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異世界転生?キャラメイクしたらゲームの世界でした  作者:
第2章 冒険者の始まり
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第2章 冒険者の街カリヴィア 10

お待たせしました。

楽しんで頂ければ幸いです。

 私とアテナは休みの日以降は、森での依頼を受けアルキノコを見つけたら狩り、中層付近まで足を伸ばし、ベアハッグを見つけたら狩り、コボルドの討伐やビッグホーンディアを狩るといった日々を過ごし、休みの日にトルネオさんのお店に顔を出し、無事に乾麺となったパスタを受け取り、アイリスのパン屋でちゃんと茹でたら元通りになる事を確認すると、販売許可を出し、いつの間にか作っていたリバーシも問題無かった為、販売許可を出し、アイリスのパスタパンの試食をしたりして休みの日を過ごすと、また狩りの日々に戻り、装備の出来上がりの確認に向かう日になった・・・。


 アテナ「ロックの装備出来てるといいね?」

 私「そうだね・・・、まぁ、今の所無くても問題はないからちゃんとした物が出来ればそれでいいけどね」

私達は話をしながら、アーノルドに紹介してもらった凄腕の鍛冶師であるカルマンの元に、私の依頼した新しい装備が出来ているかを確認しに向かっていた・・・。


 カルマンの工房に到着すると、隣の家ではなく工房に直接向かい、一応ノックした後、返事を待たずに扉を開けて中に入っていく。


 中に入ると、作業台でいつも通り作業をしているカルマンがいたので、

 私「カルマンさん私の装備が出来てるか見に来ました」

 カルマン「おお?ああ、お前のか・・・、ちょっと待ってるんじゃ」

カルマンは棚の方に移動すると・・・、

 カルマン「ちょっとばかし鉄を、サイズを調整しながら重ねて付けていくのが面倒じゃったが、ちゃんと出来ておるぞ」

そう言いながら持って来たものを受け取ると、

 私「籠手の表面に何枚もの鉄を少しずつずらしながらくっ付けてあるんですね?」

 カルマン「おう、そうすると前のガントレットとは違い、手首の何もない所も守れて、手首の自由度が上がるじゃろ?着けて試してみるんじゃ」

私は今着けている物を外し、新しい物を着け、手首などを動かしてみると・・・、確かに前の物より手首が動かしやすく楽になっているが・・・。


 私「確かに動かしやすいですね、ただ・・・」

私は籠手を外し、手の形を掌底を打つ時の形にすると、

 私「言っておけば良かったんですが、私は攻撃をする時こういう形に手をする事があるので・・・」

カルマンは私の手の形と手首の角度を見ると、

 カルマン「それだと、あの鉄の付け方だと無理じゃな、あの付け方だと内側は曲がりやすいが外側には曲げられんからの・・・、それであのガントレットは手と腕の部分の境目に何も付いておらんかったのか・・・」

カルマンは少し考えると、

 カルマン「少し改良を加えるから、また何日かしたら来るんじゃ」

そう言うと籠手を取り上げ、作業台に戻ってしまったので、

 私「次は5日後にまた来ますね」

そう言って私達はカルマンさんの工房から出ると、

 私「時間もあるしどうしようか?」

 アテナ「休みと言っても前回は色々忙しかったからね、今日は本当に丸々のんびりしてもいいんじゃないか?」

 私「私はそういえばちゃんと街を見てないね、行くのもトルネオさんのお店かアイリスさんのパン屋か公衆浴場ぐらいだな・・・」

 アテナ「そういう事なら、私が見つけたお店を紹介しながら街を周ろうか」

私達は、本当に何もしない休日を楽しんだのだった・・・。


 アテナに紹介された喫茶店にてコーヒーを発見した私は、豆を購入し今後の夜の見張り等の際のお供を手に入れる事が出来たのだった。


 それから5日後、その間に私達は黄銅級から青銅級に上がり、ベアハッグの納品を頼まれた為、保存していた物を納品したり、中層で最近多いコボルドを狩りながら、ベアハッグを狩り補充し過ごすと、私のレベルも14まで上がりジョブも2上がり6になっていた。


