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短編集  作者: 更級優月
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もっと、速く

 過去から見てみれば、明らかに前へ進んでいる。

 しかし、今目の前には、大きくて、かつ濁りきった表情の壁。

 これを越えるためには、何をすればいい……いや、何を犠牲にすればいいのか。


 ……ダメだな。

 いくらなんでも、犠牲を出してはならないな。

 だからといって、このままじゃ変わらない。

 何もかも、水平線を、ひた進むだけ。

 何もない、平面世界。

 どれだけ行っても、何もない……


 変化が欲しい。

 少しでもいいから、欲しい。

 この強い思いが、世界を変えるきっかけになる。

 モノクロの世界に、色が灯る。

 枯れたものに、再び生命の息吹が宿る。

 それほどのものが、そこにはある。


 だからこそ、私は求める。

 より速く。

 その先へと行ける、速さを。

 手に入れられないとは分かっていても、求め続ける。

 遠く離れてはいても、より近づけるようになるために。


 もっと、速く。


日記として書いたものに、加筆しました。

(初出:2013年3月5日、個人ブログの日記)


2013年3月5日…タイトルの誤字を修正しました。

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