第3章 カリヴィアのダンジョン 2
更新遅くて申し訳ないです。ちょこちょこ書いてますのでよろしくお願いします。
私とアテナは二人で住むことになった自宅へと帰ってくると、倉庫にしている部屋に今日のドロップ品を置き、2階にあるそれぞれの部屋に戻り部屋着に着替え、1階のリビングにあるソファに座っていた。
アテナ「それで試して欲しい事っていうのは?」
私はバッグからステータス板を取り出すと、
私「これを持ってもらってステータスって頭の中で思って貰っていい?」
アテナは石板を受け取ると、
アテナ「これってロックの流派の教えみたいなのが書いてあるって言ってた石板じゃない?」
私「そんな事も言った気がするけど、とりあえず今はそれは忘れて言った通りにしてくれ」
アテナは疑問符を浮かべながらも、
アテナ「分かったよ・・・、おおっ、石板に知らない文字が浮かんできたよロックっ!」
そう言って見せられたステータス板には日本語表記でアテナのステータスが書かれており、
私「ちょっと渡して貰ってもいい?」
渡してもらったステータス板を見ると、アテナの現在のレベルにステータスが書かれており、私以外でもステータスの確認が出来る事が分かった。
ステータスを上から見ていき、気が使えないからかHPのバーは赤色のみで、力の強さに関係する筋力がかなり高く私の倍近く有り、それ以外は前衛っぽく体力や持久力が高く、魔力や精神力、神力は私より低いというステータスだった。
私は一番重要なボーナスポイントとスキルポイントが有る事を確認した所で、
アテナ「それにはなんて書いてあるの?」
アテナに聞かれた私は、転生等の事以外の秘密を話す事にし、
私「この石板には私の故郷の言葉で、使用した人のステータスが表示されるようになっているんだ」
アテナ「教会でしか確認出来ないステータス確認を、ロックはその石板で出来るって事?」
私「それ以外にレベルアップする事で獲得できるポイントを、強化したいステータスに使う事で長所を伸ばしたり、短所を伸ばして弱点を減らしたりが出来るのと、その人の適正職業のスキルを覚えられる」
アテナ「その石板ってもの凄い物って事なんじゃ?」
私「多分そうだと思う、だからこの事は信頼できる人にしか言えないんだ」
アテナ「話してくれたって事は、私を信頼してくれているって事だよね?」
私「アテナなら他の人には言わないと思えるぐらいには信頼しているし、同じ家に住む大事なパーティーメンバーだからね、生存率を上げる為にも出来る事をしとこうと思って、むぐぅっ」
そう言ったところで、私はアテナに胸に押し付けるように抱き着かれ、幸せな感触に顔を包まれながらも、ベアハッグを喰らいギリギリと締め付けられる痛みを感じ、顔に当たる感触からこの子ブラジャー着けてないんじゃ?と思い、最初に出会った頃と違い信用されているのか、宿に泊まっていた時にもあったが無防備な姿を見せる事が多々有り、この前も風呂上りにバスタオルを巻いたままの姿で出てきたりと、そろそろ私の理性が暴走しそうな為、この前ギルドマスターのグレイから聞いた、そういうお店に行くことも検討するようかもしれないと思った。
そんな事を考えながら、苦しいのでアテナの背中をタップすると、
アテナ「あぁ、ごめんごめん、遂嬉しくなって抱き着いちゃった」
そう言って離れたアテナに、
私「さっきの話の続きだけど、今アテナのレベルは25でステータスに振れるポイントが48あるんだけど、全部使って急激に上げると感覚がおかしくなるかもだから、少しずつ上げたいのを上げて行こうか」
アテナ「村で日に日にロックが強くなっていたのはこれのおかげだったんだね?」
私「そうだね、レベルが上がるたびにちょっとづつステータスを上げてたから、稽古相手のアテナからしたら日に日に強くなってるって感じだったかもね」
アテナ「あの時は日に日にロックが強くなるから負けられないと焦ってたんだよね」
私「それでアテナはどのステータスを伸ばしたい?」
アテナ「私の今のステータスとやらはどんな感じなの?」
