「ボーに呆れられる場」7月16日、午後五時丁度、山手のアンが伏見のオイフォリオンに電話する。呼出音が鳴るか鳴らないか、向うが出る。
E:もしもし。
A:もしもし、鎌田と申す、
E:あ、滋子さん、ひろおきです。
A:今電話して大丈夫だったかしら。
E:はい。姉たちもみんな宵山です。結局、僕一人で留守番です。
A:何て言訳したの?
E:風邪気味でぞくぞくするって。
A:御免なさいね?嘘をつかせて、
E:いえ、まるっきり嘘でもないんです。一昨日以来、僕は滋子さんの事のほかは何も考えられなくて、病気も同然です。お祭どころじゃないんです。
A:まあ、どうしましょう。私のことをそんなに思ってくれるの?
E:滋子さん、僕は貴方の事を考えると息ができないほどです。ただ言葉を言って下さい、僕は宇治川に身を投げます。
A:好き。愛している。
E:僕は何を言いましょうか。
A:名前を呼んで。
E:滋子さん、僕、
A:「さん」はいらない。
E:僕みたいな小僧が、
A:お願。呼んで?
E:滋子・・・、僕は真赤です。
A:私も真赤。でもこれからずっとそう呼んで?
E:はい、では、
A:厭、そんな言いかた。私、そんなに怖い?
E:いえいえ、とんでもないことです、
A:厭だったら。私、うんと可愛くなりたいの。うんと可愛くなる。どうしたらいい?言って?
E:滋子さんは今のままで素敵です。
A:もう、私は「さん」じゃないの。「です」も「ます」もよして。駄目?
E:分った。意識して使わないようにする。
A:そうよ、昨日も今のように言ってくれたでしょう?
E:電話だと照れちゃうんだよな。僕、自分でもおかしくなるほど照性だから。
A:そこが好き。全部好き。貴方は?
E:僕は口では言えない。
A:言ってみて。名前も呼んで?
E:滋子、僕は滋子に今の思を伝えようとしたら、そのうちに息ができなくなって死んじゃうよ。それほど愛している。
A:私、嬉しい。最後の言葉、もう一度、んん?もう三度聞かせて?Words, words, words.ね?名前を付けて聞かせて?
E:滋子、愛している。滋子、僕は滋子を何よりも愛している。滋子、僕は滋子の為に今すぐ死ねたらいい、それほど愛している。滋子、本当はwords にならない。
A:キスして?
E:ちゅっ。(皆さん、馬鹿らしいでしょう?もう少し付合ってやって下さいな。アンは、今、最高の幸を感じているのです。)
A:ひろおきさん、御免ね?
E:何がですか?
A:厭。「ですか」は厭。
E:だって、いきなり「ひろおきさん」なんて言うから。
A:私は「ひろおきさん」って呼ばせて?貴方には「滋子」って呼んでほしい。
E:分った、滋子。
A:はぁい、なぁに。
E:大好きだ、死にそうだ。
A:私も死んじゃいたい。ひろおきさんとヒ素を飲みたい。んん?でもまだ厭。
E:どういう意味?
A:当ててみて。
E:参ったな。言えないよ。
A:ひろおきさん素敵。
E:滋子は素敵の自乗だ。僕は本当に正直に言うけど、僕は滋子ほど綺麗な人を見たことがない。お世辞じゃない。本当だよ。
A:まあ、どうしましょう。じゃ、私の中身は?駄目?可愛くない?
E:素敵の自乗。滋子ほど可愛い人は絶対にいない。
A:三乗じゃないの?私は可愛くなりたい。
E:滋子は内も外も最高だよ。甲乙なんかつけられない。
A:見ていて?私、ひろおきさんの為にもっともっと可愛くなる。ひろおきさん、御免ね?こんなに年上で。ひろおきさん、気にする?
E:気にしない。僕がちびだってことも気にしない、滋子さえ気にしなければ。
A:嬉しい。私泣きそう。もう一回キスして?駄目?私、贅沢でわがまま?
E:ちゅっ。(皆さん、お付合、有難うございました。さてここからが本題です。)
A:ひろおきさん、詰らない事を聞くようだけれど、首の下に黒子があるの?
E:ん、ある。どうして分った?
A:ん、ホテルでお別のキスをしたときに、襟の間からちょっと。ねえ、どの辺に付いている?
E:肋骨の上の方と言うか、ここ何骨って言うんだろう、鎖骨って言うんだっけ。その下あたり。左側に。
A:いくつあるの?
E:ひとつ。結構大きいのが。
A:そばにもうひとつ小さいのがない?
E:んん?ひとつだけ。大きいよ?小さいと言えば小さいかもしれないけど。どうして?気味が悪かった?
A:んん?全然そんなことはない。
E:滋子。
A:なぁに?
