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異世界転生?キャラメイクしたらゲームの世界でした  作者:
第2章 冒険者の始まり
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第2章 冒険者の街カリヴィア 4

お待たせしました。なんとかペースをキープ出来てます。今後も頑張ります。

 私達は冒険者ギルドを出ると、アーノルドに紹介状と共に渡された一枚のメモを頼りに鍛冶師のいるお店を探して歩いていた。


 私「大分大通りからは外れて奥まった所にあるようだね?外壁が近くなってきてるよ」

アテナはメモを見ながら、

 アテナ「そうだね・・・、鍛冶場があるから火も使うし音も出るから街の外れの方にあるのかもね?」

それにしてもこんな街の外れで、お客さんが見つけられるのか不安になるぐらい街の外れだ・・・。

 

 しばらく路地を歩くと、もう外壁が目の前の少し開けた場所の真ん中に、住居と思われる小さ目の家と、家よりもでかい工房兼鍛冶場と思われる建物がある場所に出た。


 私達はアーノルドの知り合いの鍛冶師がいると思われる家の前に立つと、

 私「ここがアーノルドさんの知り合いの鍛冶師の家かな?」

 アテナ「アーノルドさんのメモではそう書いてあるね?私のこのハルバードを頼んだのもここだったみたいだしね」

私達は住宅のドアの前に立つと、

 アテナ「ここはロックの装備を作りに来たのだからロックがどうぞ」

顔を見合わせどちらがノックをするか目線でやり取りしていると先に言われてしまったので、私は恐る恐るノックをすると・・・、

 私「いないのかな?反応が無いね?」

 アテナ「鍛冶場の方にいるのかもしれないね?そっちに行ってみようか」

私達は隣の建物に向かうと・・・、微かに扉の向こうから鉄を打つような音が聞こえるのでどうやらこちらにいたようだ。


 私が扉をノックするも多分聞こえてないのであろう・・・、

 私「どうしようか?」

 アテナ「いつ終わるかも分からないし・・・ちょっと開けて覗いてみよう」

私はアテナがそう言ったので、扉を開けると鍵はかかっておらず普通に開いてしまった・・・、少し開け中を覗くと、奥の方に作業台に向かって作業をしているずんぐりむっくりな体型の男性と思われる人がいるようだ。


 私達は顔を見合わせ、話しかけるしかないよと目でアテナに言われたので、

 私「すいません・・・、すいませんっ!アーノルドさんの紹介で伺ったんですが!」

一度目の呼び声に反応が無かったので、大声で呼びアーノルドの名前を出すと、

 男「ああん?アーノルドじゃと?」

そう言いながらこちらに振り返ったのは、ファンタジーの定番ドワーフと思われる髭モジャの男だった。


 私は振り返った男性に近付いていき、

 私「ケラテアの村でお世話になったアーノルドさんにあなたを紹介されまして、これがその紹介状です」

私はアーノルドから渡された羊皮紙を渡すと男性はそれに目を通し、

 男「ほう・・・、なるほどな、確かに珍しいな・・・」

男は羊皮紙に目を通すと、私の着けている装備を見て何か納得し、

 男「ちょっと装備を外して見せてみろ」

私はそう言われたので、ガントレットとグリーブを外し渡すと、

 男「ふむ・・・、ガントレットは武器でもあり防具でもあるのか・・・、グリーブはどちらかというと防具というより武器に近いんじゃな・・・うーむ・・・」

私達は邪魔せず見守っていると、

 男「よし、アーノルドに頼まれたんじゃ装備は作ってやる」

 私「本当ですか?ありがとうございます」

 男「それで予算はいくらまで出せるんじゃ?」

私は所金が2000ゴルドしかないので、

 私「2000ゴル」

 アテナ「14000ゴルドまでなら出せます」

私が言おうとするとアテナが後ろから今の全財産を言ってきたので、

 私「それはさっき換金したばかりの全財産じゃないか」

 アテナ「10日分は宿代を気にしなくていいんだし、ロックの装備をいい物にしとけば冒険者として動きやすいじゃないか、それにベアハッグの分もそのうち入るんだから気にしなくていいよ」