私はアテナの現在のステータスを教えてあげると、
アテナ「う~ん・・・、筋力を上げれば重たい物が持てるようになるって事は、これを上げていけばアーノルドさんみたいにハルバードを片手で扱えるようになるって事だよね?」
私「そうだね、アーノルドさんのステータスを見てないから分からないけど、筋力を上げていけば片手で扱えるようになるだろうね」
アテナ「そうしたら筋力は上げるとして、後は何がいいんだろう?」
アテナのBPの余り方から、私とアテナでは貰えるボーナスポイントが違う事に気付いた私は、アテナは私と同じようにポイントを振れない事から、
私「体力か持久力を上げるのが前衛としてはいいのかな?」
アテナ「分かった、そうしたら筋力を優先して、体力と持久力を二つとも上げる事にするよ」
私「そうしたら筋力を2上げて、体力と持久力を1ずつ上げるね」
アテナ「よろしくお願います」
私はアテナのステータスを上げると、
私「上げたよ」
アテナは立ち上がると体を確認するように動かすが、
アテナ「あんまり変わった実感はないね?」
私「レベルが上がっても上がったって気付かないでしょ?1とか2上げても実感は出来ないよ」
アテナ「そう言われるとそうだね、レベルが上がっても気付かないね」
アテナはそう言って納得しソファに座った。
次はスキルの習得になるので、現在のアテナの職業である戦士のスキルツリーを書いて渡すと、
アテナ「ロックが使っていたのはこのスキルってやつだったんだね・・・」
私「戦士は斬り、突く、盾の3種類あるみたいだね、スキルポイントは9あるから9個覚えれるね」
アテナ「書いてある奴はどれでも覚えれるの?」
私「いや、書いてある上から覚える感じだね、スラッシュはもう覚えているみたいだから、覚えれるのは突きのスラスト、斬りのエアスラッシュ、盾のシールドバッシュだね、それのどれかを覚えると、それぞれの下に書いてある物がどんどんと覚えれるようになるよ」
アテナは書かれた羊皮紙を眺めて、
アテナ「スキルはちゃんと考えてからでもいい?」
私「何時でも大丈夫だからよく考えて決めてくれ、使ってみれば分かると思うけど、スキルは使うと隙が出来るんだけど、使えば使うほど慣れて隙を少なくできるから、一日の終わりに庭で練習するのがいいよ」
アテナ「ロックが帰って来てからたまに鍛錬してたのはそれでか、今日のこれでロックのしていた行動の意味が色々分かったよ」
アテナが言った通り、寝ると回復する事も有り私は家に戻ってくるとスキルを使えるだけ使い熟練度を上げる作業を出来る日はしていたので、アテナはそれを鍛錬だと思っていたのだろう。
アテナ「とりあえずスラッシュっていうスキルは使えるんだよね?」
私「そうだね、このステータス板を見る限りでは、習得している事になっているから使えるはずだね」
アテナ「それじゃ庭で試してくるっ!」
そう言って立ち上がるとアテナは武器を部屋に取りに行ってしまった。
私はステータス板を自分の表示にして確認した後、アテナのステータスに出来るか試してみると、一度登録した事になったのか表示出来るようになったので、便利な石板だと思いながら外に出て行ったアテナの様子を見る為に庭に出た。
広い庭の一画に作った鍛錬する為のスペースに行くと、
アテナ「スラッシュッ!」
そこではアテナが先程の服装のままスキルを使って素振りをしており、下に着けていないからかダイナミックに揺れる場所に目が行ってしまったが、なんとか理性で視線をそこに行かないようにしながら、
私「強力な一撃が出せるけど、使うと少し隙が出来るだろ?」
私が話しかけると、スキルを使った体勢から戻り、
アテナ「そうだね・・・、いつも以上の力で振ってるからか、体勢を戻すのにちょっと時間が掛かる感じだね」
私「結構無理な体勢からでも使う事が出来るから、起死回生の一手としても使えるよ」
アテナ「なるほど・・・、このスキルは何回も使えるの?」
私「気みたいな物を使ってるから、人それぞれだろうけど回数制限はあるね、使ってるうちに熟練度が上がって使える回数は増えると思うけどね」
