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swords〜Atlantis〜  作者: 久松泰河
3/12

part/three 本題はここから

この作品を読むための注意

作者〇ね

これらが大丈夫な方はゆっくり見ていってね

ナノアと暮らし始めてから一週間が経った。最初は皿を割ったり、紅茶をぶちまけたりと、ひどかったが、今は落ち着いて生活している。


しかし、ナノアが大丈夫であっても、俺が大丈夫じゃないのだ。そもそも俺には妹などいないし、ましてや赤の他人と暮らしたことだってない。そんな俺に話しかけてくれるナノアは、優しいとは思うが正直なところ、話しかけないでほしい。(生理的な意味で)


ー次の日ー

ピンポーン、うるさすぎるインターホンの音が鳴った。「あれ?なんか頼んだっけ?あ!そうだ!今月の【剣と生きる】まだ届いてなかった!早く読みたいなぁ!」独り言を喋りながら足早に中央のエントランスホールを抜け、玄関のドアを開ける。そして庭にある噴水を抜け、倉部門を開ける。「いやぁ、お疲れ様です!いつもあ──」すると、そこには倉部館にいる給仕、ナノアにそっくりな女の子が立っていた。


「あの、どちら様でしょうか?」思わず、そう口にする。すると思ってもいなかった返事が返ってきた。「私にそっくりな子がここに居ない?居ないなら居ないで良いけど」ナノアにそっくりな女の子は、どうやらナノアを探しているようだ。でも妙だな、彼女の顔が全然笑って無いぞ。これってもしや、怒ってるんじゃ……そんな事を考えていると「カルト〜、洗濯物干し終わったのです!」地雷を踏みに来たバカがいた。「おや?どうしたの──」ナノアとナノアにそっくりな子の目が同時に笑った。1つは楽しみな笑い、もう1つは焦っている笑い。さぁ、どうなるのやら。「お、お姉、さま(苦笑い」「ナーノーアー!」どうやら姉だったらしい、ナノアを追いかけ回している。この光景は、なんとも、言えない。


「で?お前は誰だ?」なんとなく聞いてみる。「私はナノラ、ナノアの姉で、オブザーバー(観察者)よ」観察者?何それ?ま、いいか。「それで、何しに来た?」「命令違反したナノアを叱りに来たの、まぁ、罰は済んだけどね」「まさかさっきの追っかけ回してるやつか?!」「えぇ」怖い!この姉妹怖いよ!多分この世界で1番怖いよ!って、こんなこと考えても無駄か。とにかく話を聞こう。

「まず、世界は危機に陥っています。それはかつての英雄が残した神器に関係しています。そしてこの戦いを止めるには、五大英雄の神器をアトランティスへ還す必要があります。それを成し遂げるにはあなたとあなたの持つ英雄の証、そして神器が必要になります」なんだろう。ものすごく壮大すぎて俺の必要性が感じられなくなってきた。なんか、凄いな、世界って。「あ、それとあなたの身体にある回路が昏睡状態にあるので解放します」は?それって?ぇぇぇ!?なに構えてんの?!ちょ、ま「ヴィヴァレッジ・リンク!」「ウギぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」すごく、痛かったよ。


「これで大丈夫です」「はぁそんな事しなくても」「それより神器を探しましょう」「そうなのです!」「あぁ分かったよ」

***

「あなたの家に神器がある筈です。早く探さないとまた殺されますよ」はぁ、なんで俺が探すしかねぇんだよ。「それとお前、俺の事はカルトって呼べ」「いいの?呼び捨てで?」「いいからはよ探せ」全く、気が利かない姉妹だな、ん?あいつ、サボってやがる、飯無しにするか?まぁ今回は注意にしてやろう。「おい!ナノア!サボってねぇで探せ!」「あ!バレたのです!仕方ないから探すのです!」ほんとめんどいわぁ。ん?なんだこれ?剣……なのか?ゴソッ。とてつもなく重い剣だ。「それは!?」「ん?何か知ってんのか?ナノラ」「それは英雄大戦において最強の神器3つの内の1つ、滅剣 ヴァニッシュ、その神器の効果は、触れた神器を消滅させる。対神器用の神器よ!」「なんだ?!そのチート見てぇな能力は?!」俺は素直に驚いた。引っ越した先にこんなものがあるとは思ってなかった。まぁここ、俺の実家なんだけどね。それよりこの剣には何かを感じる、俺の腕に繋がる何かが……グッ、うぅ!左手が……熱く……。


「ハァハァ、なんだこれ?」俺はさっきまで熱かった左手を見てみるすると手の甲にアルファベットが描いてあった。「V?なのか?」「これは、剣に選ばれた時の印、言わば剣との契約よ」んな物騒な、こんなものに選ばれたって嬉しかねぇよ!すると「ちょっと剣を貸すのです!」え?えぇ?!「ちょ、何やってんだお前!」「手の甲に剣を刺してるだけなのです♪」「やめろぉぉぉぉぉ!!!!」俺は思った。こいつら、常識人じゃないと。「やめろぉぉぉぉぉ!って、なんだこれ?!」驚きの次に驚きが出てきた。剣が手に浸透しているのだ!そりゃ驚くだろ!刺さったと思ったら剣が浸透してるんだから。そして、剣が完全に浸透する。「何これ?」「それは剣との契約を結んだ時、剣が使用者の身体に慣れるために浸透させるのよ」「は、はぁ」俺は次に気になることを言った。「神器を見つけたわけだけどどこに行くんだ?」すると「もちろん、最初の神器を探しに行くのです!」「へ?」こうして、俺の冒険(強制)が始まった。


続く



最後まで読んでいただきありがとうございます。次話がで次第また読んで欲しいです。

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