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異世界転生?キャラメイクしたらゲームの世界でした  作者:
第2章 冒険者の始まり
16/25

第2章 冒険者の街カリヴィア 5

お待たせしました。楽しんで頂ければ幸いです。

 私達が受付カウンターに行くと、

 メリッサ「あっ、ロックさんとアテナさんっ、ギルドマスターから聞いてますちょっとお待ちください」

そう言うと奥の扉に入っていき・・・、出てくると、

 メリッサ「はいっ、ベアハッグの買取報酬の6000ゴルド、銀貨6枚ですね」

私は銀貨6枚を受け取ると、

 私「間違いなく6000ゴルド受け取りました」

 メリッサ「冒険者としての初報酬という事ですかね?」

 私「なる前に倒してるからなんとも言えないですけどね」

 メリッサ「そうですね、この報酬は依頼でも何でも無いですから実績にもならないですしね・・・、ただ、今後頼む事になるベアハッグの討伐依頼はちゃんと実績になりますからね」

私は少し気になった事があったので聞いておこうと思い、

 私「その実績というのは昇級の為の実績という事でいいんですかね?」

 メリッサ「そうですね、大体黄銅級だと10回ぐらい失敗しないで達成すると昇級になりますかね?途中で失敗をすると少し昇級まで伸びるといった感じですかね?あくまで目安ですので早い方は5回ぐらいで上がる方もいますしね」

 私「黄銅級だと確か上の青銅級の依頼まで受けれるんですよね?」

 メリッサ「そうですね、黄銅級ですと青銅級まで、青銅級だと赤銅級まで、赤銅級は赤銅級までと、赤銅級からは少し仕様が変わりますね」

 私「それは何か理由があるんですか?」

 メリッサ「そうですね・・・、赤銅級には荷物輸送の護衛依頼や野盗退治といった魔物ではなく人間相手の依頼なんかが有りますので、成功し続けるのは難しくなりますからね、実際この街では赤銅級は居ても銀級はいませんからね」

 私「赤銅級がとりあえずの目標ですかね?」

 メリッサ「そうですね、この辺りでは赤銅級が目安になりますかね・・・」

 私「分かりました、ありがとうございます」

 メリッサ「いえいえ、頑張ってください」

私は美人に微笑みながら頑張ってと言われ、ちょっと浮かれながら後ろを振り向くと・・・、

 アテナ「美人と楽しく話が出来て嬉しそうだね?」

と、腕を組みながら先程とは違いちょっとご機嫌斜めなアテナがいたので、

 私「い、いやいやっ、ギルドの仕組みを聞いていただけだよ?あっ、そうだ、はいこれ、アテナの分の銀貨3枚ね」

と若干焦りながらアテナに報酬の銀貨3枚を分ける、

 アテナ「ふんっ、まぁいいけどねっ、ほらっ依頼を見に行くよ」

そう言って私を引っ張って行くアテナに私は大人しく付いて行く・・・。


 私達はクエストボードに来ると先程の探し物の依頼は止めて別の物を探し、

 アテナ「ロックこれでいいんじゃないか?」

私はアテナに見せられた倉庫の整理の依頼を見て、

 私「そうだね、今からだとこっちの薬草採取は時間的に厳しそうだし、これにしようか」

私は手に持っていた近くの森での薬草採取の依頼書を元の場所に戻し、

 私「それじゃ受付に行こうか?」

 アテナ「ああそうだね」

私達は依頼書をメリッサに渡すと、

 メリッサ「倉庫整理の依頼ですね、ちょっと時間が経ってしまっていたので助かります、それでは依頼受理の手続きをしますね・・・、はいっこれで完了です、これを持って行って完了したらサインを貰ってください」