私とアテナが話をしてると、後ろにいたアテナに気付いた男が、

 男「その儂が作ったハルバードを持ってるって事は、お前さんがアテナか?」

アテナはそう尋ねられ、

 アテナ「そうです、アーノルドさんから貰ったハルバード大事に使わせてもらってます、1本駄目にしちゃいましたが・・・」

 男「ん?駄目にしたってのは?」

 アテナ「トロルと戦った時に柄でこん棒を受けてしまい折れてしまったんです、すみません・・・」

私は一応カバンに入れて来ていたアテナの折れたハルバードを取り出すと、

 男「お前そのカバンは・・・、使う時は周りにちゃんと気を付けろよ?」

そう言うと私の出したハルバードを検分し、

 男「嬢ちゃん用に作ったのはアーノルドのに比べて手の大きさの関係で柄が細いからな・・・、嬢ちゃん少し外でそれを振って見せてくれ」

男はアテナが背負っているハルバードを指差すと外に出ていく。


 アテナは男の工房の前の十分に開けている場所で何度か素振りをすると、

 男「ふむ、十分に使いこなせておるな・・・、少し重くなるが要所要所に咄嗟に受けが出来るよう補強をしてみるか?」

男はアテナにそう聞くと、

 アテナ「使い方が変わらないのであればお願いしたいです」

 男「分かった、手の動きなんかの邪魔にならないように強化してやろう」

アテナはそれを聞き、

 アテナ「それではお願いします、費用はいくらぐらい掛かりますか?」

 男「金はいらんよ、元々儂の作った物の手直しみたいなもんじゃからな、それと折れたハルバードも手斧として使えるようにしといてやろう、今後ダンジョンに潜るんじゃろ?ハルバードじゃ振り回せない場所も多いからな、その腰の剣より手斧の方がしっくり来るじゃろ」

アテナはそれを聞き見惚れてしまうような笑顔で、

 アテナ「ありがとうございますカルマンさん!」

私は初めて鍛冶師の名前を知ったが、アテナはアーノルドから聞いていたのであろう・・・、カルマンはそんなアテナの笑顔を直視し、少しだけしかめっ面を崩し直ぐに戻ると、

 カルマン「アーノルドの孫みたいなもんじゃからな、前にたっぷりアーノルドからふんだくってるからな」

そう言いながら工房に戻っていく・・・、私の武器の件はどうなるのだろうか?


 工房に戻るとちゃんと私の武器の事も覚えていたようで、

 カルマン「14000ゴルドじゃと・・・」

 私「後2000出せます」

私が自分の持ってる分も言うと、

 カルマン「16000か・・・、今使ってる物よりは上等な物にしてやれるな」

私はそう言われたので、

 私「ではお願いします」

私が頭を下げると、

 カルマン「お前さんは拳聖って奴なんじゃろ?」

 私「いえ違いますよ、拳聖は私の行きつく先にある目標ですかね?今はただの修行僧ってとこですね」

 カルマン「なるほどな、昔見た爺は何も着けてないのにアーノルドのハルバードを受け止めておったからな・・・闘気を使う奴になんで装備が必要なのかと思ったんじゃが、まだ修行中って事か・・・」

 私「あなたが見たのはかなり最高峰の人かと・・・、普通の人は受け止めれませんよ・・・」

 カルマン「それもそうか、闘気を使う奴なんてあの爺以来見なかったからな、全員があんな奴なのかと思ってたわい」

私はそう言われ、多分アテナぐらいだったらギリギリ受け止めれるかもしれないけど、無理でしたで腕が飛ぶのは御免こうむりたいので試す気にはならないな・・・。


 私「どれぐらいで出来上がりますか?」

私は肝心の納期について聞くと、

 カルマン「うーむ・・・、見た感じガントレットというよりは弓手等が使う革製の籠手に金属プレートを何枚も着けてるようだしな・・・、少しプレートを作るのに時間が掛かるかもしれん・・・、先に嬢ちゃんのを仕上げて、籠手は2週間ぐらい一応みてもらうか、脚の方はあまり普通のグリーブと変わらないみたいだからなそんなに掛からんだろ」

 私「そうしたら3週間後ぐらいにまた来る感じで大丈夫ですか?」

 カルマン「そうじゃな、嬢ちゃんのは明日には終らせておくぞ」

 アテナ「それでは明日の夕方に来ますね?」

 カルマン「おう、間違いなく仕上げとく」

私とアテナは所持金を払うと、

 私「それではよろしくお願いします」

私達は挨拶をしてカルマンの工房から離れながら、

 私「結構いい時間になっちゃったね?