 私達はカルマンの工房の中にて、

 カルマン「今度のはどうじゃ?手首を外に曲げた時に干渉する部分が、収納されるようにしてみたんじゃ」

私はカルマンに渡された改良品を着けると、

 私「うん、手首をどっちに曲げても問題無いですね・・・」

少しシャドーをしてみるが、掌底を打つ際にも特に問題なく打てるな・・・。


 私「これで大丈夫です、グリーブももう出来ているんですよね?」

 カルマン「そちらは問題なく出来上がっておるぞ、こっちは特に改良する部分はなかったからのぉ」

グリーブを渡され着けると、前のより少し脛部分が尖っているぐらいで、普通のグリーブだった。


 カルマン「問題ないようじゃな、蹴りも使うと言っていたからの、脛の部分を刃を連想するように少し尖らせてみたぞ」

 私「ありがとうございます、これで両方とも問題無いです」

 カルマン「なにかあったら直ぐに持って来るんじゃよ?籠手の方は前とか違い部分的に交換できるからの」

 私「分かりました・・・、あぁ、一つ聞いておきたい事が」

 カルマン「なんじゃ?」

 私「これを魔鉄で作るといくらぐらいになるかだけ聞いておきたいなと」

 カルマン「それと同等の物か・・・、15万って所かの?」

私はその値段に驚きながら後ろのアテナの盾を見て、カルマンを見ると、

 カルマン「なんじゃ?言っておくが、あっちの方が伸ばすだけの分作りやすいからの?それは1個1個成形せにゃいかんからめんどくさいんじゃぞ?大きさも場所によって違うしの・・・」

私はそれを聞き、職人の一点物だから高いのは当たり前かと納得し、

 私「分かりました、いつかお金が溜まったらお願いします」

 カルマン「了解じゃ、頑張って溜めるんじゃな」

 私「それじゃぁ失礼します、また何かあったらよろしくお願いします」

そう言って帰ろうとすると、

 カルマン「待つんじゃっ、嬢ちゃんのを少し見てやる」

そう言ってアテナの装備を点検し始めたので、私達はそれが終わってから工房を出るのだった・・・。


 私達は工房を出た後、とりあえず街の中心に向かいながら、

 アテナ「遂にロックの装備も新しくなったねっ」

 私「そうだね、これでちゃんと右腕も防御に使えるよ、最近は防御するような事も無かったけど・・・」

 アテナ「脚の方も大分攻撃し易そうになったんじゃないか?」

 私「本当に刃の様に蹴ったら切れちゃうかもね?」

と、私は冗談交じりに笑いながら言っていたが、次の日の狩りで実際にそうなりビックリするのであった・・・。


 私達はする事も無く、なんとなく冒険者ギルドに来るとそこでは、

 メリッサ「ギルドマスターどうしますか!?」

 グレイ「くそっ・・・、こんな時間じゃ皆依頼で出ちまってるからな・・・、街の守備隊も直ぐには動けないだろうし・・・」

私とアテナは顔を見合わせ何かあったんだろうかと思い、グレイとメリッサに近付き、

 私「何かあったんですか?」

 グレイ「おっ?おおっ!ロックとアテナじゃないかっ!」

 メリッサ「ギルドマスター、ロック君とアテナちゃんなら・・・」

 グレイ「・・・、一応青銅級でコボルドも狩っているか・・・」

 メリッサ「依頼で出ている赤銅級の方に伝達は手配しましたし、時間稼ぎだけでも・・・」

私とアテナは何か深刻な事態が起きているのを感じながら待っていると、

 グレイ「すまんが二人とも・・・、この街を囲むように広大な畑地帯があるのは知ってるな?」

 私「ええ、森に行く時に畑の間を通ったりしますからね」

 グレイ「その東の森の近くの畑を管理しているクヴァラス村がこの街から1日行った所にあるんだが、コボルドの群れに襲われているって情報がさっき入ってな」

 私「大変じゃないですかっ!」

 グレイ「あぁ大変なんだが・・・」

私はアテナに顔を向けると、アテナは頷いてくれたので、

 私「私達で良ければ村に向かいますが?」

 グレイ「ただのコボルドだったら俺も直ぐに二人に頼んだんだが・・・」

どうやらグレイには懸念点があるようだ・・・、群れというのが厄介なのだろうか・・・、

 アテナ「何か私達だと不安な点でもあるんですか?」

 グレイ「俺も二人ならコボルド程度なら問題無いと思っているが、森から中々でない奴らが群れで出て来てるとなると、群れを統率しているコボルドリーダーがいるかもしれないんだよ」

