草を見せて、『オフレコですぜ?』と無駄にカッコつけの姿勢で語る烏丸くん。
彼なりに簡潔にまとめているかもしれないが、情報量が多すぎてちょっと今ピンと来なくなりかけてきていた。
「あー……。まあ、ええやろ。よろしくしよか、烏丸くん?」
「ええこちらこそ。 さておいて、開発した手前扱いに関しては一家言持てます。 【そらくんのうっきうき魔導刻印講座】をこの後開講予定ですので、扱いに関して気になっている方はどうぞこちらまで」
「さっきからネーミングに関しても色々言いたいが、まあわかったわ」
先に何か把握できたのはカイチョーで、嶽本会長なりに言葉を選ぶ。
そうして握手したふたりが語ったのは以上の内容。
どうやら『触れないこと』に決めたらしい。
賢明だと思います。
そんな会話を交わした後に、しかし、とカイチョーが改めて口火を切るのであった。
「話してみると意外と穏やかな方やな。キャラが変わっとらんか?」
ああ、それはボクも思ってた。
傲岸不遜に国家を脅迫した人物と同一とはとても思えない。
「いや、あんな唯我独尊な生き方を突き進むって、どれだけ厚顔無恥なんですか。アレは造ったモノで、本当の俺は穏やかに親切で真摯な好青年ですよ」
「ダウト」
「それはないわよ」
「うっそやろお前」
「ハハハ、またまた御冗談を」
四人全員にツッコまれ、「げせぬ」と斜に翳る後輩が其処に居た。
そんな彼を他所に、ボクは自分の手の甲を改めて見直す。
ずっと気になっていたのは【Status】という項目で、何処までゲーム的に表されているのかを確認する。
◇◆◇
名前 : 金城 タクミ
年齢 : 16
性別 : 女
状態 : 健常
根幹 : 中庸
生命力 : 12
腕力 : -5
敏捷 : 8
器用度 : -9
感性 : 14
知性 : 9
精神力 : 18
備考 : 4分の1
◇◆◇
ちょ、待てよ。
やだ、ボクのステータス低すぎ……!? とか慄いているバヤイじゃない。
なんだこれ、ステータスにマイナス補正付くとか初めて見たけど!?
え? 素人ラノベみたいに何かしらのチートが隠れていたりとか、そんな伏線じゃなかったの?
ていうか比較対象が無いと強いのか弱いのかもよくわからんね。
烏丸くん、イジケてないで説明はよ!
~ちょっち補足~
・長野の魔王
初手テスカトリポカ、などというパワーワードが平然と飛び出す麻雀漫画。
しかしまことに残念ながら、筆者はくだんの書籍を手元に持っていないのである。
スマナイ、本当にスマナイ……っ!
そんな筆者が把握していることといえば、アニメ二期の主演声優の座を植田●奈さんと野●雅子さんがオーディションにて取り合ったとかいう胸がBAKUHATUするほどの熱戦を繰り広げたらしい、という程度しか把握していないのである。
スマナイ、本っ当にスマナイ……っ!
・人種が罹る不治の病
特に中学生辺りの年代から……あっ(察し。
・魔法とか魔術とか
この作品上では区分けされていきますが、ところどころ会話にミスリードが混じるので地の文も読むことをお勧めです。
別にミステリってわけでもないのに引っ掛けが入るのは、元の世界が根本的な問題なので仕方がないのです。
そっちはまた別のスレッドで推し進め中(宣伝。
・大枠刻印の在る場所
>絶対この先、訳の分からないことになって混乱する
間違いなく筆者…っ!
みんな、覚えていてくれよな!
・烏丸の性格について
やっちゃったことはやっちゃってますけど実はけっこうマイルドな方です。
なので彼の言い分も聞いてあげてください。
・ステータス
伏 線 回 収 。
本当は最終回くらいまで引っ張っておきたかったけど使い古されているしもう気付いている人もいるだろうから暴露します。
付け加えたわけじゃないですよ。まっさかぁ!
クロスオーバーの余地を潰しにかかることに定評のある作品です