私達はメリッサがまた分厚い本に何かを書き込むと、そこから出て来た羊皮紙を渡された。


 私「これは?」

 メリッサ「それが完了証明書になります、それにサインを貰ってこちらにお持ち頂ければ無事完了です、これが魔物だと討伐部位等が証明となりますね」

 私「分かりました、それじゃ行ってきますね」

 メリッサ「初依頼頑張ってくださいね」

私は美人に頑張ってと拳を胸の前で握りながら応援され、やはり美人受付嬢っていいよねと改めて思い振り返ると・・・、

 アテナ「・・・」

私はそろそろ学習しないといけないようだ・・・。


 私達は特に何事も無く、途中で甘い果物のジュースを奢ったりしながら依頼のあった倉庫に来ると、

 おっちゃん「おお?もしかして倉庫の整理に来てくれた冒険者かい?」

私達は横の道具屋と思われるおっちゃんに声をかけられたので、

 私「そうです、冒険者ギルドで依頼を受けてきました」

おっちゃんはそれを聞くと喜ぼうとして手を上げようとしたが、

 おっちゃん「おぉ~っお?ぐぉぉぉっ、痛つつつ、悪いねこの前腰をやっちまってね」

そう言いながら腰を抑えて、

 おっちゃん「それで倉庫の整理が出来なくてね、ギルドに依頼したんだよ」

 私「そうだったんですか・・・」

おっちゃんはどうやらぎっくり腰をやったようだ・・・あれはしんどいからな・・・、

 私「それじゃ早速始めようと思うので、何をすればいいのか教えて貰えますか?」

おっちゃんはそれを聞くと、

 おっちゃん「おお、この倉庫の中なんだが、箱に印があるだろ?それを印毎に分けて置いといて欲しいんだ」

私達は箱を見ると箱には4種類ぐらい印があるようで、

 私「分かりました、それぞれを集めるように置いておけばいいですね?」

 おっちゃん「そうだなうまく四等分に置いてくれれば助かるな」

私達はそれを聞くと早速整理に取り掛かる。


 私は目の前の木箱を持ち上げようとすると、

 おっちゃん「兄ちゃんその箱は結構重いから気を付けな」

と言われ、持ち上げようとしていた私は、危うくおっちゃんの二の舞になるところだった・・・、おっちゃんに言われ、重い物と思いながら持ち上げると確かに重く、多分40キロぐらいあるんじゃないか?転生前の私は多分持ち上げれるが、この量をやるとなるとしんどかったはずだな・・・、そんな私を尻目にアテナはヒョイと持ち上げるといいペースで整理をしていた・・・。


 私も負けじと頑張るがアテナのように軽々とはいかない・・・、アテナはそれを見て、

 アテナ「ロックは持ち方が良くないんだよ、私と同じように持ってみるといいよ」

私はそう言われアテナの持ち方を真似てみると、確かにさっきよりも持ち上がりやすく軽い気がする・・・、

 アテナ「そうそう、ロックより私の方が力がある訳じゃないからな?、持ち方の問題だからな?」

アテナは私より力が無い事を強調するがそれは無いと思う・・・、言うと怒るから言わないけどね。


 私達が順調に整理をしていると、

 おっちゃん「おおっ、結構片付いて来てるな・・・、これなら夕方には終りそうだな」

そう言いながら倉庫に入ってくると、

 おっちゃん「そろそろ昼だし休憩してくれ、これは報酬に入ってた昼飯とお茶だ」

私達はおっちゃんにサンドイッチとお茶を貰うと、

 おっちゃん「そのサンドイッチは娘がやってるパン屋のサンドイッチなんだ、美味かったら今度買いに行ってくれ、この店の3軒隣だからよ」

そう言ってお店の方に戻って行った。


 私達は美味しかったサンドイッチ、レタスとタマネギそれと何かの燻製肉が挟まった物と、同じくレタスとタマネギそれとさっきとは違う燻製肉が挟まった物を食べ終え、しばらくお茶を飲みながら休憩し整理を再開すると・・・、特に問題も無く日が落ちる前に終わらせることが出来た。


 私達は倉庫整理を終えると店に戻り、

 私「倉庫整理終わったので確認をお願いします」

 おっちゃん「もう終わったのか!」

そう言うと、腰を抑えながら倉庫に行き、

 おっちゃん「おおっ、キレイに分けてあるな・・・、うん、問題ないな」

おっちゃんは問題が無い事を確認すると、

 おっちゃん「それじゃ確認書を出してくれサインをするよ」

私は確認書をおっちゃんに渡すとおっちゃんはサインを書き、

 おっちゃん「ほい、これで完了だ、依頼を出してから中々来てくれなかったらから困ってたんだ、来てくれてありがとな」

私達はお礼を言われ嬉しくなりながら、

 私「サンドイッチも美味しかったので今度買いに行きますよ、それでは」

 おっちゃん「おおっ、そうしてくれ、また何かあったら頼むな~」

そう言われながら私達はギルドへ戻っていく途中で、

 アテナ「お礼を言われるのは気持ちがいいね?」

 私「そうだね、街の事も知れるし体が鈍らない程度にこういう依頼を受けてもいいかもね」

 アテナ「そうだね、美味しいパン屋も知れたしね?」 

私達はそんな話をしながらギルドに向かう。


 ギルドに到着するとメリッサのいる受付に向かい、

 私「メリッサさん依頼の完了証明書です」

そう言って証明書を渡すと、

 メリッサ「お、結構早かったね、どれどれ・・・うん、ちゃんとサインがあるね、これで依頼の完了だね」

そう言うと受付の下から硬貨を取り出し、

 メリッサ「はいっ、報酬の40ゴルドです」

私は渡された10ゴルド銅貨4枚を手に取り、

 私「これで冒険者はやっていけるんですかね?」

私がそう聞くと、

 メリッサ「冒険者自体は誰でも慣れるからね、子供でもこういう仕事ならやろうと思えば出来るからね、それにここの街の宿の最低額は20ゴルドだからね、40ゴルドあれば1泊できるし食事も取れるよ」