 アテナ「コボルドリーダーがいるとまずいんですか?」

 グレイ「そいつがいるだけで、通常なら赤銅級より上のPTで対応する案件になるな・・・」

青銅級に上がったばっかの私達では荷が重い可能性があるという事か・・・。


 アテナ「赤銅級以上のPTは今いるんですか?」

先程の様子から直ぐには対応出来ないんだろうと思っていると、

 グレイ「いや・・・、どこのPTもダンジョンにいるか、依頼を受けてて直ぐには動けない・・・」

 アテナ「それじゃ村の人が・・・」

私は少しでも被害を減らせるように、

 私「コボルドリーダーはいないかもしれないし、見たらすぐわかるんですかね?」

 グレイ「ああ、コボルドリーダーは他のコボルドより、二回りはデカいから遠くからでも分かるはずだ」

 私「ではとりあえず私とアテナで偵察に行き、コボルドだけなら被害を減らすためにそのまま狩り、コボルドリーダーがいたら、他の冒険者の方が来るまで見つからない場所で待機しますよ」

 グレイ「そうしてくれると助かるが・・・、もしコボルドリーダーがいたら逃げても構わない、村には領主が派遣している兵士が数名いるはずだからな、本来は領主の兵士が対応する問題だ、俺達冒険者は一応国の支配下には無い自由組織だからな、他人の命より自分の命を優先してくれ」

 私「コボルドリーダーはそんなに強いんですか?」

 グレイ「いや、2対1なら二人なら勝てると思うが、間違いなくコボルドの取り巻きがいるだろう、司令塔のいるコボルドの集団は厄介だからな、そうなると二人じゃ厳しいだろうな・・・」

私達は最大で6体のコボルドの集団と戦った事はあるが、その時も別に連携等は無く、各々がイケると思ったタイミングで襲ってくるので、うまく誘導してやれば同士討ちなんかもするので、問題なく狩れていたが、確かに連携を取って攻撃してくるならば数の多さは厄介だな・・・。


