逃走
今日はもう1話投稿すると思います。
ハア…ハア…ハア…
今、私は絶賛盗賊達から逃げています。
剥き出しになった木の根に引っ掛かり躓いたり、木の枝に引っ掛かり切り傷が出来上がり、服が破れながらも走っています。
あれからしばらく経ち、私はようやく盗賊達を撒けたようで、しかも、近くに丈の長い草や木の枝等で上手いこと体を隠せられそうな場所を見つけたのでそこに隠れます。
そこに隠れた後、盗賊達が追い付いて来ました。そして、何故かそのまま通り過ぎずに私が隠れた場所の周辺に立ち止まりました。
―フード野郎ここにいることは
分かっているぞ❗―
―そうだぞ~、
早く出てきた方が身の為だぞ~❗―
そう罵声を発しながら近くの隠れられそうな場所を、剣等の武器で叩いていきます。
ただ、顔は何故か笑いながらチラチラ私が隠れた場所を向いていました。
私の居場所がばれてないと思いたかったですが、ここにいることが分かっていながら他の所を潰していって、私が恐怖していくことを楽しんでいるかのように感じます。
それが怖くなり、最初の方もわざと逃がしたんじゃないかと思ってきました。
このまま、ここにいてもいずれ捕まりそうなので、ここから出て後ろを向き、そちらの方へ逃げました。
―やっと出てきたぜ~❗―
―もう一度、鬼ごっこするのか~い❗―
―お頭に誰が渡すか勝負しようぜ❗―
盗賊達は後ろから口々に言い、もう隠すこともせずに笑いながら追いかけています。
そのまま走り続けましたが、今まで走り続けていたのと、恐怖で体が強張っていたのもあいまって、体力の限界でした。
そんな時でした…
「きゃっ❗」
足がもつれて、こけてしまいました。
そんなところを盗賊達は見逃すはずもなく、今度は素早く囲まれてしまいました。
「ひゅ~❗今回の獲物は女だったぜ❗」
「しかも、結構顔が可愛いし、体つきもいいしで、さっさとやりたいぜ❗」
「バカ❗お頭に聞こえたら殺されるぞ❗まあ、その後は好きにしていいと思うがな❗」
『ガハハハハ❗』
どうやら、フードがこけた拍子に外れたみたいで、盗賊達に顔を見られてしまいました。
そして、盗賊達は下心丸出しの下卑た笑みで私を見つめながら、周りで下品な会話しています。
そんな奴らを私は睨み付けました。
睨み付けていると、
「お前ら~❗調子はどうだ~❗」
と、前からまた誰かが来てしまいました。




