第1章 辺境の村ケラテア 5
お待たせしました。アイテムボックスを肩掛けのカバンに変更しました。バッグだと動きの邪魔になりそうで・・・。
ちゅんっちゅんっと鳴く、姿を見たことのない鳥の声を聞きながら目を覚ますと、そこは知らない天井で・・・とよくあるパターンのシーンだなと思いながら身を起こす。もちろん見慣れた自分の部屋ではない。
薄い布を敷き、アイテムボックスの肩掛けのカバンを頭の下に入れ、薄い布で体を覆い寝たが、ダンジョンの堅い土の上で寝るよりも全然快適で体も変な凝り方はしなかった、隣を見るとアーノルドはもう起きており、家の中にはいなかった。
私はちょうど良いのでステータス板を取り出し、余っていたBPを体力に5振り、筋力、持久力、瞬発力に1ずつ振った・・・、体力はある程度増えても気付かれないだろうが、筋力や持久力、瞬発力は一気に増やすと確実に動きが変わり怪しまれそうだからである・・・後は、私も自分で動きを制御しきれなそうって事もある。
これでBPは残り12、ジョブスキルはまだ上げないのでSPは残り2のままだ。
私はステータスを上げると、靴を履き外に出る。
外に出ると、快晴で気持ちのいい朝だな、家の前の道を村人が数名畑に向かうのが見えるがアテナや昨日見た思春期村長の孫チャップの姿などは見えなかった、目が合った村人たちには目礼だけしておく。
私は武器を振る音が聞こえる鍛錬場の方に向かうと、そこには上半身裸で汗を滴らせて素振りをしているアーノルドがいた・・・、武器を振るう速度が3メートルのハルバードを振る速度ではない・・・、この人いったい何レベルなんだ・・・?どう見ても衰えて引退とか嘘で、今でも現役でいけるだろこの人・・・。
アーノルドは切りがよかったのか素振りをやめると、
アーノルド「おう!起きたか!」と声を掛けてきたので。
私「おはようございます、家の中で休めたんでぐっすり眠れました」
アーノルド「今日は疲れてると思って起こさんかったが、明日からは一緒にやるか?」と聞かれたので私はステータス上昇の慣らしも出来るので、
私「ええ、明日から参加させて頂きます」
アーノルド「そうしたら明日は容赦なく起こすからな!」と言われたので起こされる前になるべく自分で起きようと思った・・・手荒に蹴ったりしながら起こされそうだしね。
アーノルド「そうしたら朝飯にするか!儂は体を拭いて来るから朝食は頼んだぞ!」と井戸に向かって歩いて行ってしまった。
私は土間にある竈に火打石を使って火を点ける・・・私はキャンプに行く趣味があり、火打石を使って火起こしをした事があるので、特に問題なく火を点けれた、底が平たく浅めのフライパンみたいな物を使い、竈に乗せ熱し獣脂と思われる物で油を塗り、燻製肉をスライスしフライパンに乗せ、焼き目が付いたら、鶏を飼っている家があったので、そこから貰ったのであろう卵を2個割りフライパンに落とし塩を振る、焼いている間にキュウリっぽい野菜を切り、レタスっぽい野菜をちぎり、木皿に乗せ、フライパンの目玉焼きを下面が焼けている事を確認し、フライ返しでひっくり返しちょっと焼いたらひっくり返しながら木皿に乗せて完了である。パンはどこかの家から支給されているのであろう、ピタと呼ばれる平たいパンがあったのでそれをフライパンで温めた。
二人分の朝食を作り居間の方に持っていくと、アーノルドがちょうど家に入ってきた、
アーノルド「美味そうな匂いがするな!」アーノルドは入ってくると水差しから木のコップに水を入れ1杯呷り、水を追加するともう一つのコップにも水を入れて、コップを持ち居間にやってくる。
私とアーノルドは朝食を食べながら、今日の行動を話合っていた。
アーノルド「今日はとりあえず、軽く組み手をして防御のイロハを教えたら、畑の周囲を巡回するぞ、午後はアテナが来るから二人を稽古、それから3人で森の浅い所に入ってみるか、最近畑の周囲でゴブリンを見かけるらしいからな」
私「ゴブリンですか?」ファンタジーの序盤の定番、緑色の体長1メートル20ぐらいの魔物である。
