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1, やってきました

1話のくせに短くて駄文です。

すいません。

でも、よろしくお願いします。

 我輩は声優である。名前はまだ……『黒猫』。

 本名、天塚(あまづか) 空音(あかね)。女であるが、男性声優として働いています。

 理由は、うん、まぁ色々。

 そういえば、声優になったのは中1だったし当初は大変だったなぁ……。

 例えば、男である以上一人称は俺になるだろ? 初めはねー、私と俺が混ざって「わ、俺」とか、「わた、俺」とかなって誤魔化すのが、すごい面倒臭かった。

 あと、名前のある役をやらせてもらえるまでは、一言、二言のザコキャラやモブキャラばっかでしたがね。まぁ、当然っちゃ当然だけどね。

 そんなこともありましたが、今では人気男性声優トップ10に入る立派な声優になれました。ちなみに、9位でっす。


 そんな私ですが、今、私立秋明学園高等学校の校門の前に佇んでいます。

 私の家はあまり裕福ではないが、事務所の方から出してくれたんです。本当にいい人達だな。


 さすがに、いつまでも佇んでいても仕方がないので、私は校門をくぐる。

 でかいなー。私立だもんなー。

 中学は普通の公立だったしな。

 

 高1は東昇降口なので、クラス割り当てもそこにある。

 ......1-C か、まぁいいか。





+++++++++





 私はクラスに入った。

 まだ、あまり来ていないようだ。そして、私は静かに席に座った。あ、ちなみに私は天塚という名字だから出席番号が1番なので廊下側の1番前だ。1番嫌な席だよね。




 .......静かだなぁ。私の周りが。

 私が入った後ドッと人が入って来たはずなんだけどな。

 はい、ぼっちですよ。どうせ。

 さっきも言ったとおり、私は公立の出ですよ。友達いないですよ。

 別に、いいし。声優の仕事でボッチな役来たときの参考にしてもらうから!! ....強がりだよ! だって、今日からお昼あるんだよ。入学式終わってお昼はさんで部活動紹介だってよ。それ、明日でいいだろ! お昼解散でいいじゃん! 初日から、一人寂しくお弁当とか嫌だよ!!


ガラッ


 先生が入って来たようだ。


「軽くHRしたら、入学式な」


先生がそう言いながら、爽やかにニカッと笑い、女子の目がキラキラし始めた。あ、私は論外な。

 

 ふむ。なるほど、ちょいイケか(ちょいちょいイケメンなこと)。

 見た目的には、20代後半っと言ったところか? 声的に爽やか&和やか系か、性格は。

 入学式前だとコイツが担任になるか分からんな。担任(仮)でいいや。

 それにしても、いい声してるな。小さな感情の動きも声だけで分かる。あ、別に馬鹿にしてる訳じゃないぞ。むしろ、褒めてる。副業としてでもいいから、うちの事務....ハッ。

 ついいつものの癖で人間観察からの仕事モードになってしまった。


「じゃあ、出席とるぞ-」


 そう言えば、HR始まったというのに、隣の席の奴がいない。遅刻か? 病気で休みか! 病弱キャラなのか?

 まぁ、いっか。それより、今、楽しみなのは入学式である。

 何故、そんなものを、と思うかもしれないが、


 それは甘い、甘いぞ!!


 入学式、それは役作りの参考になる奴がいっぱいの、パラダイスだぜ!!



 まざは校長。

 眠くなるほどの長くて、つまらないアレだ。私は、眠くなるアレはあのおじさん声によるものだと思っている。イケボだったら、さぞかし目がカッ!! となることだろう。私も男声を出すと、まぁ、イケボ

になる。そのため、あのつーまらないおじさん声は、いくらか集中していないと出来ないのである。良く聴かなければ!!!!


 次は生徒会長。

 女か男か。イケボかショタ声か、はたまた平坦な声か。そして、それによって、皆からの注目度も変わっていく。確か生徒会長は、二年生だったっけか。すごいなー。実に参考になるよ。


 そして最後に、新入生代表。

 これは、入試の順位が1位の人がやるそうだ。だがやはり、人は人。壇上に立つと、だいたいの人は緊張するものだ。あの緊張してるうわずった声はなかなか難しい。本当に参考になるよ!!

 フフフフッ、やはりいいな、入学式! メモ帳装備したいぜ!


 おっと、役作りのこと考えてたら、いつの間にかHRが終わっていたようだ。


 フフフッ、さて、行くとするか、私の体育館と言う名のパラダイスへ!!!

 フハハハハハ!!!!













  


 

2話は、一週間後になると思います。

読んでくれて、本当有り難うございます!!

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