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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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宿命の出会い

夜明け前にこそっと投稿。夜明け前が一番暗い・・・嘘つけー!夜明け前は結構明るい!




子牛さんがあむあむとお乳を飲んでますな・・・子牛がいないとお乳もでませんからな・・・そう言えば、まだまだお腹の大きな牛さんがいますな・・・あ?あれ?何だか鳴き声が?切なーい感じですな!あ、これはもしや・・・ここで出産??誰か!誰か!産婆さんばさんはいませんかーーーー!

三人婆さんがいるから産婆さん?く、くだらないことを言ってないで、誰かいないか!


遠くで呼んでる声がする!来てよバーさん!僕のところへ~♪来てよバーさん!私のところへ~♪

心伝える 合言葉 バーさんバーさんバーーーさん♪



我、声のする方へジャーーーーーーーンプ!お!、バーさんじゃなくておじさんがいた!


「お!蛇がいたぞ!」

「このヘビ、村長んところに泊まってるエルフさんの従魔じゃねぇのか?」

「あ、俺今朝見た見た!今日、エルフさんがニク狩ってくるんで肉祭りになるってよ!」

「ボーネンそりゃホントかよ?またいつもの早合点じゃねーのか?」


あ、そうそう!朝村長さんところに慌ててやってきた人いたのが、ボーネンさんだったよ!我思い出した!我思わぬ出会いだった。他にも二人いますな!合計三人のおじさんがいました。


「本当だよな!ヘビ!」


ボーネンさん、我に同意を求めてきたので、我頷いておく。コクコク!


「ほら、ヘビも頷いとるがな!」


ワイワイ言っとるが、それどころではなかろう!我ジャンプして桃林のところへ案内する。はよ、ついてきてや!こっちやこっち!


「な、なんだここ?」「こんな場所、いつのまにできたんだ?」「牧草といっしょでねーの?」

そらビビるわな!いきなり林が出てきて、そこに牛がたむろってるんだから!どれはそーと!はよはよ!牛さんがぼえぅぼえぅ鳴いとるで!


「あ!花子が!此処で産むのか!わら、わらはないか!」


わっはっは!わっはっは!わっはっは!え?違うの?藁はないか?なるほど!藁はないが・・・


緑魔法Lv.4“成長促進プラントグロース!”


花が咲き、実が成り、まだまだ成長・・・実は落ち、葉が枯れ・・・葉が落ち切ったところで、一旦ストップ!枯葉を全部落としましょう!枯葉が落ちたら再び緑魔法Lv.4で葉を生やす。おじさんたち、みんなびっくり!我、風魔法で枯葉をフーフー集める。ほら、おじさんたち、これを使いや!あー、なんか牛さんから水が出てきたヨ!これ、破水っていうんじゃないんか?がんばれ牛さん!がんばれ牛さん!あ、花子っつー名前か!がんばれ花子さん!おじさんたちは何をしてるのかと思ったら、我と同じで応援していた!がんばれがんばれ花子!負けるな負けるな花子!ワーーーーーー!周りの牛さんたちも静かにしている!出産ってどのくらいかかるの?よくわからないけど、こんな野外ではまずいんじゃない?我、土魔法Lv.26で土壁を作り牛さんの三方を囲む。おじさんたちも牛さんたちもびっくり!肝心の花子さんはそれどころではないようです。もうもう踏ん張ってます!

踏ん張ること幾ばくか?日が傾いてきましたな!


「ヘルツ、ボーネン!ここは俺が面倒見てるので、二人で牛たちを畜舎に返してきてくれ!まだしばらくかかりそうだ!」

「エッゲルト一人で大丈夫か?」 

「オレがこの中では一番牛の産婆をやったことがある。なに、今日はものすごく順調だよもうすぐしたら生まれるので、藁を持ってきて帰ってきてくれ。ああ、明かりも忘れずにな」


お?おじさんたち達帰るんけ?そしたら変える前に桃食ってけ!我再び緑魔法Lv.4でちょっとだけ桃の実を成らす。便利やな~緑魔法。一人二つづつ桃をあげます・・・初顔の二人はいぶかしんでいたが、ボーネンさんは桃にかぶりついていた。


「お前らも食った方がええぞ。このヘビさん、村長宅で大人気だった。オレ、今日仕事なかったら村長宅にずっといたかったもん」

「お前・・・それで今日遅くなったのか?」

「エッゲルト・・・怒るのは後だ、俺たち牛たちを連れ帰ってまた来る。ヘビもまだいるんだろ?」


コクコク。事の成り行きを見守らなければなるまいて!命を宿すと書いて宿命や!宿命の出会いに乾杯・・・杯はないから乾桃や!我ら三人と一匹、生まれた時と所は違えども、死ぬときは同じ時と所で!えーーーーー?桃園の誓いか!そんなにおおげさ?



お読みいただきありがとうございます。

モウ完全にリズムが狂った・・・

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