第0章 チュートリアルダンジョン?
第0章を全て一つにまとめてスッキリさせました。ちょっとずつ合わない所なんかを修正していく予定です。
私は眠りから覚めつつある状態で、土臭い匂いを感じながら目を覚ますと
「う~ん・・・ん?あれ?どこだここは・・・」
「確かゲームしようとしてキャラメイクしてスタートボタン押したら意識が遠くなって・・・」
私は眠る前にしていた事を思い出しながら、
「どう見ても自分の部屋じゃないよなぁここ」
下も土、上も土、左も土、右も土、何か壁が淡く光っている為周囲は見えるが・・・。
「ゲームでよく見る洞窟みたいなとこにしか見えないよなぁ」
私は周囲を改めて見回し呟くと、
「とりあえず現状確認するとして、持ち物は・・・何も持ってないな、服装は部屋着のスウェットの上下と靴下は履いてるけど室内にいたから靴は履いてないな・・・」
私は現状を確認すると、
「とりあえずここにいてもしょうがないし行動するとして、後ろは行き止まりみたいだし前に進むしかないよなぁ」
天井までは4メートルぐらいの横幅は5メートルぐらいの通路を前に向かって進み始めた。
それにしてもどっかで見た気がするんだけど・・・どこだったかなぁ?こんな感じの洞窟でちょっと歩くと、そうそう、こんな感じでちょっと広くなった部屋みたいなとこに、真ん中に木箱があって・・・?
私はやはりどこかで見たような景色に既視感を感じながら、
「木箱?なんだこの開けろと言わんばかりの木箱は・・・」
それよりもこの場所は・・・、そして私はハッと気付き、
「そうだっ!PVだっ!やろうとしてたゲームのPVで見たんだよ!」
という事は、ここはゲームの世界って事か?どういう事だ?ゲームしようしたらゲームの世界に入ってしまったって事か・・・?PVで見た場所だと、確かここは最初のチュートリアルをするダンジョンだったはず・・・、あの時の映像だと・・・この中には確か冒険をするための初期装備と初期アイテムが入ってたはず・・・。
私はこのまま考えていても仕方ないと、とりあえず木箱を開けてみる事にする・・・。
木箱を開けてみると、
「やっぱり装備品とカバンが入ってるな、これは籠手じゃなくてガントレットってやつか?それと胸当てとレガース、後は革靴か」
私はゲームを始める前に選んだジョブ、モンクの初期装備品を一つ一つ確認すると、事前情報に間違いが無い事を確認し、
「カバンはこれは中になんか入ってるのか?ゲームだとインベントリにアイテムなんかを収納するけど・・・これがそうなのか?」
私は事前情報には無かったカバンを開き、中身を確認する為覗くも何も入って無いな?・・・とりあえず手を入れてみるか、 「ん?なんか頭の中に浮かんできたぞ・・・これは中に入っている物が頭の中に浮かんできてるのか・・・」
中身は低級回復ポーション5個に?低級魔力ポーション5個?と水5とパン5?それに石板?なんで水とパンなんか入ってるんだ?それに石板?ゲームでは初期アイテムにこんなの確か入ってなかったよな・・・?とりあえずパンと水は置いといて、低級回復ポーションは名前の通り回復アイテムって事だよな・・・、私は低級回復ポーションの事を考えると、手には瓶の様な物が現れたのが感触で分かり、取り出すと、
「青い液体が入ってるな・・・なんか頭の中に浮かんできたな・・・気力を20%回復?気力ってなんだろ?」
私が持っているポーションに意識を向けると頭の中に効果の説明が現れた・・・。