アテナ「それもあるから帰ってから使えるだけ使うわけだね」
私「寝る事で気力が回復して、起きるとまた使えるようになるから、一日の終わりに使い切る感じだね」
アテナ「ロックは強打掌ってスキル以外にも色々使えるんだよね?あんまり戦闘中に見た事ないけど」
私「今の所あまり使う必要が無かったからね、敵が強くなったら使う機会も増えるんじゃないかな?私のスキルは1対1の場合じゃないと使いにくいし」
私の言葉を聞いたアテナは納得し、
アテナ「私はとりあえず使えるだけ使ってみるけど、ロックはこの後どうするの?」
私「アテナが終わった後に直ぐにお風呂に入れるように、お風呂を沸かしてご飯を用意してくるよ、鍛錬はその後にやるよ」
私は今の状態のアテナの隣で鍛錬しても、自分にとって良くないと思いそう言うと、
アテナ「ありがとうね、それじゃ私はこのまま鍛錬を続けさせてもらうね」
そう言って鍛錬を再開したアテナを見ないように家に戻って行った・・・。
自慢の寝て入れるサイズのお風呂に水を張り、魔石で動く湯沸かし器でお風呂を沸かすと、キッチンに移動し、
私「今日は何を作るかな?」
私はキッチンで夕食に何を作るか考え、
私「アルキノコの出汁を使ったカルボナーラとサラダでいいか・・・」
トルネオのお店から定期的に届く乾燥パスタとアルキノコのスープを乾燥させた粉を使った夕食を作るかと、魔石コンロで湯を沸かしパスタを茹でる間にサラダをチャチャッと作ると、カバンに入れて保存している牛乳をフライパンに入れ、アルキノコ出汁を追加し、塩コショウで味を調えると、茹で上がったパスタをフライパンに投入し、ソースを絡めチーズを最後に削ると、
私「簡単カルボナーラ完成っと」
完成したタイミングで、
アテナ「ロックお風呂ありがとうね」
私「ちょうど夕食が出来たから席に座って待っててくれ」
お皿にカルボナーラをよそい振り向くと、
私「なっ」
アテナ「そんなに驚いてどうしたのロック?」
振り返った私の目に入ったのは深い谷間の見えるキャミソールを着ただけのアテナで、さすがにこの恰好はまずいと思い、
私「アテナなんでそんな恰好なんだ?」
アテナ「なんでってお風呂上りで暑かったからだけど?」
私「暑いからってそんな恰好はまずいだろっ、上に何か羽織って来てくれ目のやり場に困る」
アテナ「私は別にロックに見られても問題無いから大丈夫だよ、それより折角作ってくれたパスタが冷めちゃうから早く食べようよ」
そのまま食べる気のアテナにこれ以上言っても聞かないと思った私は、アテナの前にカルボナーラを配膳しサラダにゴリアテ特製ドレッシングをかけてテーブルの上に置くと、自分の分のカルボナーラをよそい席に座ると、対面にいるアテナが、
アテナ「それじゃ頂きます・・・、やっぱりアルキノコの出汁を使った料理は美味しいね?このサラダも美味しいし」
私「そうだな、あの出汁を使えば大概美味しくできるな、サラダはゴリアテのドレッシングが美味しいからな」
アテナ「最近行ってないし、今度久しぶりに宿り木亭に食べに行くのもいいね」
私はなるべくアテナの方を見ないようにしながら、
私「アルキノコの納品もあるし、その時にでも食べに行こうか?」
アテナ「次の納品っていつだったっけ?」
私「三日後だね、三日後がちょうど休息日の予定だったから休息日に納品に行く感じかな?」
アテナ「それじゃ久しぶりに二人で出かけようよ?最近休息日は別行動が多かったしさ」
私達は夕飯を食べながら三日後の予定を決めると、私は熟練度上げの鍛錬に行き、アテナは上機嫌に自分の部屋に戻って行った・・・。
私は庭でスキルの熟練度上げをしながら、
私「最近のアテナの無防備さがやばいな・・・、いつか本当に理性が負けて襲いそうだし、早めにグレイさんに噂の店に連れて行って貰うか・・・」
そんな事を考えながら熟練度上げをし、MPを使い切るとスキルが使えなくなったので、風呂に入り悶々としながら就寝したのだった・・・。