アーノルド「ああ、最近結構見かけるって村人から報告があった、今のとこ畑に被害らしい被害は出てないんだが・・・もしかすると群れが出来たのかもしれねぇな・・・」
私「ゴブリンが群れると村の周囲に出てくるんですか?」
アーノルド「絶対そうだと言えないんだがな、大概は集団の規模がでかくなり、食料の供給が森にある食料だけじゃ間に合わなくなっちまって、近くの人里なんかを襲うっつうことだ」とゴブリンが村の周囲に出始めた理由を教えてくれた。
私「それって早めになんとかしないといけないのでは?」私は近日中に大量のゴブリンが村を襲う想像をしたのだが、
アーノルド「あ~、まだ畑に被害が出てないって事は、ゴブリン共も切羽詰まった状態じゃ無いだろうからな、俺が巡回がてらゴブリン共の集落を見つけて、村の自警団の経験積みがてら討伐するさ」と軽く言っているので余り脅威度は高くないらしい・・・。
私「そんなもんなんですね・・・、もっと切羽詰まったヤバい状態なのかと思いましたよ」それを聞いたアーノルドは、
アーノルド「ゴブリンキングでもいりゃ危ないが、この辺の魔物はそもそも弱いからな、王都よりも北の方にある魔の森だとか、ダンジョンの深部なんかは魔物のレベルも高くてゴブリンでもジェネラルとかが普通に出るらしいがな」私は当分行くことがないだろう場所の話だったので興味はなく、
私「へ~、そうなんですか」
アーノルド「へ~ってお前、男なら俺もいつかそんなダンジョンに挑むんだ!ってやる気を出すところだろ、儂が若い時なんか自分より強そうな奴にバンバン挑んでたぞ」だから拳聖と思われる爺さんに挑んだんだろうこの人は・・・、
私「修行も命があって出来る事ですからね、私は堅実に鍛えますよ」と返事したら、拍子抜けしたように、
アーノルド「お前よりアテナの方が男っぽいな」と言われた、私はそう言われ気になった事を聞く、
私「そういえば、アテナさんは村を出て騎士か何かを目指してるんですか?」私がそう聞くと、
アーノルド「アテナは村に同年代の娘がいないってのと、同年代の男と仲があんまり良くないってのもあって孤立しておってな、それを見かねて儂が稽古をつけ始めたんだが、筋がよくてメキメキ上達してな、昔は儂と同じ領主の騎士を目指してたんだが、騎士は男所帯で女性がなるのが厳しい話をしたから、今は聖女様の護衛なんかがあって女性騎士も多い神殿騎士を目指してる、もう基礎も教え終わった、後はレベルを上げる事と実戦経験だ、この村じゃそれはもうそろそろ難しいからな・・・」私はそう説明されて昨日の村の中央で見た景色を思い出した。
私「なるほど・・・、であればそのうち出て行かれるんですね?」
アーノルド「その時はお前も一緒に行ってくれ、一人旅より二人の方が安全だからな」
私「私はその方が有難いですが、アテナさんには嫌われているようですからね・・・付いて行かせてくれるかどうか・・・」アーノルドはその辺は大丈夫だと思ってるようで、
アーノルド「お前なら大丈夫だろ」と軽く言われてしまった・・・、何をもって大丈夫なんだろうか・・・。
朝食も大分前に食べ終わっていたので、
アーノルド「朝食も美味かった!お前はコックを目指してもいいかもな!」と言いながら食器を片付けに土間の方に行くので私も付いて行きながら、死にたくないしそれも有りかもなと思った。
私とアーノルドは鍛錬場にて向かい合い、アーノルドの練習用の槍を捌く稽古をしていた、
アーノルド「そうだっ!ガントレットの表面をうまく滑らせろっ!そうじゃないっ!相手の振ってきた角度を考えろっ!これが本物のハルバードなら腕ごと叩き潰されるぞっ!」と言った感じでひたすら打ち込まれる槍を、時に受け止め怒られ、受け流すも受け流した穂先が太ももを打ったりと、ひたすら捌く稽古である。ちなみに防御用の闘気もオンオフが出来る事が分かったので、現在オフにして稽古中である。なので防具がない所に当たると痛い・・・。