私はとりあえず残りの石板を意識し取り出すが、表面は良く分からない文字が書いてあるだけで読めなかった為カバンに戻し、カバンがインベントリという事を確認したので、次は装備品は装備しようとするが・・・、ゲームだったら装備画面を開いて、着けたい装備をクリックしてドロップかダブルクリックで装備するだけだったが・・・、視界にはそんな画面無いしカーソルが出ているわけでも無いので、自分で着けるしかないよな・・・。
「よしっ」
慣れないから着けるのにちょっと時間かかったが、装備する事が出来たので、先に進みながら・・・、確かPVだとこの後は戦闘の基本操作のチュートリアルをしていたよな・・・と、思い出しながら進んでいく・・・。
しばらく進むとまた広い空間が見えてきた・・・PVで見た流れと同じであれば最初の戦闘の基礎的な動きを確認する為のスケルトンが1体だけ中央に立っていたはず・・・。
私は広くなった部屋の手前の通路から中を覗くと・・・、その部屋の中央には、人の形をした骨だけの姿に、片手にショートソードを持ったスケルトンと言われる魔物が、1体だけPVで見た通りぽつんと立っていた。
私はPVで見た通りの景色が目の前に現れ、夢でない事は先程自分の頬を抓って痛みを感じた事から確認済みの為、ここはやはりゲームの世界なのか?と考え、問題は痛みがあるという事は死ぬ可能性があるという事で・・・、2,3回殴れば倒せる相手とはいえ、戦闘などした事の無い素人の私が無事に倒せるのかという事である・・・。
私は部屋の前の通路で、モンクの紹介映像を思い出しながらパンチやキックをしてみると・・・、明らかに現世のメタボな体から出る音や、速さでない事に気付き、今更ながら自分の体が現世と違いゲームのキャラメイキングをした体になっている事に気付いた・・・装備している時にお腹が出ていない事に気付けと言う話である・・・。
私は軽い体の確認の為、通路を逆走してダッシュしてみたり、思いっきりジャンプして天井に頭をぶつけたりしながら確認をしていると、色々と気付いたことが有りそれを再確認する。
まず体はオリンピック選手以上の身体能力であろう事が分かった、ジャンプなんて4メートルはある天井に頭がぶつかるぐらいだ・・・それでもまだ余裕があるぐらい凄い勢いでぶつかったし・・・、そしてこの時もう一つ確認出来たことがある・・・、それは自分で頬を抓った時は出なかったが、天井に頭をぶつけた時は、それなりの勢いでぶつかったのに痛みが無く軽い衝撃しか無かったのである・・・、私はそれを確認すると、自分の体の周囲に白い膜みたいなものがある事に気付いた。
これが所謂気力という奴で、ゲームの画面でも確かにHPのバーみたいな奴が、赤とオレンジ色に分かれていた事を思い出したのだ。
HPのバーの左側が赤色で右側にオレンジ色があったので、多分オレンジ色が気力のバーだったのだろう・・・、このオレンジ色のバーが無くならな限りは体に直接ダメージが入らないって事に天井に頭をぶつけた時に気付いたのである。
これにより斬られたりしてもいきなり腕が飛んだりはしないという事が分かったのと、思った以上に体が動いた事で戦闘はなんとかなると思ったので、私はあのスケルトンに挑戦をする事にした。
私は先程の部屋の手前に戻ってくると、変わらずスケルトンは部屋の中央で立っていたので、私は覚悟を決めて部屋に踏み込んだ・・・。
部屋に入ってもスケルトンは反応しない為、私は恐る恐る近付いて行くと・・・、スケルトンが反応する距離に入ったのか、スケルトンの髑髏の頭の眼に赤い光が宿り、カタカタカタと音を出しながら動き始めた・・・。
私は人生初めての戦闘に、心臓がドクドクとうるさいぐらい鳴り、体はガタガタと震えていた・・・、スケルトンはそんな私の事等気にせず、緩慢な動きでこちらに近づいて来ると・・・、剣の間合いに入ったのだろう、剣をゆっくり振り上げ・・・、私に向かって振り下ろして来た!
