バレットとか卑怯だろ!
眠い
俺は時間を確認した。
ついさっき終わったファーストミッションの疲れが溜まっているのか、手足が全く動かない。
更に、手に入れた神器の素が小さすぎて、なく仕掛けるアクシデントがあった。
ったく、何でこんなことになるんだ。
トゥルルル、トゥルルル、ん?
通信か。
「どうしたナノラ」
「いいお知らせと悪いお知らせ、どっちから聞きたい?」
「そりゃいいお知らせだろ!」
「それじゃあまずいいお知らせ、国防省から今回の件を評価されたわ!更に追加で賞金込み!」
「よっしゃあ!おいナノア!賞金ありだって……あれ?ナノア?ナノアさーん?え?寝てる?!」
俺はナノアに散々なことをされている。
そのため今日の睡眠ぐらいは邪魔してやろうとゆう作戦を立てた。
俺はナノアにそ〜っと近ずく。
後、2m、1m、50センチ、30センチ、10センチ、うりゃ!
俺はそう言うとナノアの脇腹をくすぐり始めた。
「ふひ、ひひっ、キャハハハハハ!くすぐったいてばぁぁ」
こんなに騒いでいるが全て寝言である。
っと、こんなことをしている場合じゃない。ナノラの通信を聞かねば。
「それで?悪い知らせは?」
「2百年前の悲劇に着実に近づいているの、タイムリミットは、恐らく1ヶ月、これはあくまで私の見解、これより早くなる可能性は否定出来ない。お願い、これを防いで」
「あぁ。可能な限りならばな。俺はそれをやるだけだ。」
決め台詞を言ったあとに俺は、窓の外を眺めた。「綺麗な……空だな」俺には出来ない事が多すぎる。
だがそれを可能にする力はある。後はやるだけだ。
必ず、変えてみせる。親父。
ー2日後ー
「グリムクレイツ乗員に通達します。間もなく、目的地のスモールエッグが見えてきました、直ちに降下準備を」
「はぁ、わざわざ艦内放送を使わなくてもいいだろ」
「お姉さまは妙なところに気がありますからね仕方ないのです」
俺たち2人は、会話しながら、スモールエッグへの降下準備を始めた。
「また、真っ逆さまかよ!もっとバリエーション増やせ!このロリっ娘がぁ!」
俺は暴言を吐きながらスモールエッグの最上階へ着地する。
今回はナノアも成功したみたいだ。
「さてと、探しますか!」
しかし、ナノアが反応しない。
これがどうゆうことが俺は、一瞬で察した。「避けるのです!」
「あぁ!」
俺達は謎の弾をよけた。
しかし、それはものすごい威力だったのか、あい連絡橋が破壊された。
「あの威力、まさか!」
「恐らく、バレットX500なのです!」
「おいおいおい!何だ?レールガンの次は対物ライフルってか?上等だ!でもどこから撃ってるんだ?」
「ふーむ、これはあくまで推測だけど、相手は移動中ではないかしら?」
「まさか!」
そういった瞬間、ゴソッ、思わず後ろを向く。しかしそこには何もいない。
「ね?言ったでしょ?」
「逃げろナノア!」
途端、謎の音が、スピーカーからなった。「逃げるとそこらじゅうに仕掛けてる地雷にかかって死ぬでござる!死にたくなければ正々堂々戦うでござる!」
「お前は卑怯だろ!」
俺は逃げ回りながら目に見える範囲で地雷を避けていく。
ドォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!
しかし、それをバレットが阻止する。
「ちっ。仕方ねぇ、ちょっとずつ練習したアレをやるしかねぇか!」
俺は厨二病患者が取るポーズを決めた。
そしてヴァニッシュを取り出す。
「滅せ!ヴァニッシュ!」と言うと、飛んでくるバレットの弾丸や、設置されている地雷を切り刻んでゆく。
だが、俺はやはり迂闊だった。
「うぉぉ?!なんだこれ?!」
「ワイヤーネットでござるよ!まさか引っかかるやつがおるとは!」
「くそ!なんだこれ!出れない!」
「出れるわけなかろうて!」
うぜぇ!でも俺は戦えない。
くっ。
しかし、俺が駄目でも、ナノアは戦えるだろう。
「ナノア!お前だけで戦えるか?」
「もちろんなのです!私の力をお見せするのです!カルト!」
言うことを言って、行動に出る。
流石、ナノアだ!
しかし「なんだ?次の相手はお前みたいなロリっ娘か!?世界も飛んだ根性やしやのう!」
そう言われるとナノアは急に立つ力を無くしパタンと座り込んだ。
「おい!ナノア!大丈夫か?!」
しかし返事は無い。
「不味いわね。ナノアはロリ関係の事を自分に言われると、戦意を喪失してしまうの」「な、なんだってー」
「やーいやーい!このロリが!言われても何も思わないのかい」
すごい煽ってんな!やべぇよ!ナノアが切れたらどうすんだよ!そう思ってナノアを見た時には、もう遅かった。
「おい、お前、今……なんて言った?」「え?何この空気?私何かやったでござるか?」
「私にロリっ娘って言った奴には制裁を!」「こっち見るなでござる!」
そう言いながらバレットを打っ放していく。しかし、ナノアはそれを軽々しく避けて行く。
更に地雷を踏んだ瞬間ジャンプし、バレット使いへ、突っ込む。
「来るなぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
「ヴィヴァレッジ・ボンバー!」
ナノアが言った途端、バレット使いが爆発した。そしてどこかへ飛んでいった。
残ったのはバレットだけだった。
「ふわぁ」
「お?お目覚めか?」
「ちょ!カルト!びっくりしたのです!」「俺が見てる事のどこにびっくりする要素があるんだ?」
「全体ですよ、全くなのです!」
「お疲れさん」
「……あ、ありがとうなのです」
ナノアはとても恥ずかしそうにそう言った。「お前のおかげで勝てたよ!ロリっ娘!」
あ……俺は完全に地雷を踏んだ。
「ぁぁぁ、ぶっ殺す!」
「あ、ちょ、ナノアさん?ナノアさんってば!やだ!死にたくなぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!!!!」
やっぱり怖いねこの姉妹。
続く
UFO見たい。