アーノルド「今日はこんぐらいにしといてやるか・・・、昨日と違って動きも良くなってるしお前も結構筋が良さそうだ」私はアーノルドにそう言われ、動きが良くなったのはステータスを上げたからだが、筋がいいってのは私個人のセンスだろうから嬉しかった。
アーノルド「そしたら汗を流して来い、流し終わったら畑の巡回に行くぞ」と言われ私は、汗を流しに行く、アーノルドは汗を一滴も掻いていないので、さっきのは朝の素振り以下の運動なのであろう・・・。
私が汗を流し終え家の前に来ると、ハルバードを持ったアーノルドが待っていた。
アーノルド「それじゃ行くか」そう言うと南の畑に近い出口から出ていき、そのまま畑の間にある道を進み、畑の外周にある木の柵の外側に出て、柵伝いに時計回りに北に向かって歩き始める。
しばらく歩いているが特に何もおらず黙々と歩く、そして北の畑の、木の柵の切れ間に到着し、
アーノルド「やっぱり西側はゴブリンが出た痕跡が無かったな・・・」私は全然痕跡とか分からないので元々気付きようが無かったが、
私「そうなんですね?」と疑問ぎみに答えると、
アーノルド「ああ、目撃証言も東側しか無かったからな、やはり東側の森の中に集落かなんかが在りそうだな」とアーノルドの中では決まったのであろう、今度はそのまま柵伝いに南へ向かう。
南へ時計回りに歩いていると途中でアーノルドが立ち止まり、遠くを指差しながら、
アーノルド「ロックあれが見えるか?あそこの森にちょっと入った茂みにゴブリンがいるぞ」と指差しながら言われ、私は指を指した方向に目を凝らすと・・・やはり視力が上がっているようで、明らかに視力1.0じゃ見えない距離のゴブリンが頭だけ出して畑の方を窺っているのが見えた。
私「見えました、1匹だけですかね?」そう聞くと、
アーノルド「だろうな、ゴブリンは臆病でな、このまま俺が近付くと、明らかに自分より強そうな奴が来たと逃げちまうんだが・・・お前だけなら素手だから、多分逃げずに襲ってくると思うから、このまま気付いてないふりして行ってみろ」と普通に言われた、
私「いや、行ってみろと言われましても・・・もし集団だったらどうするんですか?」
アーノルド「無いとは思うが、お前なら闘気があるからしばらく大丈夫だろ?耐えてる間に助けに行ってやるよ、そもそもゴブリンなら3,4匹ならお前でも大丈夫だろ」と言われた。
私は根拠のない大丈夫に不安になりながら、なるべく平然と気付いてないのを装い歩いていく・・・。
歩き続けそろそろゴブリンがいた辺りだな~と思った瞬間、横から緑色の物体が跳びかかってきたので、
私「うわぁっ」と驚きながら跳び退る・・・めっちゃビビった・・・来ると分かってても怖いわ・・・。
私はドキドキしながらも、私がいた位置に跳んできたゴブリンを観察する・・・、武器無し、装備腰布・・・以上であった。
私はこれなら大丈夫そうかと思いながら相手を見ていると、ゴブリンはまたこちらに跳びかかってきたので、横をスルリと抜け、振り向くゴブリンの顔面にストレートを撃ち込んだ。
私はゴブリンの顔面が潰れる感触にちょっと思う所があったが、思ったよりは大丈夫そうだ・・・転生でなんか耐性でもついたのかもしれない・・・、仰向けに倒れたゴブリンは最初はピクピクしていたが、今は完全に停止している・・・死んだふりじゃないよな?と思い足でツンツンしてみるが反応は無い・・・絶命しているようだ。
私がそんな事をしているとアーノルドが来て、
アーノルド「一匹しかいないし大丈夫だったろ?」と言いゴブリンの確認をすると、
アーノルド「武器も持ってないし新しく出来た集落っぽいな・・・規模もそんなデカくなさそうだ」と、このゴブリンだけで色々分かったらしい・・・、
私「そこまで分かるんですか?」
アーノルド「ああ、末端のこいつが武器を持ってないって事は、こん棒すらまだ行き渡ってないって事だからな、武器の調達に回す頭数もいないって事だし、集落が出来てからある程度経ってれば、こん棒ぐらいは持ってるもんだ」その説明に私は、
私「へ~そうなんですね」という事しか出来ない。
アーノルドは観察が終わるとゴブリンを持ち、森の中に入ると・・・しばらくしてから出てきた、ゴブリンは持っていないので、
