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swords〜Atlantis〜  作者: 久松泰河
4/12

part/four シュドーモゼル島へ

この作品を読むための注意

作者〇ね

カルトが覚醒するよ

これらが大丈夫な方はゆっくり見ていってね

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!お、お前ら!俺がどこにいるのかわかってんのかァ!」「えぇ、分かってます!」「分かってるのです!」「いいかぁ!俺は今高度10000mから堕ちてんだぞ!」俺は今、お空に放り出されてから真っ逆さまに落ちている最中だ。何があったんだっけ?


ー前日ー


「まず、どの神器を取りに行くんだ?」「まず、シュドーモゼル島ね」「それってあれだろ?少し前に新型核弾頭とそれを発射するネトルメアFAXを巡る、とんでもない事件があったとこだよな?」「えぇ、そうよ。少し前にあの場所に強いエネルギーを探知したの。あと三時間で出発するわ、急いで準備して」「準備するのです!忘れ物をすると、戦場では生き残れないって、ソネークが言ってたのです!」「なんでゲームの話なんだよ」ん?なんだ?このスイッチ、倉部館にこんなのなかった気がする、押してみよ、ポチッ!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!「この音、この振動数、このエンジン音!まさか、グリムクレイツ?!なんで起動して──」ナノラが見た先にはボタンを押したカルトがいた。そして急いでグリムクレイツに乗ってシュドーモゼル島へ来たというわけだ、最も、俺とナノアは今自由落下状態あるが。そもそも俺なんかに潜入ができるのか?これじゃ任務だろ!ともかく俺に向いてるわけがねぇ。すると「これが私たちswordsの初任務!景気良く行くわよ!」「おぉーなのです!」「お前ら初任務なのかよぉぉぉぉぉ!」俺は怒りをぶちまけながらパラシュートを開いた。


スタッ。ふぅ、上手く着地できた……のだが、回りにナノアの姿が見当たらない。ふと上を見上げると、「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!ブフッ!」どうやらパラシュートを使ったことがないらしい。俺も使ったことは無いがナノラの言うとうりにした。「痛いのです!」「知らねぇよ」「さて、気を取り直して、潜入なのです!」「はぁ」俺には成功するとは思えないね。まぁ、せいぜい頑張るか。


「ここの部屋にもないのか、ん?これは、施設の見取り図か?てか広!南北に3000mっていくら何でもすぐには無理だろ!」「これぐらいやらないとお姉さまに殺されるのです!しっかりやらないと……」随分と張り切っているようだが(脅しのせいで)それより今は北を目指すしかないのか、でも北に向かうには遠──何あれ、バギー、なのか?「おい!ナノア!こっちに来い!」「へ?」「いいから早く!」「は、はいなのです!」ガソリンOK、エンジン良好、アクセルペダルAランク、シフトをNへ!「行くぞナノア!」ものすごい音を出しながら前へ進む。「いやっほう!」「わーいなのです!」俺達は(物理的に)叫びながら北に向かった。


ガシャン!そんな音が壁から聞こえた。「やべぇよフロントぶつけちまった!降りろ降りろ!」「た、退避なのです!」数秒後、バゴォーン!と言う豪快な爆発が起こった。まぁ無人ならば関係ないが。「ふぅ、ここが北棟か、って広すぎだろ!なんだこの広場見てぇなのは!」「見取り図によると、ここは食堂のようです!」「椅子と机を全部、どっけたってか?それでも広いだろ!」何はともあれ、まずは神器を探さなくては。その刹那──キュゥィィィィン!!!!!!!!!!!!「このチャージ音」「この電磁波」「レールガン!」2人は声を揃えてそう言った。「ってそんなこと言ってる場合じゃないのです!」「ナノア!横に飛べ!速く!」ナノアはカルトの言う通り横へ飛んだ。すると、ビィィィィィィ、チュドォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!レールガン特有の残留電磁波が流れた!「やっぱり後ろか!」このレールガン、威力おかしいだろ!隔壁を一発で貫通したぞ!ふざけすぎだ、このド畜生が!そう言うと、「言ってもらえて嬉しいよ、カルトくん」聞きなれた声が聞こえた。「この声、まさか、ミスタービックウッド!」「いやぁ、思い出してくれたかね?まさかこんな所で君と会うとは、私も嬉しいよ、私の教え子としてしっかりしてもらわないとね」そう言うと、ミスタービックウッドは二発目を構えた。「あのレールガン、まさか、あれが神器?!」「そうみたいなのです!」「いやおかしいだろ!あんなのも神器っていうのか?!」そこで事前に渡されていたメモリ通信機から声が聞こえる。「神器はどんなものか分からないの。たとえそれが、レールガンだとしても!」「嘘だろ!そんなのありかよ!」「えぇ!有りよ!」「いちいち突っ込まんでいい!」俺は全速力で、食堂を走り回りながら「ふざけんな!クソ野郎」と叫んだ。逃げ切れるのか?これ。