 アテナ「そうだね・・・、お昼も食べるの忘れてしまったしお腹は空いたけど・・・、もうそろそろ宿で夕飯も食べれるから、少し寄り道をしながら宿に戻ろうか?」

私は全財産無くなったので夕飯食べるお金がない事に気付き、

 私「全財産渡したから夕飯も食べれないんじゃ?」

アテナはそれを聞きキョトンとしながら、

 アテナ「さすがに食事代は残しているよ?村では使い道が無いにしろ畑の手伝いでお小遣いは貰っていたからね?」

私はそれを聞き、渡したのは今日換金した分だけだったかと思いつつ、今度からは私もちゃんとお小遣いは別に分けておこうと思った。


 私達は宿に向かいながら街をブラブラと歩き、色々なお店を発見しながら宿に戻り、美味しい夕飯を頂き、今日はロールキャベツにサラダとヴァイツェンミッシュブロートと呼ばれるドイツのパンだった、部屋に戻ると、

 アテナ「今日の夕食も美味しかったね?」

 私「そうですね、出来るだけ夕食はここで取れるようにしたいですね」

アテナは私の言葉を聞き言おうと思っていたのだろう、

 アテナ「ロック、そろそろその変な敬語みたいなのはやめにしないか?これからしばらくはPTを組むんだし、ロックの方が年上なんだ敬語は必要ないよ」

私はそれを聞きこれから長い付き合いになるかもしれないしと思い、

 私「分かった、今後は普通に話すよ」

 アテナ「うん、よろしくね」

 私「明日はどうしようか?」

 アテナ「私が武器が小剣しかないからね、とは言え夕方まで何もしないのもアレだし・・・、近場で何かいい依頼が無いか冒険者ギルドに行って見てみようか?、いい依頼があればそれを受けて、無ければ街を観光すればいいんじゃないかな?まだ街を全部回った訳じゃないしね」

 私「そうだね、それじゃ明日はとりあえず冒険者ギルドだね」

 アテナ「美味しい朝食を食べてからね」

私達は明日の予定を決めると就寝した。


 次の日の朝、私達は朝食を食べると、ちなみに朝食はドイツつながりなのか太くて大きいボロニアソーセージと呼ばれるタイプのソーセージが2本とサラダ、ヴァイスブロートと呼ばれる柔らかめなパンにコーンスープだった、冒険者ギルドへ向かって歩いており、

 アテナ「初冒険者として活動だね」

 私「そうだね、いい依頼があればね?アテナの武器が無いから討伐系は無しだよ?」

 アテナ「分かっているよ、どんな依頼があるのかな?」

とアテナは楽しみにしながらご機嫌だ、私は北にいくほど魔物は強くなると聞いているので正直不安だった・・・。


 私達が冒険者ギルドに着くと、少し遅めに来たのもありクエストボードの前には数名しかおらず閑散としていた。


 私達は現在の黄銅級で受けれる依頼を物色していると、

 アテナ「ロックこれなんてどうだい?報酬が500ゴルドだってさ、他より全然高いよ」

私はアテナに見せられた依頼書を見ると、

 私「これは受けない方がいいね」

 アテナ「どうしてだい?」

 私「ここを見てくれ」

私は依頼書の作られただろう日付を指差し、

 私「この依頼書は多分大分前に貼られてるし、依頼が探し物だろう?多分見つからないから処理されてないんだと思うよ?」

 男「いい所に気が付いたな?」

私とアテナは突然後ろから話しかけられ、全然気配を感じなくて驚きながら、

 私「どちら様で?」

と少し警戒しながら話しかけると、

 男「私かい?私は・・・」

 オルテガ「どこに行ったかと思えばこんなとこにいやがったかギルマス」

買い取り担当のオルテガが来て男の事をギルマス・・・要はギルドのマスターという事だろう。


 ギルドマスター「ふむ、呼ばれてしまったからには名乗ろうか・・・、カリヴィアの街の冒険者ギルドのギルドマスターのグレイだ、よろしく頼むよ期待の新人冒険者のロック君とアテナ君」