私はビビりながらも条件反射で頭を庇うように腕を上げると、ガンッという音と共に腕に軽い衝撃が走り、あれっ?こんな物なの?と拍子抜けしながら、再度剣を振り上げ始めているスケルトンに、一足飛びで間合いを詰め、スカスカの胸骨の中心に、紹介映像で見たようなパンチを撃つと、私のパンチをした手にオーラの様な物が出ながら胸骨にあたり、スケルトンはバラバラになりながら吹っ飛んだ・・・。
私はパンチを撃った体勢のまま、え?と戸惑った顔していると、少し体が軽くなった気がしたので、もしかしてチュートリアルの流れの通りレベルが上がったのかな?と思い、レベルアップしたら確かジョブ毎に設定されてるステータスが上がって、それとは別にBPと呼ばれる自由にステータスに振れるポイントが10貰えるんだったよなと思い出し、ここがゲームの世界と同じならそれも同じなのかな?と考えていると・・・、不意に石板の事が頭に浮かび、これはと思いカバンから石板を取り出すと・・・。
取り出した石板が光っており、読めなかった文字がなんとなく読めるようになってくるとそこには・・・、
生命力:これはHPバーの赤い部分の事だろう、これが高ければ高いほど気力が無くなった後も生き残れる確率が上がる訳だ、ただこれはBPでは振れないのでレベルを上げて増やすしかない・・・、
体力:これがHPバーのオレンジ色の部分だったところだ、これはBPで振る事が出来て1振るごとに10ずつ数値が増えていく、
筋力:これは物理的な攻撃力が上昇するのと、重量のある装備を着けるのに必要になる、
瞬発力:これは動きの素早さを上げる事が出来る、速く走ったり、攻撃の速度が上がる、
魔力:これは魔法の威力を上昇させる事が出来、MPと言われる魔法を使用する回数に関係してくる数値を増やす事も出来る、
精神力:これは魔法に対する防御力の上昇と精神に攻撃してくる攻撃への耐性を上げることが出来る、例えば錯乱とか混乱と言った異常を与える攻撃である、
持久力:これは行動できる時間を延ばす事が出来る、例えば1分全力で動く事しか出来なかったのが2分動けるようになると言った感じだ、
神力:これは神官系のスキルの威力の上昇や神官系回復魔法の回復量を上げる為に必要になる。
こんな感じでレベルが上がる毎に好きなステータスに振れるので、ジョブ毎にこれという型が無く、剣士でも脳筋型や回避型、魔法剣士型とか色々出来るのが魅力なゲームだったのだ・・・。
私はゲームであれば一撃必殺型を目指して拳聖の最終奥義である技の為に、ステータスを筋力と瞬発力に振っていたのだが・・・、ここはゲームでは無いので、生き残るためにまずは体力に10ポイント全部振ってしまう事にする・・・。
次に見るのがモンクと書かれている横に、
モンク:強打掌・指弾・浸透勁・爆破掌・爆裂弾・浸透爆破掌
:練気功・剛体功・集気功・回生功・金剛功
:ライトボール・キュア・ピュリファイケイション・リカバリー・ヒーリング
とスキルツリーが有り、強打掌は最初から使えるので、それぞれどれを覚えるかのだが、こちらはジョブレベルが上がる事でSPが1貰えるのでそれで覚えていくことになる・・・。
最初の戦闘を終えてジョブレベルも1上がっているので、指弾か練気功、ライトボールを覚えれるのだが、正直ゲームならソロプレイの予定だったので、練気功を覚え二つ先にある集気功と言う、体力を回復させる事が出来るスキルを取りに行くのだが・・・、この世界では多分ソロで行動なんてしたら間違いなくすぐ死ぬんじゃないかと思うので、PTを組むことを考え他人も回復できるキュアを取るべきか・・・、私は少し悩むが、そもそもまずはここを出てからでもいいなと思い、どうせどっちもまだ取れないのだしな・・・、石板をカバンに仕舞い、先へ進むことにする・・・。