 私「なるほど・・・、食費を節約すれば少しずつでもお金は溜まると・・・」

 メリッサ「そういう事だね、武器屋や防具屋には武器や防具を買い替えた人が売った中古品とかも有るからね、安いお金でも装備は揃えようと思えば揃うから、こういう仕事をやってお金を貯めて装備を買って、魔物の討伐依頼を受けたりする人もいるね」

私達みたいに最初から装備を持ってるわけじゃないもんな・・・、そんな事を思っていると、

 メリッサ「初依頼達成おめでと~、今日はこれで帰るのかな?」

 私「そうですね、この後アテナの装備を強化してもらってるのでそれを受け取りにカルマンさんって鍛冶師の所へ・・・」

メリッサはカルマンの名前を聞くと、

 メリッサ「ほうっ!カルマンさんの所でやって貰えるとは凄いね?」

私はそれを聞きもしかしてカルマンさんて凄い人なのかと思い、

 私「カルマンさんて凄い方なんですか?」

メリッサはそれを聞くと何で知らないのに依頼できてるの?と思いながら、

 メリッサ「あの人はこの辺では一番の腕の持ち主だよ?領主の街にもあの人ほどの腕の持ち主はいないんだからね?この大陸でも5本の指に入るって言われてるよ?」

私はそれを聞き凄い人に頼んでたんだなと思いながら、

 私「私の装備も頼んでるんですよね・・・」

 メリッサ「よく頼めたね?この街でも知ってる人は少ないうえにいきなり行っても追い返されるのが通常なんだけどね?」

 私「知り合いに紹介してもらったので・・・」

 メリッサ「ちなみに知り合いって?」

私はアテナに言ってもいいのか振り返り確認すると頷いたので、

 私「アーノルドさんって人です」

 メリッサ「そう言えば昨日の手紙の差出人もアーノルドだったね・・・領主様に手紙を出すアーノルドでカルマンさんを紹介できるアーノルド・・・」

メリッサは何かを思い出していき、ハッとすると、

 メリッサ「も、も、もしかしてっ!アーノルドってあのアーノルドっ!?」

私はどのアーノルドか分からなかったので、

 私「どのアーノルドか分かりませんがアーノルドさんですね」

そう言うと身を乗り出しながら、

 メリッサ「領主軍の第一師団の団長に、平民でありながら実力でもって成り上がったっ!あのアーノルドですよっ!」

と興奮しながら身を乗り出すと服に隠された意外に大きな物が目の前に・・・そこを見ていると防具に覆われていない太ももに激痛がっ!、痛みに涙が出ながら振り返ると、フンっとそっぽを向くアテナがいた・・・、体に引っ張られてるのか抑えが利かないのだよ・・・。


 私は目に涙を溜めながら、

 私「アテナは知ってたの?」

 アテナ「いや、私も知らなかったよ?私は領主様の兵士をやってたけど、歳で体がしんどくなってきたから辞めて隠居しに来たとしか聞いてなかったからね」

メリッサは少し落ち着いたのか、

 メリッサ「そうなると昨日の手紙・・・、もしも紛失したら大変なことになるかもしれないので依頼額は変えず受けれる冒険者を絞らないと・・・」

私はそれを聞き、

 私「大丈夫ですか?」

 メリッサ「ええ・・・、大丈夫です、ただ確実に届くように手配を変えるだけなので・・・」

私は特に依頼料とかが変わる訳じゃ無ければいいかと思い、

 私「それじゃそろそろカルマンさんの所に行きますので」

私はそう言うと身を乗り出したままだった、メリッサのある部分を見ると殺気が飛んでくるので見ないようにし受付を後にする。


 私達は受付を後にしカルマンさんの所へ向かっていると、

 アテナ「私の方が大きいのにロックは・・・、この鎧のせいか?鎧を外せば・・・いやしかしそれで危険になってはな・・・だが街の中の依頼であれば・・・この街ならおしゃれな服も売ってるはずだし・・よしっ、今度買いに行くか・・・」