 とりあえずコボルドリーダーが高確率でいる可能性を考えて慎重に動くとして、今はまだ昼前、歩いて一日の距離なら急げば日が暮れる前には着けそうだな・・・、

 私「無理はしないので私達が行ってきますよ、応援が後から来るんですよね?」

 グレイ「あぁ、今この街に在籍している赤銅級以上のPTのいくつかに伝言を届けるように頼んである、早ければ夜までに応援に行けるはずだ」

 私「それじゃクヴァラス村に向かってみます」

 グレイ「頼んだ、くれぐれも無理はするなよ?」

 私「命大事にが私のモットーですからね、無理はしないですよ」

 メリッサ「ロック君もアテナちゃんも気を付けてね!」

私とアテナはメリッサにギルドの出口で声を掛けられると頷き、急いでクヴァラス村へと向かうのだった・・・。


 私はクヴァラス村へと向かう道中で、これはケラテアの村と同じくイベント的な奴と同じだと思い、間違いなくコボルドリーダーがいるんだろうから、

 私「トロルの時とは違い今度は無理して守る必要は無いからな?」

 アテナ「分かってるよ・・・、村の人には悪いけど無理して死ねないからね」

私はアテナに注意をしておき村へと急ぐ・・・。


 日暮れる少し前に村が見える所まで来た私達は、現在村の周囲を警戒しながら偵察をしているのだが・・・、

 アテナ「コボルドの姿が見当たらないし・・・、村の門も閉まったままだね?」

 私「そうだな・・・、村を守っている兵士も見当たらないな・・・」

 アテナ「争っているような音も無いね?コボルドは畑だけ襲って帰ったのかな?」

私はイベント的な奴かと思って警戒していたが、実はそうじゃなくただ畑を襲っただけか?と思いながら、

 私「とりあえずもう少し近付いてみようか?見える範囲にはコボルドが見当たらないし・・・」

私達は警戒しながら村の門へと近付いて行く・・・。


 門に到着すると遠くからは見えなかったが、

 アテナ「コボルドの死体があるね?門も少し傷が付いてるけど・・・」

門の前には数体のコボルドの死体があり、門には傷が付いている事から、

 私「村が襲われたのは間違いなかったみたいだけど、撃退できたのか・・・?」

門に兵士がいないのは防衛の際に怪我でもしてるからか?と考えていると、

 アテナ「とりあえず村の周囲をぐるっと回ってみる?見える範囲に人はいないし、大声を出して呼ぶのも状況が分からないからしない方が良さそうだし・・・」

 私「そうだな・・・、それでぐるっと回って何も無ければ安全な所で後続を待とう」

 アテナ「二手に別れるかい?」

 私「いや、時間はかかるけど一緒に行動しよう」

 アテナ「了解」

私達は門から離れ村を囲んでいる木柵に沿って歩き始めた・・・。


 しばらく歩き反対側に近い所まで来ると、

 アテナ「ロック、ここの木柵が壊されている・・・」

私はアテナに言われて見てみると、

 私「無理やり壊した跡があるな、たくさんのコボルドの足跡と・・・、コボルドよりデカい足跡があるな」

 アテナ「これがコボルドリーダーかな?」

 私「だろうね・・・」

 アテナ「どうしようか?コボルドリーダーいたら逃げてもいいって言われてるけど・・・」

私「アテナはどうしたい?」

私が聞くとアテナは悩みながら、

 アテナ「村の人が襲われているなら助けてあげたいけど・・・、前みたいな事になるかもしれないなら・・・」

アテナはあの時のトロル戦を少し引きずっているようなので、この機会に少しでもそれを払拭出来るように、

 私「グレイさんが言ってたけど、私達なら2対1なら負けないって言ってたから、中を偵察して、ばれないように先にコボルドが排除出来そうならして、コボルドリーダーと2対1の状況に出来ればいいんだよ」

 アテナ「コボルドリーダーの周りにコボルドがいたら?」

 私「その時は村の人には悪いけど、撤退して応援を待とう」

私がそう提案すると、

 アテナ「分かった」

アテナはそう言うと木柵の内側へと入っていく・・・。


 私は村の中に入って行ったアテナの背中を追い、村の中へと続いて入っていくと、

 アテナ「家は手あたり次第襲われてるけど・・・、人はいなかったみたいだね?」

小声で話しかけて来たアテナに、私も小声で、

 私「多分、中央の家になるべく集まってるんじゃないかな?」

 アテナ「そうしたら中央に向かうのがいいのかな?」

 私「いや・・・、コボルドが散らばってるかもしれないから、外側から回って少しずつ内側に向かおう」

 アテナ「了解」

私達は注意しながら村の中を歩き始めた・・・。


 しばらく歩いていると、

 アテナ「家の中から物音がする・・・」

私も気付き、音の感じから、

 私「1体っぽいね・・・、私がやろう、アテナだと音が出る可能性があるし」

 アテナ「了解、気を付けて」

私は頷くと、家に近付き・・・、中を慎重に覗くと・・・、1体のコボルドが背中を見せて、何か食料を漁っているようなので、忍び足で近付くと・・・、コボルドの頭を前後から挟むように持った瞬間頭を捩じり、ゴキッという音と共にコボルドは声を上げる事無く絶命した・・・。


 私はコボルドの死体をなるべく静かに地面に降ろすと、

 アテナ「ロックは暗殺者になれそうだね?」

と、アテナが小声で話かけてきたので、

 私「あんまり殺伐とした生活はしたくないからパスだな」

そんな事を言いながら先へと進んでいく・・・。


 その後も何体かのコボルドを暗殺していくと大分中心に近付いてきて・・・、

 アテナ「どうやら大き目の家に籠城してるみたいだ・・・」

私は家の屋根に飛び乗り、見つからないように伏せて様子を窺うと・・・、どうやら2階のある大き目の家に集まっていたようで、2階から兵士がクロスボウで攻撃をしてどうにか近付かせないように戦っているようだ・・・、コボルドリーダーは・・・、自分は安全圏から手下のコボルドを使って矢切れを狙っているのか散発的に攻撃させているようだ・・・。