私は先に進む前に、先程倒したスケルトンの所に行くと、そこには小さな魔石と思われる物が落ちており他には何も無かった・・・、ゲームだと確か崩れるように消えていき、インベントリにドロップしたアイテムとお金が勝手に入るのだが、ここは現実だと思われるから、ドロップした魔石はあるけどお金は落ちていなかった・・・、あの骨のどこにお金を持っているんだ?という事であろう・・・。
私はカバンに入れた事で、魔石と脳内に浮かび上がった事で先程の石が魔石で合っていた事を確認し、ダンジョンの先へと進むと、通路の先に明るくなった部屋が見えて来たので、次のチュートリアル戦闘は何だったかな?と思い出しながら進んでいく・・・。
部屋の手前の通路から中を覗くと、先程と違い槍を持ったスケルトンが居た為、次は中距離から攻撃してくるのを避けながら、もしくはパリィと言われる相手の攻撃を弾き、隙を作り倒すチュートリアルだったかと思い出し、部屋の中に入っていく・・・。
部屋に入るとやはり直ぐには動かないみたいのなので、ゆっくり近付いて行くと、先程の剣スケルトンよりは遠い所で槍を持ったスケルトンは動き始めたので、私はその場で身構えながら近づいて来るのを待っていると・・・、剣スケルトンと同じく槍の間合いに入ったのか、胸の前で両手で持っていた2メートル位の槍を、思っているより速く突き出して来たので、慌てて大げさに避けると、バックステップで距離を取り、バクバク言っている心臓を落ち着かせる為深呼吸をする・・・、槍スケルトンは動き自体は遅いので、深呼吸しながら落ち着くと、思っていたより速かったのと、槍は穂先が点に近い為距離が掴みにくいんだなぁと思い、次はその辺に気を付けてみようと、近づいて来るスケルトンを身構えて待つ・・・。
近付いて来た槍スケルトンは先程と同じ距離になると、同じモーションで槍を突き出して来たので、一度見ていた私は、今度は余裕を持って躱すと、引き戻しに合わせ飛び込み、私は槍を持っている腕にオーラをまとった拳を撃ち込むと、腕は粉々に砕け、槍を落としたスケルトンは拾おうと屈もうとしたので、私は下がった頭に回し蹴りを放つと、やはり脚を包むようにオーラが発生し、喰らったスケルトンの頭は粉々に砕け散った・・・。
回し蹴りを放った後スケルトンを見ていると、残った骨はサラサラと崩れ、後に残ったのは先程と同じ魔石1個であった。
私は魔石を回収しカバンに入れると、次の部屋の事を思い出しながら進み始めた・・・。
通路を歩きながら次は何だったかと考え・・・、次は最初の剣スケルトンの後ろに弓を持ったスケルトンがいる部屋だったなと思い出し、遠距離攻撃を持った敵がいると厄介だから先に倒すようにって言う事を教える部屋だったな。
そろそろかな?と思いながら歩いていると、前方が明るくなってきたので部屋に着いたようだ・・・、通路から中を覗くと剣スケルトンの後ろの方に弓を持ったスケルトンが見えたので間違いないようだ・・・。
私は部屋に入るなり、壁伝いに歩き始め、剣スケルトンの感知範囲になるべく入らないように進むと・・・、弓を持ったスケルトンが動き始めこちらに向かって矢を番え始めたので、私は弓スケルトンに向かって駆け出し始めると、視界の隅に間合いに入っていない剣スケルトンが動き始めるのがチラッと見え、リンクする系かと気を逸らしたのが良くなかった・・・、風を切るような音が聞こえた気がした私は、咄嗟に体を傾けると、肩に矢が当たり、装備を付けていない所は防御力が低いという事なのだろう、ガントレットで剣を受けた時より大きな衝撃を受け、バランスを崩しそうになるが踏ん張り堪えた・・・。
体勢を立て直した私が見たのは、次の矢を番え始めた弓スケルトンだった為、私は次の矢が撃たれるのを注視し、骨の指が弦から放れた瞬間、横に避け、弓スケルトンに向かって駆けだした・・・。