等と小声で何かブツブツ言ってるので気にせずカルマンさんの所に向かっていく。


 カルマンさんの工房に着くと、一応ノックしやっぱり返事が無いので中に入っていくと、

 カルマン「おお?おお、来たかっ」

入って来た私達の気配に気づき振り向くと、アテナを見て少しにんまりすると直ぐ顔をしかめっ面に戻し、

 カルマン「嬢ちゃんのは問題なく仕上げといたぞ」

そう言うと、柄に何か所か鉄か何かを新たに巻き付けたハルバートと、ハルバードの折れた柄をキレイに加工し持ち手に変えた大斧と言わんばかりのハルバードの切っ先の斧を出してくる。


 アテナはまずハルバードを手に取り外に出ていくので、私は斧を持つとやはり重い・・・15キロはあるんじゃないか?そんな斧を持って外に出ると・・・、アテナが確認の為に素振りをしている横でカルマンがうむうむと頷きながら見ていた。


 しばらく試すと私は多分斧だろうと思い渡しに行く、

 アテナ「ありがとう、これを頼む」

そう言ってハルバードを渡されたのでしっかりと両手で受け取る、ハルバードは重心がかなり上にあるので非常に持ちにくい・・・。


 アテナは受け取った斧を片手でビュンビュン振りながらしばらく素振りをすると、

 アテナ「ハルバードに比べると軽いですが、これなら片手で扱えるしダンジョンでも使えますね」

15キロは有りそうな物をビュンビュン振って息を荒げないのも凄いが、軽いって・・・、

 カルマン「どっちも問題無さそうじゃな・・・、それと昨日渡し忘れた物があってな・・・ちょっと待っておれ」

そう言うとカルマンは工房に戻り・・・、戻ってくるとカイトシールドよりは小さいが、今アテナが着けてるバックラーよりは大きいヒーターシールドを持って来た・・・、なんか素材が鉄よりもイイモノの様な気がするな・・・。


 カルマン「これもアーノルドに頼まれておってな・・・、昨日渡すのをすっかり忘れておったんだ・・・」

私は本当か?と思いながら見ていたが、

 アテナ「本当ですかっ!ありがとうございますカルマンさん!」

そう言って笑顔で受け取るアテナを見てにやけそうなカルマンさん、二人とも嬉しそうだしいいかと何も言わずに黙って見ている事にした。


 アテナが新しいシールド腕に付け斧を振りながら確認をしているので、

 私「私の方はどうですかね?」

 カルマン「む?ううむ、微妙に大きさの違うプレートを作るのに少し手間取りそうじゃが問題なく出来るじゃろ」

私はその返答を聞き安心すると盾の素材が気になったので、

 私「あのアテナに渡したシールド何か鉄が違いませんか?」

 カルマン「おお?良く気付いたの?あれは鉄では無くて魔鉄と言われる魔力を練り込んだ鉄じゃよ」

 私「魔鉄ですか?」

 カルマン「うむ、鉄を炉に入れた時に鍛冶師の魔力をうまく練り込むと魔鉄が出来るんじゃ、通常の鉄には無い魔法耐性が付いて、2倍の重さを使った鉄と同じくらい頑丈になる」

 私「それを私の装備には?」

 カルマン「もちろん使わんぞ?最低でも値段が10倍になるぞ?」

私はそれを聞き、なんて高いんだと思いながら、アテナに渡したあの盾の値段は凄いのではと思い、そんな物アーノルドが頼むか?と思い聞く、

 私「アーノルドはそんな物を頼んでたんですね?」

 カルマン「う、うむ・・・、そうじゃよ?嬢ちゃんが来たら渡してくれとな」

 私「もしかしてハルバードの補強に使ったのも?」

 カルマン「そりゃそうじゃろ、アーノルドもあんな可愛い子に渡すって言っておれば槍も魔鉄で作ってやったものを・・・」

私はカルマンが後半口の中で何か呟いていたが聞こえなかったので、

 私「何か言いました?」

 カルマン「いや?何も言うとらんぞ」

そんな話をしていると、

 アテナ「ロックっ!この盾すごいぞっ!バックラーより大きいのにバックラーより軽いんだっ!」

そう言いながら盾を着けた腕をブンブン振り回す・・・、そりゃ値段が10倍以上する鉄を使った盾ですからね・・・、私はそう思いながら、

 私「へ~、スゴイネ」

 アテナ「うんっ、凄いんだ!」

アテナも喜んでるし、絶対タダで上げたと思うけどカルマンさんの好意を無駄にするのもアレだしいいか・・・。


 私達はカルマンさんにお礼を言い、ご機嫌なアテナと宿に戻り夕食を食べて、明日からの本格的な冒険者業に備えて就寝した。

  

 


 

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