正直なところ、無理ゲーな気がする。現に追い込まれてるわけだし。「ナノア!無事か?」「ぶ、無事なのです!」ナノアと離されてしまったが俺ひとりで戦えないことも無い。そうこうしているうちにやられてしまっては、何しに来たかわかったもんじゃない。そして俺は「アームド・トレース!」と叫んだ。事前にナノラから「武器を使いたい時はこういって」と言われていた。(他にもなんかいっていたが覚えていない)しかし俺の武器は一向に、姿を見せない。「嘘だろ!なんで……」「カルト!その武器を刺した時、剣からイメージが流れたはずなのです!それを思い出すのです!」「わ、分かった!」しかし何も思い出すことが出来ない。「くっそ、何でだよ!こんなんじゃ誰も救えないじゃねぇか!……いや、俺が子供の頃に抱いていたのはこんなちっぽけな願いか?俺は、約束された未来を守るって誓っただろ!」幼少期の記憶をたどる。そして行き着いた答え、導き出される結論。俺は「俺は!こんな所で、負けられない!」厨二病患者が取りそうなポーズを決めると、左手が熱くなり、剣を、生成する。「俺は、負けない、こんなところで負けたら親父との約束が、守れねぇじゃねぇか!」俺は心残りだった夢へと、1歩近ずいた気がした。それは、紛れもない事実だった。「滅せ!ヴァニッシュ!」「なんだあれは?!こっちへ、来るなぁ」ミスタービックウッドは悲鳴に似た声で何かを言いながらレールガンをチャージする。「来るなぁァァ!」ビィィィィィィ、チュドォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!レールガンの弾が発射された、その瞬間俺は、既に身体を動かしていた、その弾へ。「うぉぉぉぉ!」ザンッ!とてつもなく鈍い音が響く。「レールガンの弾を斬ったのです!」一部始終を見ていたナノアでさえ、驚きを隠せなかった。「お前は」俺は身体を傾け、レールガンに切り刻む寸前で、そう、口に発した「誰だ?」ブシッ、ザンッ。鉄を斬った時の音を発した。しかしレールガンは爆発しなかった。なぜなら「消えていく?」そう、ヴァニッシュの効果で消えていた。「これは?」「これはヴァニッシュの特殊効果、消滅よ、少し話したと思うけど、触れた神器を任意で消滅させる。憎しみや殺意、怒りが多いと強制的に消滅させてしまうわ」「てことは、任務は失敗って事か?」「いえ、そこに神器の素があるでしょそれが五個あればいいの。」ん?じゃあ好きなだけ消滅させてもいいのか。「ふーん、それでミスタービックウッドはどうすればいい?」「完全に操られてるわね、ナノアに処置してもらって。」「ほーい」俺は軽い返事をすると、仕草でナノアに頼んだ。

グリッ!「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」どうやら首の関節を痛めたらしい。音がそんな音ではなかったが。こうして俺達はファーストミッションを達成した。そんなことよりどうやって帰ればいいのだろうか。「ナノラ、聞こえる?俺たちを拾いに来てくんね?」「わかったわ、そこで待ってて」さぁて、戦利品でも集めるか!


続く

最後まで読んでいただきありがとうございます。次話がで次第また読んで欲しいです。

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