▽登場人物紹介など(三章時点)
○は現代日本関係、●はサーリスト王国関係に付けています。
[人物紹介]
○春日 茉莉衣
私立耀誠学院高等部2年生。3月8日生まれ。158cm。
黒髪、茶眼。小学6年生の2月に事故で両親を亡くし、叔父である春日家の養子になった。
○治宮 華凛梛
茉莉衣と同じ学校の同級生。12月22日生まれ。170cm。
茶髪、黒目。ロングヘアー。吊り目。キツめの美人な見た目。
全国的にいくつも病院を営んでいる大病院の本家の血筋。
成績は優秀。即断即決で思い切りがいい。他人の恋バナとサブカルチャーが好き。
○ミカ
茉莉衣より年上。4月28日生まれ。184cm。
黒髪、黒目。少しくせ毛。
華凛梛の従兄。ラクーンの所有者。
○春日 操
茉莉衣の2歳上。10月13日生まれ。163cm。
地毛は茶色がかった黒だったけど、オレンジに染めている。茶眼。ゆるふわショートボブ。
茉莉衣の戸籍上の姉で春日家の長女。実際の血縁関係は従姉。顔立ちは茉莉衣に似ている。
○中江 翔馬
高校2年生。7月27日生まれ。175cm。
茶髪、茶眼。ゲーム好き。
春日家のお隣さん。操とは産まれた時からの幼馴染。約半年前から茉莉衣と付き合っている。
●マリー・セルベル
14歳。薄い紫色の髪、瞳はグリーン系。乙女ゲーム『ツインクル・アイランド〜誓いは妖精樹の下で〜』のヒロイン。
学園の入学試験中に茉莉衣の記憶と意識が目覚めた。
●イヴィ
マリーと契約している風の妖精。空色の髪、金眼。ツンツンと外ハネしているショートヘアー。生意気。
手のひらに乗りそうなサイズの人間の姿に蜻蛉の様な翅が生えている。
ゲームでは冒険パートのサポートをしてくれる。
●ラヴィ
マリーと契約している花の妖精。桃色の髪、金眼。クルンと内巻きのボブヘアー。楽観的。食いしん坊。
手のひらに乗りそうなサイズの人間の姿に蝶の様な翅が生えている。
ゲームでは恋愛パートのサポートをしてくれる。
●カロリーナ・ピュハマー
14歳。代々神事を司っているピュハマー公爵家の長女。神聖魔法が使える。
髪色は銀から毛先にいくほど金にグラデーションしている。ストレートな髪を編み込み後ろで巻いて纏めている。目は瑠璃色。愛称はリーナ。
ゲームでは学園パートのサポートをしてくれる。
新節式の日に華凛梛の声が聴こえるようになった。
●ルートヴィヒ・サーリスト
14歳。サーリスト王国の第三王子。金髪金眼。
ツイアイの攻略対象。穏やかな性格。母親は正妃。愛称はルート。
6歳の頃に妖精の森で迷子になったマリーを助けた。
●ミカル・サーリスト
16歳。サーリスト王国の第二王子。藍髪金眼。
ツイアイの攻略対象。眼光の鋭くて、ぶっきらぼう。母親は側妃。母の実家であるベンディクス侯爵家が後ろ盾。
9歳から離宮に生活の場を移す。
●スティーグ・サーリスト
サーリスト王国の第一王子。母親は正妃。
王国歴211年11月の収穫祭で行われる狩猟大会で事故にて亡くなる。享年11歳。
●アルトゥール・ラベリ
14歳。ルートヴィヒの乳兄弟で護衛騎士候補。アイスブルーの髪、緑眼。長めの髪をポニーテールにしている。一重まぶたで切れ長の目。愛称はアル。
今のところ寡黙。ツイアイの攻略対象。
●エリック・モッテンセン
21歳。王立ハルティア学園の教師。サーリスト王国史、薬学、調合を教えている。
ツイアイの攻略対象。緑髪、黄緑の目。気弱な雰囲気。
●レオナルド・ピュハマー
13歳。ピュハマー公爵家の次男。
ツイアイの攻略対象。銀髪、瑠璃色の目。学園に通いながら神殿で祭祀を執り行っている。現在の祀王。
●エルンスト・ベンディクス
15歳。ベンディクス侯爵家の長男。
ストロベリーブロンドの髪、右目が緑、左目が黄色のオッドアイ。
ツイアイの攻略対象。誰にでもすぐに打ち解ける愛想のいい人。
家は大陸との貿易を主とした大商会を営んでいる。
●カール・シューストレム
王立ハルティア学園の理事長。
ツイアイ2周目以降に攻略対象になる。
契約妖精はオレンジ色のアライグマ(ヒグマサイズ)。
マリーが主席で卒業すると養父になる事もあるらしい。
