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モブ

 俺は物語系の話が好きだ。 中学の頃からずっと漫画、ライトノベル、アニメが好きで暇さえあれば見ていた。 

 なぜ、アニメなどが好きなのかと言うと、俺は主人公に憧れがずっとあるからだ。 

 異世界転生をして、世界を救ったり、のんびり異世界生活などの主人公にあこがれている。

 主人公ってだけで超強力で優秀なスキルを使えたり、強力な武器を使い冒険など使うの見てると、わくわくして楽しいからだ。 

 俺は、世間でいう陰キャの分類になるのだろう。 陰キャ=オタクってわけではないが、やはり

陰キャだと主人公ではなくモブキャラに分類になるだろう。 だから、俺は主人公に憧れがあるからこそ、アニメや漫画に惹かれる。

 かといって、本気で転生したいとかではなく、憧れだ。 

 そんな俺が、まさか本当に異世界転生することになるとは。この時は思ってもみなかった。

 

 あの日は、今でも覚えている夢にまで見た異世界転生だったのだから。

 特に何の変哲もなく、ごくごく普通の日だった、、、、


 高2の夏休み中、俺は漫画を買いに本屋に向かっている途中で強い光に包まれた、光が弱まり目を開けると、そこは何もない空間が広がってがいた。 

 「ここは? ま、ま、まさか、これは異世界転生によくあるやつ!!」と俺は、心を躍らせながら神様や女神的な存在を一分ほど待ってると、声が聞こえた。 

 「はじめまして。 私は最高神 ノエル。 あなたは転生者に選ばれました。」

 「はじめまして。私は倉田くらた 竜馬りょうまです。転生者となんですか?」

 「転生者とは、選ばれた数人が異世界に新たな人生を歩んでいただく方のことです。」 

 「夢にまで見た異世界転生だ。 ぜひお願いします!」

 「では、スキルなどに関してはこちらでお任せください。では、あなた以外に四名いらっしゃいます。おなたと同じところに転生いたしますので、お仲間になると後が楽になりますよ。では、異世界生活ご満喫を!」

 「ありがとうございます。」 すると一気に光に包まれた。 

 この時、俺はもっと詳しく聞くべきことがあったのに。このときの俺はまだ知る由もなかった・・・

 目を開けると草原が広がっていた。 俺はとりあえずスキルを確認した。

 ”ステータスオープン” と心で思うとステータスボードが表示された。 

 そこには、写されたスキルは、全ての属性が使え、全員が憧れる職種、加護が強力!…とかではなく

 普通の筋力、速度、感覚、知能、活力、魔法力が表示されていた。

 「こ、こ、これは、THE平凡。 まさかとは思うが、俺は転生してまでもモブ、、、俺は主人公にはなれないのか、、。 いや、某人気アニメこの○ばの男主人公も平凡だったが、主人公だった。俺もきっとそーだ、、」と俺は心の中で思っていた矢先、後ろから声が聞こえた。 振り向くといかにも主人公候補だろう三人の女性を引き連れた好青年がいた。

 「きみは、転生者ですよね。 私の名は、佐藤 高貴です。 ジョブは聖騎士です。 そして、右から美羽(魔女)、亜美(格闘家)、唯(聖女)です。あなたは?」

 俺は、完全に主人公候補の人達に自己紹介をした。 自己紹介をして思ったのは、やはり俺は主人公にはなれないんだなと思った。

 俺らは、とりあえず冒険者ギルドがあるだろう町へ向かうことにした。

 今の俺らは、武器を持っていなくて肩書きだけ優秀な一般人なのだ。 まあ、俺だけは優秀なジョブでもないのだが、、

 道なりに歩いていると町についた。 俺らは町人に冒険者ギルトの場所を教えてもらい向かい、冒険者登録を済ませ、武器屋に行き武器を調達をしその他に回復薬うを購入した。

 転生時にお金だけはあったので助かったと心の底から思った。

 これから、初めてのクエストであんなことが起きるとはこの時の俺は、思いもしなかった。

 

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