弓スケルトンはゆっくりと後ろに下がりながら、次の矢を準備しようとしているが、私の方が速く辿り着き、拳を頭に撃ち込むとバラバラに砕け、残った体は崩れ落ちた。
私は後ろを振り返ると、ちょうど剣スケルトンが近付いて来ていたので、振り下ろされた剣を躱し、目の前の腕を拳で破壊すると、槍スケルトンと同じく落とした武器を拾おうとした所に止めを刺した。
残った2個の魔石を回収し、次は盾を持った敵との戦い方だったなと思い出していた私は、次はどう戦うか考えながら先を進む・・・。
次の部屋に到着すると、盾と剣を持ったスケルトンが見えるので間違いは無かったようである。
確か隙の少ない攻撃で盾に防御をさせて、反撃して来た所を弾くか・・・、盾そのものを弾く攻撃をして防御出来なくして倒すのがここで教えられる倒し方だったなと思い出しながら、私はスケルトンに向かって歩いて行くと・・・、やはり何か一定の範囲があるのだろう、そこに入ると盾スケルトンは動きだし、私の方に向くと盾を構えながら近づいて来るが、他のスケルトンと違い一定の距離からは近付いて来ず、お見合い状態になってしまった・・・。
しばらくお見合いをしていても何もして来ないので、やはりこちらから行動を起こさないといけないようだ・・・、私は少しずつ間合いを詰め、相手の剣が届く範囲に入っても攻撃してこないので、とりあえず攻撃してみるかと、盾より遠い方に跳び込みパンチを撃つと、意外に素早い動きで盾を間に割り込ませパンチを受けると、横に振った体勢では剣は振れまいと油断していた私は、盾自体が目の前に迫った事に驚き防御もせずに胸を強打されてしまい、後ろに吹っ飛ぶ事になった・・・。
「ゴホッゴホツ、いた・・・くは無いけど・・・、衝撃で息が詰まったな・・・、そういえばシールドバッシュなんて攻撃もあったかぁ・・・」
私はそんな事を言いながら、自分の周囲にある白い膜が薄くなっている事に気付き、
「これは・・・、一回撤退して確認しよう・・・」
私はそう言うと、近付いて来ようとしている盾スケルトンから逃げ、入って来た通路へと駆け込むと、途中まで追って来ていた盾スケルトンは、部屋の外に出た所で中央に戻って行った・・・。
私は急ぎカバンから石板を取り出し確認すると、体力が半分近く減っていた為、あの攻撃プラス矢の攻撃とガントレットで受けた攻撃で減った事になる・・・、多分ガントレットは衝撃も少なかったからそんなに減っていないはず・・・、そうなると矢の攻撃とシールドバッシュでほとんど減ったのだろう・・・、矢は何も無い所に直撃で、シールドバッシュは胸当ての上からだけど防御も何もしなかったからダメージが大きかったのかな?
私はとりあえずこの体力はまずいと思い、カバンから低級回復ポーションを取り出すと、コルクの蓋をキュポッといい音をさせながら抜くと、匂いは湿布みたいな匂いだな・・・、死にたくないし飲むしか無いと、一気に飲むと・・・味は正露丸みたいな味で正直あんまり飲みたくないな・・・。
私はポーションの瓶を何かに使えるかと、カバンに戻し、空の瓶と表示された・・・、石板を確認すると体力が記載の通り2割回復していたので、盾スケルトンにリベンジだと部屋に戻って行った・・・。
中央に戻っていたスケルトンは先程と同じ距離に近付くと、動き始めたので私は今度は待っていてもしょうがない事が分かっているので駆け寄ると、盾スケルトンが構えた盾に向かって、盾を打ち上げるように、
「強打掌!」
と、通常よりも威力が高いが隙が出来る最初から使えるスキルを使用し、盾を弾き飛ばすことに成功した。
盾を弾き飛ばされ、上体が仰け反る様になったスケルトンに追撃をしたいが、私の体は強打掌を使った体勢からまだ復帰できていない・・・、私の硬直とスケルトンの復帰は同じぐらいだったが、相手は仰け反った状態からそのまま振り下ろすだけだったので、向こうの方が攻撃が早かった為、私は前に転がり避けると、素早く振り向きながら、その勢いでスケルトンを回し蹴りで背骨から真っ二つにした・・・。