私達はいつの間にか期待されている事に不思議な顔になりながら、

 私、アテナ「よろしくお願いします」

と声を合わせて挨拶をした。


 オルテガ「お前等ちょうどいいとこに来たな、悪いがまた奥でギルマスに昨日のを見せてくれないか?」

 私達は特に急ぐことも無いし、ベアハッグの買取の件だと分かっているので、

 私「構わないですよ」

そう言うと、オルテガとギルマスの後ろに付いて行く・・・。


 昨日と同じ解体場に来ると、私はカバンからベアハッグの死体を取り出すと、

 グレイ「ふむ、本当に殺し経てのようだね・・・」

そう言いながらベアハッグの死体を検分すると、

 グレイ「ロック君ありがとう、とりあえず仕舞っておいてくれるかい?」

私はそう言われたのでベアハッグを仕舞うと、

 グレイ「そのカバンを誰かに譲る気はあるかい?一生遊べる金額が貰えるとして」

 私「このカバンは私しか使えないようになっているので、死んだらどうなるか分かりませんが・・・」

私がそう言いながらカバンをギルマスに差し出すと、

 グレイ「ふむ、本当だ・・・、手を入れても何も入っていないし、何かを入れても普通に入るだけだな?」

と色々試すが私以外が使おうとしてもただのカバンなので、

 私「ええ、私以外には使えないので譲っても意味が無いかと」

 グレイ「それならばしょうがないね・・・、くれぐれも使用する時は気を付けるようにね?」

私は合う人皆にそう言われているので、基本的には信用できる人以外には見せないようにしないとと、改めて心に誓う。


 グレイ「それじゃカバンの事は諦めて、本題のベアハッグなんだけど・・・、この状態のものであればそうだね・・・、今回は1体3000ゴルドで買い取ろう」

私達は想像以上に高い事に驚きながら、

 私「そんなにベアハッグの買取は高いんですか?」

 グレイ「いやいや、普通のベアハッグの買い取りだとよくて200ゴルド、これだけ綺麗な状態なら毛皮が売れるからね500ゴルドかな?」

 私「そうすると後の2500ゴルドは?」

 グレイ「ベアハッグというか熊系の魔物は総じて内臓が薬の材料になるんだよ、それが中々手に入りにくいから高いんだよ、最近手に入って無かったから3000ゴルド、これからもちょくちょく納品してくれるなら薬の需要にもよるけど2000~2500といった感じかな?もし頼んだら狩りに行ってくれるかい?」

私達はそんなに貰えるならと、

 私「ええ、ベアハッグなら狩れると思いますし、欲しい時に言って貰えれば狩りに行きますよ」

 グレイ「そうしてくれると助かるね、目立たないようこっそり頼むからよろしくね」

私達は初級冒険者でありながら美味しい仕事がマジックバッグのおかげで定期的に貰えるようだ・・・、命の危険もあるけど。


 グレイ「それじゃロック君こちらに付いて来て貰っていいかな?」

私はそう言われギルマスに付いて行くと・・・、解体場の奥に更に部屋があり少しひんやりしているようだ。


 グレイ「ここに出してくれるかい?」

私はそう言われベアハッグの死体2体を出すと、

 グレイ「それじゃオルテガ君なるべく迅速に解体をお願いするよ?私は薬師ギルドに連絡を入れておくよ」

 オルテガ「任せてくれ、久しぶりに腕が鳴るぜっ」

そう言うとオルテガは嬉々としてベアハッグの解体を始めた・・・。


 グレイ「そうしたら報酬はメリッサ君から受け取ってくれ、メリッサ君にはロック君とアテナ君が来たら報酬を渡すよう伝えておくからね」

そう言うとギルマスは足早に解体場を出て行ったので、

 私「それじゃメリッサさんの所へ行こうか?」

 アテナ「そうだね・・・、それにしても高く売れたね・・・」

 私「そうだね、しかも今後も定期的に割高な仕事が手に入ったね?」

 アテナ「ロックのおかげでね」

アテナにウインクされながらの笑顔にドキッとしながら、

 私「このカバンのおかげでね」

と赤くなった顔を見られないように足早に受付へと向かう・・・、そんな後ろ姿に微笑みながらアテナも付いて行く。


 

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