E:愛している。
A:嬉しい。
E:僕、本気になっちゃったよ。
A:私はとうから本気。
E:今月は来られないの?
A:行かれるかもしれない。坊の仕事が決って落着けば。どっちにしても大文字焼は必ず三人で見ましょう?私、パパとママにも会ってもらいたい。
E:やっぱり、僕、気おくれがするよ。僕は気にしないけど、お父さんとお母さんが何て言うか。
A:大丈夫。パパは何でも分ってくれる人だから。んん?大喜するに決っている。私、パパと一度も喧嘩したことがないのよ?怒られたこともない。
E:滋子。
A:なぁに?
E:可愛いね。
A:本当?どこが?
E:だってパパだなんてさ。よっぽど仲が良いんだね?
A:そう。物凄く愛している。パパもママも。ひろおきさんの次に。
E:僕って凄いんだな。
A:そうよ?私、ひろおきさんとかパパみたいな男の人しか愛せない。ねえ、ひろおきさんは焼餅焼?
E:どうだろう。分らない。こんな経験、したことがないもの。
A:私は物凄い焼餅焼。ひろおきさんがほかの女の人と口を利くだけで焼いちゃう。
E:知っているよ?この前言ったじゃん。
A:んん?きっと想像以上よ?だって、もうお姉さん達に少し焼いている位だもの。
E:自分はどこまでも光栄であります。
A:ひろおきさんはどう?私がほかの人と笑顔で話していたら。焼くでしょう?
E:僕はそこまでじゃないと思う。僕は滋子の笑顔が好きだもの。その人にも見てもらいたい。
A:厭。焼いてほしいの!私、ほかの人となんか口を利きたくない。ねえ、じゃ、何を聞いても焼かない?
E:どういう意味?
A:私、パパと物凄く仲が良いのよ?きっと想像以上よ?
E:お父さんのお嫁さんになりたいの?
A:私はもっと別な人のお嫁さんになるの!
E:参ったな。
A:どうして参っちゃうの!迷惑?
E:嬉しすぎて参っちゃう。
A:でも、ひろおきさんを好きになる前は、ほとんどパパのお嫁さんだったのよ?それ位仲が良いの。
E:お父さんは映画スターみたいな二枚目。
A:全然。熊のような人。ひろおきさんとは比べものにならない。
E:僕は焼かないよ。だってお父さんでしょう?
A:あのね?私、最近まで、一緒に、その、言いにくいな、
E:何?
A:お願、何を聞いてもきらいにならないって誓って。
E:なるわけがないじゃん。ただお言葉を。なんなりとして見せます。
A:私、パパとお風呂に入ってた。
E:ぷっ。そんなことを言いにくいって言ったの?滋子ちゃん可愛い。
A:本当?本当?ああ、やっぱりひろおきさんって素敵。素敵。素敵。
E:お父さんとお風呂に入って何が悪いの。でっかい赤ちゃんみたいで可愛いよ。
A:私、ますます惚れちゃう。ひろおきさんって本当に素敵。そんなふうに分ってくれるなんて。
E:何でもないよ、そんなこと。だって僕は姉さん達と入るんだから。
A:え。嘘。本当?
E:ん。三人もいるから毎晩かわりばんこに、
A:厭!厭厭、絶対に厭。すぐやめて、お願。
E:どうしてさ。だって兄弟なんだから、
A:駄目!厭なの!もう、私泣いちゃう!
E:滋子ちゃん、本当に可愛いね。由加里さんの言ったとおりだ。
A:そんなことはいいの!ね、もうやめて、お願。私、又病気になっちゃう。
E:それは困った。じゃ、やめるか。姉さん達は変に思うだろうけど。
A:厭!私、悔しい。凄く悔しい。ねえ、昨日も一緒に入ったの?何番目のお姉さん?
E:どうしたの、泣いているの?
A:そうよお。
E:参ったな。僕はそこまで焼かれなくてもいいんだけどな。
A:厭なの!いつからなの?いつから一緒に入っているの?
E:困ったな。まずいことを言っちゃったな。
A:悔しい。私、凄く悔しい。
E:そうじゃなくてさ。嘘。ちょっと冗談の心算でさ。
A:何?じゃ、入ってないの?
E:ん。
A:本当?お姉さん達と入ってないの?
E:入ってない。冗談だよ。
A:もう大きらい!
E:御免、怒らないで?そんなに厭がると思わなかったから。ねえ、泣かないで。
A:私、本当にしちゃったでしょう?
E:御免。
A:もう、本当?本当に冗談?正直に言って。
E:本当に冗談だよ。何処の国に姉貴と風呂に入る奴がいる?
A:一回も?ねえ、一回も入ったことがない?お母さんも厭よ?ね、お母さんとも入らない?
E:小さいころは入ったよ?幼稚園位まで。それも駄目?