背骨で二つに別れ、上半身と下半身になったスケルトンはまだ動いて元に戻ろうとしていたので、私は上半身の床を這っているスケルトンの頭をボールを蹴るように蹴り砕くと、残った体は崩れて、今までよりちょっと大きい魔石が残った。
私は急に手強くなったスケルトンを倒し魔石を拾うと、次が最後の今までの復習という事で3体、盾、槍、弓が出たはずだよなと思いながら先へと進む・・・。
次の部屋は3体いる関係で今までよりも部屋が広いようだ・・・、映像で見た通り中央に盾持ちがいて、その少し斜め後ろに槍持ち、その更に後方に弓持ちが見えた・・・。
私はどう攻略しようか考え・・・、結局のところ、まずは遠距離攻撃を潰さないと戦う事なんて出来ないなと思い、剣と弓の2体が居た部屋と同じように壁伝いに移動し・・・、弓持ちが動き出した途端、私は駆けだした・・・。
私は視界の片隅に動き出した盾と槍持ちのスケルトンを、確認しながら注意は今にも矢を撃つスケルトンに向けていた・・・、駆けて行くと、矢を放つ瞬間を見逃さないように指に注視し、指が動いた瞬間斜め前に跳び込み転がると、素早く起き上がり、弓持ちに再度駆け寄る・・・、後もう少しという所で2射目が来そうだったので、何時でも跳び込めるように準備しながら・・・、指が動いた瞬間再度避け、弓持ちに駆け寄りながらそのままの勢いで胸骨を拳で撃ち抜いた・・・。
ガラガラと崩れ落ちる骨を後ろに聞きながら、残りの2体を確認すると、盾スケルトンを先頭に後ろに隠れるように槍スケルトンが近付いて来ていた・・・。
私は盾を攻撃すると多分槍が援護するのかなと思いながら、先程と違い今度は盾を押し込むように強打掌を撃ってみるかと思い、盾スケルトンに駆け寄り、盾を構えたので、その中心に正面から、
「強打掌!」
スキルを撃ちこむと、盾スケルトンは盾ごと吹き飛び、後ろにいた槍スケルトンも巻き込んで倒れたので、硬直が解けると飛んでいったスケルトン2体に駆け寄り、起きようとしている2体に止めを刺して以外にあっさり戦闘は終わった・・・。
私は一息つくと、落ちている魔石を3つ拾いカバンに仕舞うと、後は確かチュートリアル終了のちょっとしたご褒美が入った箱を開けて、外に出るんだったかな?と思い出しながら進んでいく・・・。
通路を進んでいくと、少し広くなった土ではなく神殿の一室みたいな所に到着し、やはり映像通り宝箱と思われる箱が中央に置いてあった・・・。
私はそれに近付き開けると・・・、中には銀貨が2枚と低級回復ポーションが5個、低級魔力回復ポーションが5個入っていた。
確かゲームでは2000ゴルドというゲーム内の通貨が入っていたはずなんだが・・・、2枚って事はこれで2000ゴルドって事かな?この世界の硬貨がどんな物か分からないので確認しようが無いな・・・。
私は少し考えたが、今考えても仕方が無いと全てカバンに仕舞い、遂にダンジョンから出て外の世界だと思いながら進んでいく・・・。
通路を上っていくと、風の音と共に通路の外が見えて来たので、そろそろ外だと思いながら進むと・・・、外に出た私の視界には月明りで見える範囲しか見えず、外はどうやら夜だったようである・・・。
私は見える範囲が岩山しか見えないので、今日はさっきの部屋に戻り一夜を明かそうとダンジョンに戻って行った・・・、宝箱の部屋に戻ると、思い出したかのようにお腹が鳴ったので、カバンからパンと水を出し、食べて飲むと・・・、そういえばゲームじゃないんだからお腹も減るよなと思い、水とパンが入ってるわけだ納得し壁にもたれ掛かりながら眠りについた・・・。




