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swords〜Atlantis〜  作者: 久松泰河
5/12

バレットとか卑怯だろ!

眠い

 俺は時間を確認した。

 ついさっき終わったファーストミッションの疲れが溜まっているのか、手足が全く動かない。

 更に、手に入れた神器の素が小さすぎて、なく仕掛けるアクシデントがあった。

 ったく、何でこんなことになるんだ。

 トゥルルル、トゥルルル、ん?

 通信か。

「どうしたナノラ」

「いいお知らせと悪いお知らせ、どっちから聞きたい?」

「そりゃいいお知らせだろ!」

「それじゃあまずいいお知らせ、国防省から今回の件を評価されたわ!更に追加で賞金込み!」

「よっしゃあ!おいナノア!賞金ありだって……あれ?ナノア?ナノアさーん?え?寝てる?!」

 俺はナノアに散々なことをされている。

 そのため今日の睡眠ぐらいは邪魔してやろうとゆう作戦を立てた。

 俺はナノアにそ〜っと近ずく。

 後、2m、1m、50センチ、30センチ、10センチ、うりゃ!

 俺はそう言うとナノアの脇腹をくすぐり始めた。

「ふひ、ひひっ、キャハハハハハ!くすぐったいてばぁぁ」

 こんなに騒いでいるが全て寝言である。

 っと、こんなことをしている場合じゃない。ナノラの通信を聞かねば。

「それで?悪い知らせは?」

「2百年前の悲劇に着実に近づいているの、タイムリミットは、恐らく1ヶ月、これはあくまで私の見解、これより早くなる可能性は否定出来ない。お願い、これを防いで」

「あぁ。可能な限りならばな。俺はそれをやるだけだ。」

 決め台詞を言ったあとに俺は、窓の外を眺めた。「綺麗な……空だな」俺には出来ない事が多すぎる。

 だがそれを可能にする力はある。後はやるだけだ。

 必ず、変えてみせる。親父。


 ー2日後ー


「グリムクレイツ乗員に通達します。間もなく、目的地のスモールエッグが見えてきました、直ちに降下準備を」

「はぁ、わざわざ艦内放送を使わなくてもいいだろ」

「お姉さまは妙なところに気がありますからね仕方ないのです」

 俺たち2人は、会話しながら、スモールエッグへの降下準備を始めた。


「また、真っ逆さまかよ!もっとバリエーション増やせ!このロリっ娘がぁ!」

 俺は暴言を吐きながらスモールエッグの最上階へ着地する。

 今回はナノアも成功したみたいだ。

「さてと、探しますか!」

 しかし、ナノアが反応しない。

 これがどうゆうことが俺は、一瞬で察した。「避けるのです!」

「あぁ!」

 俺達は謎の弾をよけた。

 しかし、それはものすごい威力だったのか、あい連絡橋が破壊された。

「あの威力、まさか!」

「恐らく、バレットX500なのです!」

「おいおいおい!何だ?レールガンの次は対物ライフルってか?上等だ!でもどこから撃ってるんだ?」

「ふーむ、これはあくまで推測だけど、相手は移動中ではないかしら?」

「まさか!」

 そういった瞬間、ゴソッ、思わず後ろを向く。しかしそこには何もいない。

「ね?言ったでしょ?」

「逃げろナノア!」

 途端、謎の音が、スピーカーからなった。「逃げるとそこらじゅうに仕掛けてる地雷にかかって死ぬでござる!死にたくなければ正々堂々戦うでござる!」

「お前は卑怯だろ!」

 俺は逃げ回りながら目に見える範囲で地雷を避けていく。

 ドォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!

 しかし、それをバレットが阻止する。

「ちっ。仕方ねぇ、ちょっとずつ練習したアレをやるしかねぇか!」

 俺は厨二病患者が取るポーズを決めた。

 そしてヴァニッシュを取り出す。

「滅せ!ヴァニッシュ!」と言うと、飛んでくるバレットの弾丸や、設置されている地雷を切り刻んでゆく。

 だが、俺はやはり迂闊だった。

「うぉぉ?!なんだこれ?!」

「ワイヤーネットでござるよ!まさか引っかかるやつがおるとは!」

「くそ!なんだこれ!出れない!」

「出れるわけなかろうて!」

 うぜぇ!でも俺は戦えない。

 くっ。

 しかし、俺が駄目でも、ナノアは戦えるだろう。

「ナノア!お前だけで戦えるか?」

「もちろんなのです!私の力をお見せするのです!カルト!」

 言うことを言って、行動に出る。

 流石、ナノアだ!

 しかし「なんだ?次の相手はお前みたいなロリっ娘か!?世界も飛んだ根性やしやのう!」

 そう言われるとナノアは急に立つ力を無くしパタンと座り込んだ。

「おい!ナノア!大丈夫か?!」

 しかし返事は無い。

「不味いわね。ナノアはロリ関係の事を自分に言われると、戦意を喪失してしまうの」「な、なんだってー」

「やーいやーい!このロリが!言われても何も思わないのかい」

 すごい煽ってんな!やべぇよ!ナノアが切れたらどうすんだよ!そう思ってナノアを見た時には、もう遅かった。

「おい、お前、今……なんて言った?」「え?何この空気?私何かやったでござるか?」

「私にロリっ娘って言った奴には制裁を!」「こっち見るなでござる!」

 そう言いながらバレットを打っ放していく。しかし、ナノアはそれを軽々しく避けて行く。

 更に地雷を踏んだ瞬間ジャンプし、バレット使いへ、突っ込む。

「来るなぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

「ヴィヴァレッジ・ボンバー!」

 ナノアが言った途端、バレット使いが爆発した。そしてどこかへ飛んでいった。

 残ったのはバレットだけだった。


「ふわぁ」

「お?お目覚めか?」

「ちょ!カルト!びっくりしたのです!」「俺が見てる事のどこにびっくりする要素があるんだ?」

「全体ですよ、全くなのです!」

「お疲れさん」

「……あ、ありがとうなのです」

 ナノアはとても恥ずかしそうにそう言った。「お前のおかげで勝てたよ!ロリっ娘!」

 あ……俺は完全に地雷を踏んだ。

「ぁぁぁ、ぶっ殺す!」

「あ、ちょ、ナノアさん?ナノアさんってば!やだ!死にたくなぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!!!!」

 やっぱり怖いねこの姉妹。


 続く

UFO見たい。

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