A:駄目!でも仕方がない。それは我慢する。私、病気にならない。
E:滋子って凄く可愛いんだね。それで二十四の174なんだもんなあ。感心しちゃった。由加里さんにもそんななの?
A:何よお。だから物凄い焼餅焼だって言ったでしょう?私に焼かすようなことをしない?
E:しない。
A:本当?ね、本当よ?
E:ん、できない。だから許して。
A:許したわ!
E:滋子。
A:何よ。
E:可愛いね。
A:私に焼かして面白がっているの?私、般若みたいになって、
E:滋子。
A:何?
E:ヒ素入のビーフ・シチューが食べたいね。
A:まあ。
E:滋子。
A:なぁに?
E:ちゅっ。(作者注:これからの二十分位は、いくら何でも馬鹿らしすぎるかもしれないので割愛。)
A:じゃ、ひろおきさんから電話してくれる?今朝みたいに。そしたら私が掛直す。
E:御免ね。まだ姉貴どもに嗅付けられたくないからさ。からかわれること請合だもの。
A:きっとお姉さん達、みんな美人ね。
E:そんなことがあるもんか。
A:嘘。一番近いお姉さんとはいくつちがい?(この辺は、別のときに交した会話をも取交ぜて書いて、このとき一度にした会話のようにしておく。)
E:ゼロ才。双子だから。
A:ひろおきさんに似ているの?
E:そっくりだって言われる。でも向うの方が僕より背が高いんだ、畜生、癪に障る。
A:又焼けてきた。
E:ぶすぶす、物凄いぶす。古狐みたいな顔。
A:もっと焼けてきた。どうしよう。
E:本当だってば。全然口も利かない。
A:一番上のお姉さんとはいくつ?
E:よっつ。今二十一だから。
A:悔しいいい。みんな美人なんでしょう。
E:狐と狸とスカンク。目も当てられない。
A:嘘つき。
E:僕の所為じゃないよお。
A:ね、九月より前に出てこられないの?うちに下宿なさいよ。そうだ。そうしましょう?新学期からベリック・ホールじゃなくて姉坊ホールの寮生になるの。私、毎朝あたたかい食事を作ってあげる。
E:どうかな。そんなことがクラスにばれたら本当に吊しあげを食っちゃうよ。今でも相当やばいからな。
A:ねえ、来週の週末は忙しいの?
E:多分暇。でもまだ行けないよ?いくら何でも家族の目があるもの。
A:んん?私が行く。ホテルに会いに来て?昨日みたいに優しくして?でないと私、待切れなくて死んじゃう。
E:来てくれるの?
A:多分週末なら大丈夫。坊も仕事探はしないだろうから。土日は外してもらうようにする。
E:嬉しいな、そんなことができたら。ね、何処で会おう。
A:何処でも良い。誰にも見られない所。静な所。宇治なんかどう?出掛けられる?
E:近くて最高。でもキスするのはホテルにしようよ、昨日みたいに。みんなが見ていたらしにくいよ。
A:あら、私もよ?公園のときは特別。私だって人の見ている所でなんかできないわ?でも手は繋ぎたい。んん?やっぱりキスもしたくなるかもしれない。お姉さん達に見られない?万福寺とか三室戸寺あたり。
E:姉貴達は絶対にそんな所に行かない。河原町のディスコで体を揺しているような連中だから。
A:お父さんとかお母さんは?誰にも見られない?
E:大丈夫。京の方にしか行かないから。親父なんか万福寺に行ったこともないんじゃないかな。みんな抹香臭いことが大きらいだから。
A:本当は私もきらい。お寺になんか行きたくない。私、クリスチャンなのよ?
E:へえ、カトリック?
A:んん?プロテスタント。洗礼教会。家族みんな。
E:道理で滋子は上品なんだね。僕、ますます尊敬しちゃう。
A:からかわないで。構わない?クリスチャンでも。
E:僕、クリスチャンさん大好き。僕もなる。
A:本当?ねえ、本当?
E:半分冗談だけど半分本当。なりたくない理由はひとつもない。
A:なってくれたら、私、幸すぎて泣いちゃう。毎週日曜日は、ひろおきさんと教会に行くの。坊と三人で行くの。坊も行ってみたいって。
E:今は由加里さんと一緒に行かないの?
A:坊の仕事が決ったら。良い教会を探して。ひろおきさんも行きましょう?
E:行ってみたいな。でも駄目かな。日曜日でしょう?僕こっちに帰ってきちゃうもの。
A:姉坊ホールの寮生になれば?
E:でも、クリスチャンがそんなことをしたらいけないんでしょう?特にプロテスタントは。ヒ素泥棒の先輩が言っていたけど、そういう不道徳なことをするやつは地獄に落ちるって。なんだっけ、「ななつの死罪」とやらいう中にも挙げられているんでしょう?