私「ゴブリンはどうしたんです?」
アーノルド「死体をここに放置しとくと別の魔物が寄ってきちまうからな、冒険者ギルドがありゃ討伐報酬が貰えるから、証明部位の耳を切り落とすんだが、ここじゃそんなもん無いからな、それにもし他のゴブリンが死体を見たら近付くのを警戒してくれるかもしれんしな」と説明されたが、魔石はいいのかな?と思い質問する、
私「魔石はいいんですか?」
アーノルド「ゴブリンの魔石なんて小指の爪の先ぐらいしか無いぞ?取っても1ゴルドになるかどうか」と言われた、ゴブリンは基本討伐証明を出して報酬を貰うようだ。
アーノルド「昼も近いし、残りも視て家に一回戻るぞ」とアーノルドは歩き始めたので私も追いかけていく。
特にその後は何もなくアーノルドの家に戻った私達は、アーノルドにガントレットに付いたゴブリンの汚れを落としとかないと臭くなるぞと言われ、アーノルドに習いながらガントレットの手入れをしていると、
アテナ「アーノルドさ~ん」と昨日と同じ感じでアテナが来たようだ。
今日は私の分も用意してくれていたみたいで、二人分も三人分も対して変わらないから仕方なく、というお言葉と共に有難く頂戴した。
昼食を食べ終わった私達は昨日と同じく鍛錬場に移動し、主に私とアテナの組み手をメインに稽古をしていた。
今日は負けないぞと意気込み挑んだが、今日は斜め上からの振り下ろしを、斜めに上体を倒しながら避け、貰った!と1歩踏み込んだら、クルリとアテナが背中を見せるように回り、いい匂いのする三つ編みの先端が鼻先を過ぎたかと思うと目の前に槍の石突側・・・穂先とは逆側・・・がありノックダウンした。
私は起き上がると、アーノルドとアテナの稽古を眺める、アテナは汗を飛ばしながら激しく打ち込んでいるが、アーノルドは汗もかかずにまだ全然余裕がありそうだ・・・、それにアテナも私の時は若干手加減しているようだ・・・先程の稽古よりも動きが速い・・・、アテナともレベルの差はかなり有りそうだなこれは・・・。
私がしばらく稽古を眺めていると、昨日と同じくアーノルドがアテナの首元に槍を当て稽古は終わったようだ。
アテナ「ありがとうございました」と礼をし、いつもと同じく終わりだと思ったのだろう、汗を流しにいく為に槍を片付けに行こうとした所に、
アーノルド「アテナ今日は汗を流したらもう1回装備を着けてお前用のハルバードを準備しておけ」と言われ、凄い勢いで振り返り、
アテナ「巡回に連れて行ってくれるんですか!」と満面の笑みで言った。・・・離れた所でそれを見て綺麗な笑顔だなぁと見惚れている私。
アーノルド「ロックもいるしちょうどいいからアテナにも森の探索の仕方を教える、お前にも実戦経験が必要だしな」とアテナに話しかけている、私はそれを聞いて鍛錬だけでもレベルが上がるのかと思った・・・、そういえばステータス板で経験値が増えてるか確認していなかったな・・・今日の夜に確認したいが、そもそもゴブリン倒してるから経験値は増えてそうだな・・・何も倒さず稽古だけした日に確認してみよう。
アテナ「本当ですか!?すぐに汗流して準備します!」と疲れなぞどっか行ったのか駆け足で片付けに行きタオルを持って駆け足で井戸に向かった・・・、相当嬉しいのだろう。
アーノルド「あいつを巡回に連れて行ったことは無かったからな、今日は巡回ではなく西の森の浅い部分を探索するがな」と苦笑しながら私に話かけてくる、
私「集落を探すんですか?」と聞くと、
アーノルド「いや、浅い所だからな、集落はそれなりに奥に入った所だろう・・・今日は他にもゴブリンが近くまで来てないかの確認と、いればアテナの実戦経験だな、それに時間が時間だそんな奥まで入れないさ」私はそれはそうだなと思い頷く。
アテナが満面の笑みで準備を終え戻ってくると、アテナ用のハルバードは長さが若干短く、穂先に当たる部分がアーノルドより一回り小さいようだ、持ち手もアーノルドのより細いな、手の大きさが違うから当たり前か・・・、装備は先程と変わらない、革の胸当てと革製の籠手に、手の甲部分と前腕の表側のみ鉄が付いてる物に、革の腰当、革の脛当て、である。