●正妃
サーリスト王国の王妃。スティーグとルートヴィヒの母親。スティーグを亡くした後からかなり精神が不安定。
●側妃
元正妃の侍女。王のお手付きになり側妃となった。
ミカル出産後、体調が戻らずそのまま息を引き取った。
[用語]
○Raccoon
弱小企業が生み出したSES(体感)を売りにしたゲーム機。
生産が間に合わず入手が困難。
オレンジと黒と白の3色でアライグマをイメージしたアイコンがトレードマーク。
●サーリスト王国
大陸の南にある島国。妖精王の加護があるので、妖精王国とも呼ばれている。
●王都リンナ
サーリスト王国の王都。
サーリスト王国は大小いくつかの島で構成されているが、その中で一番大きな島の北東に位置する。
東の海に面した崖の上に大聖堂がありそこから西に向かって王宮、王立ハルティア学園という位置関係になっている。
貴族街と平民街の間には川が流れておりいくつかの橋で繋がっている。
●皇国
サーリスト王国の北にある大陸の西側にある大国。
過去に妖精を隷属させていた歴史がある。
●帝国
サーリスト王国の北にある大陸の東側にある大国。
過去に妖精を虐殺していた歴史がある。
●最北の国
サーリスト王国の北にある大陸の一番北の端にあった小国。
サーリスト王国と同じく妖精と親密な国だったが、数世紀前に滅んでいる。
●妖精王オツォ
サーリスト王国の代々の王に加護を与えている。人と変わらぬ姿をしていると言われているが、人前に姿を現すことは滅多に無いので真偽不明。
●妖精
その姿はまちまちだが、光る球体である事が多い。
普段は精界と呼ばれる場所に住んでおり、人界に姿を現すのはごく一部の妖精。
人界で特定の姿を維持するのは難しいので、人や動植物などの姿をしているのはそれだけ強い意志や魔力を持っている。
生物の姿をしている時は、目は金色になる。
気まぐれで今が楽しければいいという刹那的な性格が多い。
●契約妖精
主に人間と契約を結んだ妖精。
妖精は人界に存在する為に魔力が必要になるが、人や動物などと契約しその為の魔力を補ってもらう事で長く人界に居ることが出来る。
魔力を与えると、契約者の望む魔法をなるべく使ってくれる。
●妖精樹
精界に繋がっているという神秘的な大木。幹が何本も絡み合い1本の木になっている。
幹も枝も葉も金色で仄かな光を纏っている。
世界中にいくつか存在しているが、常に森と共にあり姿を見せる相手を選別している。
サーリスト王国の王都リンナにある妖精樹は、毎年4月1日に刻紋の儀式の為に必ず姿を見せる。
●王立ハルティア学園
王都にある貴族の為の学校。10歳から17歳までの子供が通う。
寮は無く通いのみなので、タウンハウスなど王都での住居があることが必須になる。
制服は特に無いが、ハルティアグリーンと呼ばれる深緑色を身に付けるというルールがある。
●新節式
ハルティア学園で毎年4月1日に行われている。
入学式と卒業式の両方を兼ねた式典。
新入生と卒業生は参加必須。その他の在校生は自由参加。
●刻紋の儀式
4月1日の新節式の後、卒業生は妖精樹の元へ赴き刻紋の儀式を受ける必要がある。
入学試験の時に受け取った妖精樹の葉が左手の甲に刻まれる。
刻印された紋は葉紋もしくは貴族紋と呼ばれる。
●祀王
サーリスト王国の国教である海洋の神トラバイスタとその眷属神で絆の神レウナを祀っている神殿の最高司祭。
その歴史はサーリスト王国の建国よりも古く、代々ピュハマー家の血筋から選ばれている。葉紋を得ると妖精の影響が出てくる為、子供の間だけ任命されるので、象徴としての役割が大きい。
●海洋の神トラバイスタ
海を司る男神。恵みをもたらす生命の祖であると同時に海底は死者の国ともされているので死者の王でもある。
●絆の神レウナ
海洋の神トラバイスタの眷属神。女神。
人同士に限らずあらゆる物の縁を結ぶもしくは切ることが出来ると言われている。
●魔力回復ポーション
薄ピンク掛かった乳白色のとろみのある液体。
甘味の中に酸味・苦味・鉄っぽい雑味を含む。
とろみのせいで舌や喉に膜を張り、口の中がビリビリと痺れるような感覚が長く残る。