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【コント】報連相

作者: キバヤシ

上司→課長

部下1→主任

部下2→ ミスをした張本人


会議室の一角

座ってる上司

その前にうなだれて立ってる部下1と部下2

上司「一体何をやっているんだ!」

上司、だん、と机を叩く

部下1・部下2「申し訳ございません!」

部下1・部下2、頭を下げる

上司、立ち上がる

上司「謝罪はもうけっこう。とりあえずなぜこうなったか説明したまえ!」

部下1「はっ!先だって、田中商事との間で、打ち合わせを兼ねた親睦会が行われることになりまして」

上司「それは私も聞いている。それで?」

部下1「その席でスズキ君が飲み過ぎてしまい、」

部下2「(大声で頭を下げながら)おしっこを、漏らしてしまいましたー!」

部下1「(頭を下げながら)申し訳ありません!」

上司「何をやっているんだ!いい歳をした大人が!」

部下1「それから、」

上司「まだあるのか?」

部下1「焦ったスズキ君が近くに掛かっていた先方の部長のジャケットで」

部下2「(大声で頭を下げながら)おしっこを、拭いてしまいましたー!」

部下1「(頭を下げながら)申し訳ありません!」

上司「もういい!経緯はだいたいわかった。そもそもなぜこの私に一言も報告がないんだ!その歳になって報連相も知らないのか!」

部下1「申し訳ありません」

部下1、深々と頭を下げる


(上司、部下2の方を向いて)

上司「いいか、今回の責任はスズキ君にある!先方は大層おかんむりだぞ」

部下2「課長、その件なんですが」

上司「なんだ?」

部下2「昨夜、私がおじさんに誠心誠意謝って、許してもらうことができました。」

上司、部下1の方を見て

上司「どういことだ?」

部下1「課長!スズキ君は田中商事のヤマモト部長のおいにあたります!」

上司、少し考え

上司「えっ?じゃあヤマモト部長はスズキ君のおじさんってこと?」

部下2「そうです」

上司、しばし考え

上司「なるほど…(明るい感じで部下2に向かって小声で)っていうか、そういうことはもっと早く報連相してよ~」

部下2「申し訳ありません」

上司「まあ、いいよ、オッケー(指で丸を作ってウインク)」


上司、咳払いをして声色を元に戻し、部下1の方を向いて

上司「では、今回の件は上司である主任に責任がある!今回の失態でうちの社長はカンカンだ!」

部下1「課長、その件なんですが…」

上司「うん?」

部下1「昨夜、私からお義父さんに誠心誠意説明して許していただきました」

上司「そうか、社長は許してくれたのか…って、えっ?今、社長のことお父さんって言った?」

部下1「実は今まで黙っていたんですが、この度社長のお嬢さんと結婚することになりまして」

上司「えっ?マジ?」

部下2「(はしゃいだ様子で)主任、おめでとうございます!」

部下1「(部下2の方を見ながら)ありがとう。」

上司「そうか、ひとまずおめでとう。(部下1と握手)」

上司「(明るい感じで部下1の肩を叩きながら)っていうか、その話もっと早く報連相してよ~、婿どの~」

部下1「申し訳ありません。」

上司「まあまあ、いいけどねー、(手振りをつけて)ガンバ!」


部下1と部下2、横並び

部下1「改めましてこの度は」

部下1と部下2、同時に頭を下げ

部下1・部下2「大変申し訳ありませんでした!」

上司「まあまあまあ、過ぎたことはもういいじゃない。っていうか二人とも座る?立ってるの疲れたでしょ?」

上司「(部下1に向かって)婿どの~、式には呼んでね?お祝いあげるからさ。(部下2の後ろにまわって肩揉みながら)あ、あとスズキ君もおじさんに俺のことよろしく伝えといてね。ねっ?」

上司がゴマすってる途中で暗転






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