A:それは、別のことよ。
E:どう別?
A:どうって、厭だ、私に言わせないで。男の人と女の人が結婚前に、その、
E:その何?
A:厭。分っているくせに。
E:しなければ構わないの?キスしたり密会したり。
A:厭よ。変な言葉を使わないで。デートをするのは当然でしょう?私は宇治までひろおきさんとデートしにいくだけだもの。デートもキスもしたことがない人とどうして結婚できるの?
E:今日二回目のプロポーズですか。
A:もう厭厭!私、いつもはこんなおっちょこちょいじゃないのよ?ひろおきさんの前だと私のいけないところばかりが出ちゃう。
E:滋子ちゃん可愛いよ?
A:意地悪。いいの!密ナントカじゃないの!デートよ、れっきとした。
E:じゃ、姉坊ホールの寮生になるのは?
A:それだって大丈夫!バスルームさえ分ければ良いでしょう?私達は一階のを使うから。
E:でも何だか罪の臭がするな、
A:厭よ、変なことを言わないで!じゃ、アメリカのルームメートなんかどうなるの?他人の男と女同士が大きなアパートを借りて共同生活するじゃない。それも死罪?
E:それは分らないけどさ、でも其処で僕と滋子と由加里さんが共同生活だなんて、ちょっと怪しいですよ?これは。ん、危険な悪の花のかおり。
A:もう、違うったら。それに姉坊ホールなんて言ってみただけ。私はそれほど淋しいってこと。いつもひろおきさんのそばにいたいの!でも、そんなこと、御両親が許さないでしょう?
E:ばれたら厄介。姉貴らにも磔にされる。
A:もう、そんなことを聞くと私、又焼けてきて何が何でも引越させる。
E:参ったな、そのうちには僕も滋子の焼餅病に感染しそうだな。
A:感染しましょう、感染しましょう?ね?二人で死ぬほど焼餅を焼合うの。でも絶対に絶対に焼かせるようなことをしちゃ厭。それから私以外の女の人のことで焼いても厭。私もひろおきさん以外の人は知らない。
E:僕は滋子に酔ってしまいそうだよ。
A:私はもっともっとひろおきさんに酔いたい。死ぬほど酔ってみたい。
E:本当に来週来るの?
A:行く、絶対に行く。これからでも行きたい。今晩はどう?暇?今からなら九時か十時には着くでしょう?
E:今日はもう無理だよ。だって風邪で動けないってことになっているんだよ?大体何処も彼処も満杯で泊る所なんかないんじゃないかな、多分。それとも実家に泊るの?
A:じゃ、明日は?日帰で行く。私、淋しい。今晩は又眠れない。
E:滋子ちゃん、淋しいのは一緒だよ。僕もゆうべ全然寝てない。ずっと寝てないよ。寝るのを忘れちゃった。
A:本当?ね、本当にそんなに思ってくれている?
E:本当も本当。最近馬鹿になっちゃった。
A:明日はみんな山鉾巡行を見にいくの?
E:行かないね、多分。親は行くかもしれないけど。
A:じゃ、電話もできないの?
E:する。何とか。公衆電話からでもする。
A:そうだ、コレクトで掛けて?そしたら長話ができるでしょう?
E:滋子。
A:何?
E:来週はビーフ・シチューを食べようね。ヒ素は盗んでおく。それからブランジャンが持っている葡萄酒の壺も。
A:まあ。(アン、陶然。)まあ、私、何て答えましょう。どうしてそんなことが言えるの?ひろおきさんとってもジェントル。素敵いい。(ここで又省略。)
A:じゃ、切るわね?坊が呆れた顔で見ている。ちょっと換るわね?
B:もしもし。ひろおきさん工合が悪いんですか?(間)あ、良かった。それから、お姉ちゃんを大事にしてやって下さいね?お姉ちゃん、可愛いでしょう?お姉ちゃんはひろおきさんをとても愛していますよ?いつもひろおきさんの噂ばっかり。(間)あまり話すとお姉ちゃんが焼餅を焼くから換りますね?じゃ、また。
A:どう?坊は。可愛いでしょう?でもひろおきさんは私だけ見ていて。
E:はーい。
A:じゃ、又明日ね?電話待っている。三回愛しているって言って。名前も呼んで。
E:滋子、僕は滋子を愛している。滋子、滋子を愛しているのは僕だ。滋子、喜多野拾遺は鎌田滋子を愛していることを僕は宣言する。これでいい?
A:今の言葉で明日まで我慢する。じゃあね?・・・ん、バイバイ?(受話器を置く。)
B:よくやるね、お姉ちゃん。偉い。
A:あとは坊で我慢しておくか。(アニー、ボーを抱寄せてぶちゅー。幕。)
滋子の手書き原稿に忠実な翻字は以下で
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