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第11話 沙苗から告白されました!だけどタイミングが悪く、返事を返せないまま学園に向かうことに(泣)

第11話目の投稿になります!


物語進行上の都合により、第11話目のタイトルを変更致しましたm(_ _)m


日間ランキング現実世界(恋愛)部門で、19位になりました!(令和3年10月21日付け)

読者の皆様のお陰で、ここまで来ることが出来ました!感謝の気持ちでいっぱいです!これからも、応援をよろしくお願い致しますm(_ _)m

「瀬戸崎 俊吾さん!学園で貴方を人目見た時から、1人の異性の男性として貴方の事が好きです!!だから私と───私と結婚を前提に付き合って下さい!!」


 そう、沙苗から告白された僕は、顔が熱くなっていくのを自覚していく。

 僕は、沙苗からの告白に対する返事を直ぐに返す事が出来ないでいた。彼女──沙苗が真剣な想いで僕に告白してきたという事が分かったからである。



 それから暫くの間、どう返事を返そうかと悩んだ末、僕は沙苗からの告白に対する返事を沙苗に言う。


「こんな僕に告白してくれてありがとう。沙苗が真剣な想いを持って僕に告白してきたんだって思うと、とても嬉しいよ。だから僕も真面目に返事するね。西園寺 沙苗さん、僕は貴女と「返事はまだ待って欲しいです!!」……て、はい?」


 僕の返事は、沙苗が発した声によって止められる。

 そして続けて言う。


「私から告白しておいてなんだけど、今はまだ返事を返すのは待って欲しいの。私が告白した時間帯が悪かったのでしょうけど、そろそろ学園に向かわないといけない時間だから、ね。」


「えっ?あっ!ほんとだ!!」


 そう沙苗に言われた僕は、ダイニングの壁に掛かってる時計を見る。そして沙苗が言ってることに納得する。確かに学園に行く時間であると。

 時計に示されていた時間が、午前7時30分だったのだから。



 なんてタイミングが悪いんだ!!と思いつつも、急いで朝食をかき込んで食べ終えた僕と沙苗は、通学鞄を片手に屋敷を出る。

 だが、屋敷を出た所で思ったことを沙苗に言うことにする。


「沙苗、言いにくいんだけどさ……」


「ん?なにかしら?」


「なんで僕の左腕に抱き着いてるの?という事が1つと、今から白蘭駅に向かってから電車に乗って学園に向かったとしても、遅刻確定だなぁって思ったことの2つかな。」


 そう───僕が指摘した通り、屋敷を出る時から沙苗は僕の左腕に抱き着いていたのだ。

 そんな沙苗は、僕の言ったことに関して、予想外の返答を僕に返してくる。


「ん?なんで私が俊吾の左腕に抱き着いてるかって?そんなの決まってるじゃない。私が俊吾に告白して、私が俊吾の事が好きって気持ちを、俊吾はもう知ってると思ったから、なんの遠慮もなく抱きつけるんだぁ~!って思ったから抱き着いてるんだよ?それと、学園に間に合わないってことで俊吾は慌ててるようだけど、私的には今日くらいは遅刻しても良いんじゃ?って思ってるよ?」


「……沙苗さん?マジで言ってます?」


「うん♪」


 それを聞いた僕は頭を抱えてしまう。そして思った。彼女は一体、何を言っているんでしょうかと。

 沙苗の、ストレートに僕の事を好きだと言ってくれる気持ちは嬉しく思う。だけど僕はまだ、沙苗からの告白に対して返事を返していない。

 それより何よりも、遅刻など以(もっ)ての外(ほか)だと思っている僕は、今日は車(リムジン)で行こう!と思い、行動に出る。

 良い所の坊ちゃんである(実際には財閥会長なのだが)事が、学園中にバレると思ったが、もう開き直ることにした───いや、諦めたと言った方が正しい気もする。


「沙苗、遅刻する訳にはいかないから、車(・)で学園に行くよ!!相良!車で学園に行くから、直ぐに用意をお願い!!」


「えっ?あ(・)の(・)車(・)で学園まで行くの!?でも、俊吾と一緒に行けるならいいや♪」


「畏まりました、直ぐ表に車を回します。少々、お待ち下さいませ。」


 それから少しして、相良が車を僕達の前に回す。僕達の前で停めると、相良は運転席から降りてきて、後部座席の扉を開けると、開いたドアから僕達は乗り込む。僕達が乗り込んだのを確認した相良がドアを閉め、運転席に乗り込むと、車は静かに走り出す。

 そして僕達は学園へと向かうのだった。



 屋敷から出発してから暫くして、僕と沙苗を乗せた車が学園正門前に着き、停止する。その瞬間、学園正門の周囲にいた学園生達が一斉に騒ぎ出す。


『おい!リムジンが停まったぞ!!』


『正門前に停まったということは、この城西学園の生徒よね?しかし一体、誰が乗っているのかしら?』


 そんな騒動の中、僕と沙苗はリムジンから降りる。

 僕達がリムジンから降りてくると、またもや周囲が騒がしくなる。


『おい、リムジンから男と女が1人ずつ降りてきたぞ!!』


『あれはっ!?城西学園1年生にして、西園寺財閥グループの令嬢の西園寺 沙苗さんじゃないか!?』


『そんな西園寺さんと共に降りてきた男子生徒は一体、何者なの!?』


『あの男はっ!?西園寺さんと同じく、城西学園の1年生だ!!確か名前は、瀬戸崎 俊吾だったはず。』


『ん?瀬戸崎?確か、何処かで聞いた事があるような……』


『あっ!何処かで聞いた事がある名前だと思ったら!!今朝のニュースで速報で流れてた名前じゃないか!?』


『あの瀬戸崎財閥グループが、西園寺財閥グループとの取り引きを全て停止するって流れてたニュース速報のやつだよね?』


『そう!それそれ!そのニュースに出てた瀬戸崎財閥グループと、瀬戸崎 俊吾の苗字が一緒だ!!』


『っ!?てことは……まさか!?彼は、あの瀬戸崎財閥グループの御曹司なの!?』


 いや、正確には、その瀬戸崎財閥グループの会長ですよ!と、僕は心の中で返答する。

 そんな騒動の中、僕は沙苗に声を掛ける。


「なんか、凄い騒ぎになっちゃったね。」


「あのニュース速報が流れた後で、俊吾と私がリムジンから降りてくればねぇ。こうなるのは必然よ。」


「ははは……だよね。」と、沙苗に言いながら僕は思った。


 やっぱり、リムジンで学園に来なければ良かったと。変な意地を張らないで素直に沙苗の提案を聞いて遅刻すれば良かったと、ね。


 そんな事を思う僕なのであった───








次話タイトル↓

第1章 学年一の美少女クラスメイトとの同居生活開始編

第12話 騒動の渦中で送る、学園での1日。そして、告白の返事はまだ出来ていない。

誤字・脱字がありましたら、報告して下さると助かります!


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