先週の日曜日に、坊を連れて、東京を見てきた。やっぱり面白くない。町全体が青空工場で、殺風景なことといったら例えようがない。外国の観光客が沢山なのにはびっくりした。何を見にくるのだろう。文化がなくて、ある物といえば、西洋の模倣で、風情がないことでは、世界屈指の都市なのに。東京駅の煉瓦と、二重橋を見て、二人とも運動靴だったので、皇居を一周した。桜田門も見た。半蔵門も見た。あとは、見る物なし。神田のおそば屋さんに行った。あの界隈は、ちょっと、家並が面白かった。それから佃島に行った。風景が、一番面白かったのは佃島だった。草臥れたので、浅草には行かなかった。上野の博物館は、又いつか、別の日に行くことにした。
水曜日にはディズニーランドに行った。週末を避けて、わざと、週の真中を選んで行ったのに、それはそれは大変な混雑だった。
そうだ、それから、東京タワーにもサンシャイン・ビルにも登りにいかなかった。(これは、日曜日の話。)坊は、高い所が苦手なので。東京タワーは皇居前から眺めただけ。エッフェル塔には及ばないと思う。お濠に舟を浮べたらセーヌの気分が出るかしら。それから、暫く忘れていたが、この日、帰ってきて、坊が、又、ちょっと臭うようだった。汗をかいた所為かもしれない。さいわい、電車の中では、私も気が付くほどではなかった。家に帰ってきて、抱締めて接吻したときに、初て分った。最近は、抱締めるときの癖で、私は、坊の首筋に、口を当てる癖が付いてしまった。そのときに気が付いて、あとで、バスタブに、湯を張って、石鹸を入れた。次の日には、もう臭わなかった。
6/12(日)の記事は続きます。[編者]
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