アーノルド「それじゃいくぞ」と先程と同じく畑を通り木の柵の外に出ると、今度は逆時計回りに歩き始め、森が近付くと一度立ち止まり、
アーノルド「こっから森に入る、なるべく儂の歩いた後を通るようにしろ、音はなるべく出さないように注意しろ」と言い森に入っていく、アテナと私は続いて森に入る。
アーノルドになるべく音を立てないようにと言われたが、中々難しく茂みに足が当たりガサリとなったり小枝を踏んでパキリとなったり足元を注視しすぎて頭上の枝に当たったり、そんな事してると歩みが遅くアーノルドから離れたりで大変だ。アテナはハルバードを持ってるので私より大変そうである・・・。
アーノルドはそんな私達を時々振り返りながら離れていたら待ったりしながら先へ進んでいく・・・、あんなでかい物持ってるのに全然音を出さずに進んでる・・・。
しばらく四苦八苦しながら歩いていると、少し先でアーノルドが唇に手を当てながら腰を低くして来いみたいなジェスチャーをしているので、私とアテナは顔を見合わせ頷くと、腰を低くしゆっくりアーノルドに近付く・・・。
アーノルドに近付くとあっちを見ろみたいなジェスチャーをするので、二人で茂みから頭を覗かせ指を指した方を見る・・・。
そこには2体のゴブリンがギャッギャギャッと私達には理解できない声で話をしているようだ・・・。
アーノルドが私達を交互に指差し1体ずつやれとジャスチャーするので、私達は自分に近い方をそれぞれ指差し確認し、頷くと茂みを利用しながら音を出さないように近付いていく。
ある程度近付き、これ以上は茂みが無く近付けない為、二人で顔を見合わせ指でカウントダウンし、全部の指を折り曲げた瞬間二人同時にそれぞれの得物に襲いかかった。
アテナの方が重い物を持っているので遅いかと思われたが、レベルの差もあり全然速かった・・・、アテナが驚き硬直しているゴブリンに勢いそのまま、
アテナ「はっ!」突きを放つと、ゴブリンは驚いた顔に槍が突き刺さり絶命した。
私は遅れてゴブリンの元に到着するが、ゴブリンは奇襲から立ち直っており私と向かい合った・・・、ゴブリンは私が素手なのに気付くとニヤッと笑い跳びかかってきた・・・ので先程のリプレイである、横に抜けながらストレートを顔面に入れて終わった。
私は絶命を確認しアテナの方を見るとアテナの後ろの茂みが揺れており・・・私は
私「アテナっ!後ろだっ!」と大声で声をかけた。
アテナは初めてのゴブリンの討伐に少し放心していたのか、え?と言うような顔で振り向き、そこに茂みから跳び出たゴブリンが襲い掛かる、私は走り出そうとしたが、アテナは突きの勢いでちょっと離れていた事もあり間に合わない!と思ったら横からハルバードが突き出され、ゴブリンは空中で串刺しになった。
アーノルド「1体倒したからって油断はするな」と言いゴブリンを槍を振って放り捨てる、アテナはしゅんとしながら、
アテナ「すみません・・・」と謝った、
アーノルド「分かればいい」と頭をポンポンと叩く、私は走り出そうとした体勢から戻りアーノルドが間に合ってよかったと思った。
それからしばらく探索しアーノルドがそろそろ戻ろうと言ったので、森から戻りアーノルドの家に戻ってきた、時刻はもう夕暮れで汗を流し装備の手入れをし片付けると、
アーノルド「今日は疲れただろうから早めに休めよ」とアテナに言い、
アテナ「はい、ありがとうございました」と礼をし言う、アーノルドはそれを聞くと家の中に入っていくので私も続こうとすると、
アテナ「今日はありがとう」と小声で言って、走って帰って行ってしまった・・・。私がいたから森に行けたのでありがとうって事かな?と思いながら家に入る。
私は夕食はトマトみたいなものがあったのでミネストローネ的な物を作り、アーノルドにお前はやはりコックを目指せと言われ、就寝した。
お読みいただきありがとうございます。なるべく投稿続けれるよう頑張ります。