 私は屋根から音もなく降りると、

 私「まだ村の人は無事みたいだ、コボルドリーダーの周りにはまだ10体ぐらいコボルドが見えるから、私達二人だと厳しいな」

 アテナ「どれぐらい持ちそうかい?」

 私「う~ん・・・、矢がどれぐらい残ってるか分からないからな・・・、矢が無くなったら多分終わりだろうね」

私はとりあえず監視を続けるために、

 私「とりあえず屋根上から状況を見張っておくから、アテナは周りのはぐれてるコボルドがいないか確認を頼むよ」

 アテナ「了解した」

そう言うと周囲の確認にアテナは向かったので、私はまた屋根上に飛び乗り状況を監視する作業に入った・・・。


 ・・・日が暮れ辺りが暗くなった頃、2階にいる兵士が焦り始めたので、矢が尽きかけてきたのかもしれないと思い、一度屋根から降り、周囲のコボルドの片づけが終わり、家の中で休息していたアテナの元に向かうと、

 私「どうやら矢が尽きかけているようだ」

アテナはそれを聞き、

 アテナ「まだギルドの援軍も街の兵士も来る気配は無さそうだよね?」

 私「そうだね、多分まだ掛かるだろうね・・・」

 アテナ「どうしようか・・・、矢が尽きたらコボルドリーダーが動くよね?」

 私「だろうね」

 アテナ「そうしたら木柵と同じように壁を壊されて・・・」

多分中の村人は殺されてしまうだろう・・・、兵士は敵わないと思ったから籠城を選んだのだろうし・・・、アテナも同じ結論に達しているのだろう、

 アテナ「どうにか出来ないかな?」

私はアテナが危険になる可能性が高い為余りやりたくないが、

 私「一応考えはあるけど・・・」

 アテナ「なんでもいい、教えてくれ」

 私「私がコボルドをどうにかリーダーから引き離して処理してる間、アテナがコボルドリーダーを抑えて、私が全てのコボルドを処理してから2対1に持ち込んで倒す・・・」

と、作戦でも無いうまくいくかも分からない案を言うと、

 アテナ「私はコボルドリーダーを抑えてればいいんだよね?」

 私「そうだが、全部のコボルドがこっちに来てくれるか分からないから、かなり危険だぞ?」

 アテナ「でも、コボルドの数が減れば、家の中にいる兵士が助太刀に来てくれるかもしれないよ?」

 私「あんまり当てには出来そうにないから、それは期待しない方がいいと思うが・・・」

 アテナ「それにそうなっても直ぐにロックが来てくれるって信じてるから」

私はそれを聞き溜息を吐き、

 私「危なくなったらどうにかして逃げるように、なるべく早く合流できるように頑張るよ・・・」

 アテナ「うん、信じて待ってるよ」

 私「それじゃ、コボルドが離れたらコボルドリーダーをよろしく頼むね、後もしかするとコボルトリーダーは、爪の攻撃と噛みつきに気を付けて」

私は注意点を言うと、コボルドリーダーの見える位置に移動を開始した・・・。


 私はコボルドリーダーが顔を出せば見える位置の家の裏に到着すると、家の裏から出ると、コボルドリーダーの顔に目掛けて、

 私「ライトボール!」

私の突き出した手から光る玉がコボルドリーダーに飛んでいくと、気を引くために飛ばしただけなので躱されてしまったが、

 コボルドリーダー「ワオゥッ!ワオッ!ワオォッ!」

コボルドリーダーが何かを叫ぶと、取り巻きのコボルドが数体こちらに向かってきたので、私は逃げながら別の家の角から出ると再度、

 私「ライトボール!」

コボルドリーダーの顔に向けてスキルを使うと、先程よりも怒りながら、

 コボルトリーダー「ワオオォッ!ワオゥッ!ワオッ!ワオッ!」

と、私には分からない言葉を喋ると、全ての取り巻きが私を追いかけ始めたので、私はなるべく離れた場所に向かった・・・。


 私は見事に残りのコボルド10体を引き離すことに成功し、現在逃亡中なのだが、そろそろいいかなと、家の角を曲がり止まるとサッと家の屋根上に飛び乗り・・・、下を私を追いかけて来たコボルドが通り、少し勢いで先に行くと見失ったからか立ち止まった最後尾に、屋根上から襲い、飛び降りた勢いで頭を拳で潰すと、音で振り返った近くのコボルドの首を狙って蹴りを放つと、頸椎を折るつもりがスパッと刃で斬ったように首から上が飛んでいってしまい、え?と予想外の事態に一瞬止まり、同じくえ?みたいな顔をしてそれを見ていたコボルドと目が合い・・・、逃走を再開した・・・。


