表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立たないギルド裏方
14/1084

魔術語2

ジェロはヴィクシムのために(現代)魔術語の例を書き出す。


火魔法:初級≪種火≫ignis-generate、≪火球≫ignis-globus、中級≪火炎≫flamma

風魔法:初級≪そよ風≫ventus-generate、≪風刃≫ventus-ensis

水魔法:初級≪水生成≫aqua-generate、≪水球≫aqua-globus

土魔法:初級≪砂生成≫arena-generate、≪石球≫lapis-globus

光魔法:初級≪灯り≫lux-generate

回復魔法:初級≪治癒≫sanatio、中級≪回復≫recuperatio


アルファベットや平仮名のように限定された文字種だけのBASIC言語のようなものが(現代)魔術語であり、漢字混じりのように無数の文字種のマシン語のようなものが古代魔術語である。主に初級魔法の(現代)魔術語ならジェロには簡単な仕事であった。


「このギルド保管庫でよく見るのはこれぐらいですね。見てお分かりのように結構似たような単語の使い回しもありますよね。覚えるのは限定的かと」

「おぉ言われたら法則も何となく。それに実際にはほとんどがこんな程度だったんだ。これを見ながら覚えるよ。ジェロ、ありがとう!」

抱きつかれるが何とか振り解く。

「そうだ、これが≪簡易鑑定≫の魔導書だ。俺は業務で必要だから夜だけなら貸せるぞ」

「本当に良いのですか?ありがとうございます!」

「あぁもちろん。それよりよく魔術語なんて覚えているな。それも神殿の教えか?」

「えぇまぁ……」

『私のおかげだよね』

『そうだな、感謝しているよ、ヴァルには。だから≪簡易鑑定≫魔導書も教えてね』

『ちゃっかりしているなぁ』


早く魔導書を読みたいジェロは、魔法カード整理のラベル作業を直ぐに終わらせる。褒美の1枚も、珍しいものはなかったのでカリグラフィーの美しい物を選んで、カードフォルダを作業台から保管棚に戻す。

ヴィクシムの仕事も終わったので直ぐに魔導書を借りて、

「ヴィクシムさん、お先に失礼します」

「おぉ、お疲れ様」

と呆れた顔で見送られるジェロであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