 私は今度は家の角を曲がり、そのまま開けっ放しになっていた扉から家の中に入ると・・・、外をコボルドが走っていき、今度は家の上を警戒しているコボルドが家を包囲するようにばらけた後、上に注意が向いている隙に、扉の前に来たコボルドが一体なのを確認し、素早く貫手で喉を潰し引きずり込むと、首を圧し折り家の中に転がし、次が来るのを待つ・・・、次は見える位置に他にもコボルドがいて、どうやっても気付かれそうなので、扉の前に来た瞬間跳び出し、驚いている顔にパンチを撃ち込みグシャリと犬顔が潰れると、近くいたもう一体に跳び込み蹴りを放つ、蹴りは首に吸い込まれまたしてもスパッと首から上が飛び、私は残り5体に囲まれることになった。


 壁を背に5体のコボルドに取り囲まれている私は、早めにアテナの元に行きたいし後は力業で行くかと決め、一番左端にいたコボルドとの間合いを一足跳びで詰めると、合わせて振って来た剣を躱しながら胴体に拳を撃ち込み吹っ飛ばす、横にいたコボルドの攻撃を右手の籠手で受け止め、剣を持った手首に手刀を撃ち込み、剣を落とした、痛みの為か歪んだコボルドの顔にクルリと回りながら右肘を撃ち込み殺すと、残っていた3体が同時に襲い掛かってきており、1体は肘で殺したコボルドと当たり防げたが、2体の斬撃を背中に受ける事になり、衝撃を利用して前に転がり距離を取る・・・。


 距離を取り立ち上がり振り向くと、何事も無く立ち上がった私を不思議そうに見ながらも追撃してくるコボルド2体と、肘で殺したコボルドにぶつかり下敷きにでもなっていたのか出遅れたもう1体。


 2体の攻撃を家の壁に向かって跳び躱すと、そのまま三角跳びで遅れていた後ろの1体の前に着地し、目の前に来た私に反射的に振り下ろして来た剣を、籠手で受け流し、ガラ空きの横っ腹に拳を叩き込むと口から血を吐きながら家の壁にぶつかるコボルド、私は追撃をせずその場から少し下がると、目の前に跳び込んでくる2体、私は手前の一体の首に回し蹴りをすると、頭がポロリと落ち、そのままもう1回転した勢いで頭の無い体を蹴り飛ばすと、隣の頭の無い死体から出た血を浴びて混乱していたコボルドは死体と一緒に家の壁に吹き飛んだ。


 私は壁際にいる血を吐いているコボルドと死体の下敷きになってアワアワしているコボルドに止めを刺そうとすると、最初に吹っ飛ばしたコボルドが復帰しており、跳びかかって来たのを避けることが出来ず、咄嗟に出した右腕に噛みつかれたまま押し倒され、私はコボルドのお腹に左手を当てると、

 私「強打掌!」

コボルドは私の腕を咥えていた口から血を吐き腕を放したので、下から抜け出すと、苦しそうにしているコボルドの頸椎に脚を振り下ろし止めを刺す。


 私が前を向くと、壁際にいた血を吐いていたコボルドはそのまま動かなくなっており、死体の下敷きになっていたのは、真っ赤になりながら立ち上がりこっちに向かって来ていた。


 私は近づいて来るコボルドを待ち、コボルトが跳びかかってくると、剣を避け最後のコボルドに止めの拳を撃ち込んだ・・・。


 私は全てのコボルドが死んだ事を確認すると、

 私「はぁ~、闘気が無かったら死んでたな・・・、それにしてもコボルドの血で汚れたな・・・、とりあえず回復ポーションを1個飲んだらアテナの所に急ぐか・・・」

私は顔をカバンに入れといた布で拭き、カバンから出した正露丸の味のポーションを飲み干すと、急ぎアテナの元へと向かうのだった・・・。


 


 


 

 


 

  

 

 

 

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